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【狂気度別】恐怖の育児動画でSAN値チェック!

 三度の飯より酸っぱいものが好きな山城です。こんにちは。怠惰な私ですが、当たり前のように子どものシッター代わりはテレビかタブレットに任せきりです。さて、今回はそんな365日エブリディ子どもに動画を見せている親ならではの悩みについてご紹介します。

子ども向け動画が怖すぎるんよ

 結局この一言に尽きる。怖すぎる。大人からしたら全く良さがわからない動画を子どもが一心不乱に見つめ続ける所までがセットのホラーです。そもそもそれを大人が生み出していると考えるとモルダーみたいなおとなこどもって結構世の中にいるんだなと思う(偏見)。

 ということで早速イカれたメンバーを紹介するぜ!
 視覚・聴覚・ストーリーの三項目の狂気度も一緒にご紹介。

エントリーNo.1「クライベイビーマジックティアーズ」

視覚 ★☆☆
聴覚 ★★☆
ストーリー ★☆☆

 キャラの見分けがつかないこととオープニングの歌詞を初見で聞き取れないことであまりにも有名。
 CGのクオリティは高いはずなのにキャラデザの時点でなんで顔を全て一緒にしようと思ったのか謎。服装だけで区別つくはずないだろ。

 内容は比較的マシで、赤ちゃんたちのスピード感のある泣き方は見ていて面白い。しかし如何せん声の素人感で病む(子役の方がやってるらしい)。

 オープニング曲の聞き取れない箇所はおそらく「友達と魔法と(の?)冒険の世界」と言っているようです。「ともーだーちっとまっほとぼケンのせーかーい」って言ってる。是非聞いてみてください。

エントリーNo.2「ベイビーバス」

視覚 ★☆☆
聴覚 ★★★
ストーリー ★★☆

 来ました。みなさん待望のベビーバス。この動画のすごいところは四、五人くらいの素人っぽい声優さんが全てのキャラを演じており、その演技を繰り返し繰り返し聞くことによって気づけば親が病むところにあると思います。ミュウミュウとキキを黙らせてもピピもモモもトゥトゥも同じ声だしたまにジャンジャンがキキになってたりする(わかる人だけわかって)。うちの子はチョコ兄(にい)が好きでした。チョコ兄(にい)って呼び方何?

 動画の内容はかなり良い。生活ルール系の動画だけでなく、地震の時の対応犯罪者と対峙した時の対応など、日本ではあまりお目にかからないけど必要な情報が出てくる。

 ただ、双子のパンダがレスキュー隊員になっていたと思ったら、怪我して救急車呼ぶ動画が直後に流れて、かと思えばパンダが漢字をむにゅむにゅすることで物を現実にする超能力を使う動画が流れてきたりする。動画のカバー範囲が広すぎて設定の違いに親が混乱します(子どもは普通に見てる)。

 ちなみに亜種にSuperJoJoがあります(運営が一緒)。映像は違うんですが耳から入ってくる情報がほぼ同じなのでよそ見しているとどっちがどっちだか聞き分けがつかない。

エントリーNo.3「リトルエンジェル」

視覚 ★★☆
聴覚 ★★☆
ストーリー ☆☆☆

 純粋に音痴。CGも一見すると普通なのですがよくよく見ると結構怖い。子どもの顔デカすぎ。内容は可もなく不可もない。歌がほとんどです。

 ちなみにココメロンって動画のキャラが酷似しすぎていて違いがわからないのですが、ココメロンの方が歌が上手く、CGが怖い、という違いでいいんでしょうか。有識者教えて。

エントリーNo.4「ライアンズワールド」

視覚 ☆☆☆
聴覚 ☆☆☆
ストーリー ★☆☆

 ここに来て急に海外のキッズユーチューバーになりました。何故かというとちょっと私が休憩したかったからです。見ていてとても安心する。日本語訳をちゃんとした声優さんが演じてらっしゃるから。子ども役もちゃんと声優さん。これは推せる。

 基本は楽しそうなホームビデオだけどたまにちゃんとタメになる動画もある。謎のキャラによるアニメもある。

 ただし「これを攪拌するよ。混ぜるってこと!」と言い出します。攪拌問題は次のエントリーでも語ります。

エントリーNo.5「ことばのパーティ」

視覚 ☆☆☆
聴覚 ☆☆☆
ストーリー ☆☆☆

 これはネットフリックスで見ることのできる海外の子ども向け番組(urlは多分英語)。おむつが外れていないゾウ・チーター・ワラビー・パンダの四人の赤ちゃんが言葉についてうごくかべさんから学びます。

 凄まじい癒し効果があることであまりにも有名。声優さん達の演技もさることながら、動きのリアルさがすごい。内容もとても良いです。「泣くんじゃなくて、言葉で教えて」と、感情の発露の原因を言葉で伝えることの大切さを教えてくれます。

 ただし攪拌のことは攪拌と呼ぶ。

 攪拌て。攪拌って漢字が書ける日本人がどれほどいるというのか。攪拌なんて理科の実験と天野月子のウタカタでしか聞いたことない。

 これおそらく「混ぜる」は動詞で「攪拌」は名詞で、向こうではスタンダードな言葉だから両方教えてて、こう訳すしかないってことなんでしょうね。言葉って難しい。うごくかべさーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!

