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鉈や斧で怪我しにくく薪を割るには?

前回、鉈で手をヤッてしまった若者の話をしました。


今回の様な一件は、たまたま訪れたキャンプ場であった出来事ぐらいに思っていたのですが、最近特にキャンプ場で鉈や斧で怪我をされる事例が多いという話を聞きました。

そこで、たった数名かもしれませんが当noteを閲覧してくださっている方へ。

1人でも多くの方に現地で怪我をしてしまうことが無い様にここに書き留めておきたいと思いました。




斧や鉈を使った薪の割り方は大きく2つあり、斧頭が重くて柄が長い斧を使った、頭の上から振りかぶって薪を割る方法と、斧頭が軽くて短い柄の手斧や鉈を用いて薪を割る方法があります。


まず、今回鉈を手にヒットさせてしまった流れを整理すると


[1]左手に薪、右手に鉈を持ち、左手の薪を薪割り台の上に乗せる

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(この時、薪割り台や木など直接地面から離した状態で行わないと、割れた時に刃が地面にヒットし、刃こぼれすることが多いので注意が必要)


[2]斧or鉈を振りかぶって薪に食い込ませようとする

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[3]斧or鉈が薪に当たらず手に薪を持っていた左手に当たった

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です。

直すべきところは[2]です。


この時、左手に持っている薪と右手に持っている斧or鉈も同時に振りかぶり、薪と刃先をくっ付けた状態で軽く振りかぶり、薪割り台に落とす様にしてください。

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すると、刃が薪に食い込んでくれます。

食い込んでくれたら手をはなしても刃先と薪がくっついた状態になるので、コンコン打ち込み、割っていくことが可能です。

コンコンする際、強くやりすぎると薪が飛んでいく恐れがあるので力加減は徐々に強めて行き、様子を見ながら行うといいかと思います。


食い込まない場合は食い込むまでやってみましょう。


それでも食い込まない場合は、バト二ングというやり方も有効です。

薪の上には先を当て、鉈や斧の背を別の薪や木で叩いて打ち込む方法です。実際この方法の方が怪我なくていいかと思います。

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ナイフでバトニングもカッコよくていいですが、基本ナイフは木を割るためにできていないので、バトニングは斧や鉈など木を割ることに適した道具で行う方が、ナイフの寿命も長く使えていいかと思います。

あくまでナイフでバトニングは緊急時の方法を思ってもらっておいた方が良いかもしれません。


昨年キャンプ地で怪我をした彼にこの記事を見てもらい、この内容で分からない様なことがないか聞いて見て、必要に応じて加筆したいと思います。



最後になりますが

現代社会は刃物≒危険な道具という風潮が強く、危ないものは持たせない。という感じがあると思います。


学校でも、以前より刃物を積極的に使う授業はなくなってきているのかな?という印象です。


家庭でも同様です。



危ないものを持たないこと。


確かに安全で何も起こるリスクが無いのですが、逆に怖さを知らないこと起こり得る事もあるのでは無いかと個人的には感じています?


また、自らの手で動かしてモノを作ったり、調理するから分かる動作や所作の原点を知っている、肌で感じているという事で生み出せるものがあるのでは無いか?


刃物をもっと身近にしていく事でより豊かな人生がおくれると僕は思っております。


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