円錐角膜を治したい!〜①手術を検討し始めたきっかけ&検査予約〜
5年くらい前(当時20代中盤)から、ソフトコンタクトレンズや眼鏡を処方してもらうために眼科で視力検査を受けても、なぜか左目だけ矯正視力が出なくて疑問に思っていた。
ようやく昨年、円錐角膜だと診断された。
特に左目が重度らしい(右目も円錐角膜だけど、まだ軽度だから、ソフトコンタクトレンズや眼鏡でも矯正できるレベル)。
半年くらい前から、円錐角膜専用のハードコンタクトレンズを使用するようになった。
今までソフトコンタクトレンズや眼鏡では見えなかった左目がはっきり見えるようになって感動したし、ハードコンタクトレンズ特有の違和感にもすぐ慣れた。
けれども、今までワンデータイプのソフトコンタクトレンズを使っていた自分にとっては、毎日のお手入れが面倒だった。
そしてなによりも、円錐角膜の症状が重度な左目のレンズが、頻繁にズレたり外れたりしてしまうことが、非常にストレスだった。
実際、半年間だけで2回も左目のレンズを紛失してしまい、新しいものにしている。
円錐角膜専用のハードコンタクトレンズはオーダーメイドのため、高額だし(私の場合1枚25,000円する)、注文してから入荷するまでに10日くらいかかる。
さらに近所の眼科では買うことができず、1時間かけて、取り扱いがある眼科まで買いに行かなくてはいけない。
私はハードコンタクトレンズ生活から解放されたいと考えるようになった。
ネットで調べたところ、品川近視クリニックのイントラ角膜リングに興味を持った。
他にも角膜リングを行っている眼科はあるけれど、私が調べた中では料金が一番お手頃。
円錐角膜の症状が重度な左目だけなら、なんとか手が届きそうな金額だ。
しかし、ホームページにはイントラ角膜リングの手術を受けて視力が回復した例が紹介されているものの、どうやら角膜リングはレーシックほど視力が矯正されるわけではないらしい。
品川近視クリニックのホームページを見ていると、ICL(眼内永久コンタクトレンズ)も円錐角膜の人に適していると記載がある。
高額な料金を払うことには変わりないのだから、あまり視力が回復しない角膜リングよりも、しっかり見えるようになるICLのほうが良いのではないか。
しかし、ICLだったら両目に入れたいから、そうなると予算オーバーだ。
とりあえず検査をしてもらい、自分にはイントラ角膜リングとICLのどちらが適しているのか、先生に相談してみよう。
電話で検査予約をする際に、そのように伝えたところ、対応してくれたお姉さん曰く、「角膜リングはあくまでコンタクトレンズの装着感を良くしたり、装着時間を長くしたりするための手術。視力が回復する人はあまりいない。視力を矯正したいならICLの方が良い」とのこと。
ひとまずICL前提で検査を行うことになった。
ちなみに通常のハードコンタクトレンズの場合、検査の2週間前からレンズの使用が禁止になるけれど、私が使用している円錐角膜専用のハードコンタクトレンズの場合は、3週間前からと言われた。
私は専業主婦で車もあまり運転しないため、なんとかなったものの、仕事をされている方や頻繁に運転する方はかなり不便だと思う。
(②に続く)