エントリーNo.6「ボブトレイン」

視覚 ★★★
聴覚 ★★★
ストーリー ★★★

 SAN値が大幅に回復したところで参りましょう。ボブトレインです。ボブトレインです。トーマスじゃないですトーマスはトーマスでやばいけど)。

 ボブトレインは視覚・聴覚・ストーリーの全てから狂気を感じることができる。CGのクオリティは見てもらえばわかる通りポピーザぱフォーマーにほぼ近似。聴覚は喋って歌っているボブ役の方、多分下手ではないんだろうけど音質が悪すぎる。もしかしてその録音スタジオ、風呂場ではないでしょうか?そして内容はテンポ感とCGの動きが控えめにいって悪夢に近い

 インスタントに狂いたい方向け。どこに出しても恥ずかしくないSAN値チェック動画です。

エントリーNo.7「色を学ぶ卵の動画」

視覚 ★★★
聴覚 ★☆☆
ストーリー ★★★

 エンジンが掛かってきましたね。こちらはもうタイトルから意味不明なんですが内容は単純です。ただひたすら意味不明に卵の色が変わり、その色と名前を紹介していく動画。その色の変わり方が相当狂気じみており、我々を恐怖のどん底に陥れます。しかしこの動画の何が一番我々を狂わせるのか。

 字幕です。ぜひ字幕をアマプラで見てください。

 字幕の翻訳がひたすらエキサイトしてます。自由流動性。あとCGのクオリティはボブトレインに通じるところがある。BGMも歌も全くなく無料素材っぽいSEしか鳴らないところがかえってホラー感を演出しています。

 「うるさいのは嫌だ」「静かに狂いたい」そんなあなたにおすすめの一品(リンク先、似て非なる動画の可能性があるんですがまぁ似たようなものなので…)。

エントリーNo.8「ピンキッツ!」

視覚 ☆☆☆
聴覚 ★★★
ストーリー ★☆☆

 こちらは一つの動画が全世界的にあまりに有名になった為狂気度が高いと判断させていただきました。そう。ご存じあのベイビーシャークの流行らせ元です。お前のせいで…

 一度聴いたら忘れられないキャッチーな音楽。作者不明の曲を動画にして超有名になったので、同じメロディを使った動画がバージョン違いでアホほどある。ちゃんと確認してないけど多分百番煎じくらいしてる。ほぼ耐久動画なんよ(心のノブ)。

 子どもがハマるとずっと同じメロディが流れ続けるという点では、クオリティに問題がないのに狂うベイビーバスに近いものを感じます。

 ちなみに、ベイビーシャークを数時間ずっと繰り返し見せるという嫌がらせを看守が囚人に行い、拷問行為として処罰された海外のニュースを見かけました。ほれ見ろやっぱり拷問じゃねぇか。

エントリーNo.9「なんかよく分からねぇが大人がおもちゃでひたすら遊ぶ動画」

視覚 ☆☆☆
聴覚 ★★★
ストーリー ★★★

 特定の動画配信者とかではなく、こういうジャンルとしてです。これ系、無限にある。アンパンマンのおもちゃで遊ぶタイプが人気でよく見かけますが、素人の大人が声を作ってひたすら子ども向けの遊びに興じる様は見ていて非常に辛いものがあります。

 公式が放置している限りは我々が口出しすることではありませんが、それにしても非公式じゃねぇかという感想しか湧かない(嫌いすぎるのでリンクも貼らない)。

エントリーNo.10「クマーバチャンネル」

視覚 ☆☆☆
聴覚 ★☆☆
ストーリー ☆☆☆

 個人的な推薦動画「はみがきパトロール」です。合いの手を入れるタブリス(タブレット+リスで何故か宙に浮くキメラ)の中毒性が高い。音楽の勢いがすごい。

 全然関係ないけどWiki見たらクマーバ役ファイルーズあいって書いてあって「嘘だろ徐倫…!」ってなりました。

 あとクマーバの挙動がちょっと怖い。

エントリーNo.11「五味太郎チャンネル」

視覚 ★☆☆
聴覚 ★☆☆
ストーリー ★★☆

 五味太郎の絵本が動画になったよ!!!!!!!!

 なんで?

 全てのクオリティが高いが、絵本の読み聞かせだし元々絵本ってシュールというか意味不明なので、独特のテンポで若干病みます。「がいこつさん」の地の文の煽りスキルが高すぎる。

エントリーNo.12「A Story Japanese」

視覚 ★★☆
聴覚 ★★★
ストーリー ★☆☆

 海外の絵本読み聞かせ動画です。情景描写の語り口がいやに丁寧。マッチ売りの少女とか聞いたことがあるやつもあれば、無限にお粥が湧く魔法の鍋の話(おいしいおかゆ)とか、知らない話もあって面白い。

 二次元と三次元を組み合わせた映像もなかなかすごい。舞台みたいだね(?)。

 なんだかクセになる演技力。字幕もたまに誤字ってます。

エントリーNo.13「モーフルとミラ」

視覚 ☆☆☆
聴覚 ★★☆
ストーリー ★★★

 アニメーションはまともなんですが、話をよくよく見てみると登場人物全員が狂ってやがる。すごい。ツッコミどころしかない。モーフルとミラはセットでSCP財団に収容してもらった方がいい。

 モーフルの「ミラ〜(高音)」の声が耳から離れなくなったらミーム汚染されたと思ってください。

終わりに

 いかがでしたでしょうか。イカれたメンバーを見てちょっとでもクスッと笑っていただけたら私は本望です。同人活動と家事と育児を成立させるためには耐久動画と戦わなければならないという恐ろしい事実を目の当たりにさせてしまったらすみません。

 結局パウパトロールが一番なんだよな。次点でぽこよペッパピッグおさるのジョージも推します。ぽこよはマジで工藤静香のナレーションがいい。

 あと普通にSUSHI食べたいとか顔ドンとかに子どもがハマってもセルフ耐久動画することになるので注意されたし。

 パウパトロールの素晴らしさについては別記事にまとめたいと思います。以上、お付き合いいただきありがとうございました。

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