【社内報転載】会社見学 アサヒビール編
※本記事を音声化しました。よろしければこちらもお聞きください
※本内容は株式会社omenの社内報である「ナカシマコラム」の約半年前の内容を転載しております。
※掲載タイミングと記載タイミングに差異がありますのでその点ご了承ください。
会社見学と聞くと学生の課外授業のイメージが強いかもしれない。
しかし、工場などは休日に一般開放している会社は数多くある。そして、日本には数多くの工場がある。東京と言えど30分ほど電車に乗れば田舎だ。熊本とさほど変わりなくなる。
そのため、東京では会社見学もとい工場見学が休日の暇を潰す選択肢のひとつとしてあがる事も多い。
我が家も茨城の田舎まで電車で1本30分ほどで移動できるため、工場見学へ行く事となった。
こう書くと嫌々決まったように思うかもしれないが、工場を選ぶ私といったらとても前のめりだ。
工場見学など他業種の現場を見学できる機会はとても貴重だ。数多くの学びがある。
工場の機械に対しての興味の大きさは大前提として、会社のデスク配置ひとつにしても、こういうチーム編成だからかな、なるほどこれなら連携がとりやすいな、などなど人類の叡智が詰まっていると言っても過言ではなく、考察すればするほど学びがある。ワンピース考察をする時間よりよほど有意義だ。
そして、先日行ったのは天下のアサヒビールの製造工場。アサヒビールの工場見学はアサヒビールミュージアムと銘打っており、さながら遊園地のような革新的な映像など様々な演出が施されていた。(ビールの製造ラインを4DXのように浮遊・体感できる映像コンテンツはさながら富士急ハイランドにいるかと錯覚するほど)
この工場で1日に製造・出荷されるビールの量は350mlのビールを1日2缶飲む人が飲み切るのに4000年かかるほどの量らしい。それだけ稼いでいるからこそ、これだけお金をかけられるのかと思いがちだが、どうやらそれだけではないらしい。
茨城と言えば筑波大学である。筑波大学と言えば学研都市として産官学が連携をとり前衛的な研究を行いそれを産業に活かしている。
そして、アサヒビールの初代広告塔は落合信彦氏。あまりピンとこないかもしれないが筑波大学助教授の落合陽一氏の実父だ。その辺りの関連性から単なる産官学の関連性以上のものがある事は想像に難くない。
行った事のない土地にも、行った事のない会社にも立派な歴史がある。そして、誰にも成しえられそうにない偉業にも多くに知られていない関連性や後ろ盾があったりする。
その様な歴史には学校では教えてくれない魅力が秘められている。