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福井の良き物件巡り日帰り旅

こんにちは。
朝晩寒い日が続いてますね。

最近はというと、相変わらずマイクラや他のゲームに明け暮れたり、今年は検定試験を2つ受けることもありそこそこ勉強にも励んでいる。
仕事と食材の買出し以外は、殆どひきこもりのような生活を送っているのだ。

そんな私もたまには娑婆の空気を吸いたく、先月末に福井まで建築物目当ての日帰り旅へ行ってきた。

旅のスケジュール

9:00 自宅出発
9:00~10:30 北陸道で移動
10:30~11:30 メガドンキ福井探索
12:00~14:00 ホテルフジタ福井で昼食、探索
14:00~15:30 西武福井店探索
15:30~16:15 下道で移動
16:15~17:00 センチュリープラザ探索
17:00~18:00 下道で移動
18:00~19:00 友人の退勤待ち、X眺める、脳トレのデイリー消化
19:00~20:30 友人と夕食、車並べて撮影
20:30~21:30 下道で帰宅
※時間は概算

久々の北陸道ドライブ

車を使った遠出はかれこれ半年ぶり。
特に30代に突入してからは移動は少しでも”楽”な方がよく、近年遠出は殆ど電車でしている。

北陸道に限っては走るのは2年ぶり。
特に渋滞もなく、家から現地まではノーストップで移動することができた。

1軒目 メガドンキ福井探索

店舗外観と愛車コラボ

1軒目は、1996年開業の元トリコロールカラーアピタ。
ちなみにトリコロールカラーとは、フランス語の”トリコロール(tricolore)”に由来する、赤・白・青の3色を組み合わせた配色のこと。
90年代に開業したアピタの外観がトリコロールカラーにそっくりであるため、商業施設界隈ではそう呼ばれている。

広告塔にうっすら見える斜め線はアピタの広告跡。

独自性がある階段スペース

早速店内へ。
中はとても広く、立派な食品売り場も兼ね備えたメガドンキに加えアピタ時代からある店舗や100均等も入っている。
メガドンキのなかでも品揃えがトップクラスな印象であった。

階段周りの演出は独自性があり、恐竜とドンペンのコラボはおそらくここでしか味わうことができない。

元アピタ店舗らしい天井
安心感のあるレストスペース

メガドンキらしい賑やかな演出のなかにあるアピタ意匠を眼で漁るのが楽しかった。
レトロな雰囲気のレストスペース(特に椅子のデザインが素敵)もローカルスーパーらしい安心感を与えてくれた。

2軒目 ホテルフジタ福井で昼食、探索

ホテルフジタ福井

こちらは1992年開業の、ユアーズホテルフクイが運営する福井県内最大級のホテル。
自身と同い年物件ということもあり、以前から気になっていた物件の一つでもあった。

バブリーな玄関照明

バブル期に設計されたこともあり、当然お金が掛けられた造りになっている。
玄関入った瞬間から、疲れた眼を癒してくれた。

リミナルスペース
リミナルスペース

館内は平成初期らしい繊細感や温かみで溢れている。
この年代の建築に使用されている金属やガラスの光沢感からしか得られない栄養が存在しているのだ。

リミナルスペースはショーウィンドウ多めで、少なからず百貨店のエキスも味わえる。

ジュエリーショップ

リミナルスペース内にあるジュエリーショップのフォントも独特な感じ。
”ジュエリーショップ”でなく”ジュエリータイム”の言い回しもどこか当時らしい。

お手洗い意匠
お手洗い意匠

館内でも特に印象に残ったのがお手洗いの意匠。
タイル角やカラーバリエーションの豊富さや曲線の使い方がもはや美術館。清潔感もしっかり兼ねている。
商業施設ではないが、"水回りはお店の顔"だと言われるのが納得できる。

四季彩中華シノワにて昼食

建築意匠だけでなく、中華レストランのランチもしっかり舌鼓を打った。
休日限定ランチ”彩季ランチセット”というのを頼んだが、サラダ、スープ、漬物、プチ点心、メイン、ごはん、デザート、薬草茶がついたランチを比較的リーズナブルな価格で堪能することができた。

メインは11種類からチョイスでき、今回は、鶏肉のカシューナッツ醤油炒めという普段食べれなさそうなものを選んだ。
味付けは、酒飲みが大変好みそうな味。

レストランからの眺望

福井市街の景色と次の目的地を眺めながら優雅なひと時を過ごすことができた。

3軒目 西武福井店探索

西武福井店

こちらは1980年開業の古参物件。
年季の入ったコンクリの外観が探索意欲をかぎたてる。
駅近の好立地なことに加え、2021年の改装でロフトや紀伊国屋書店が入り幅広い年齢層で賑わっていた。

6階催事場では時期替わりで催し物があり、来訪時期(1月末)はバレンタインフェアが開催されていた。
毎年高校の同級生のひとりが手作りのお菓子を送ってきてくれるので、現地にお金を落とすことも兼ねて、チョコの詰め合わせを買った。

かっこいい照明配置

店内は1階からたくさんのお客さんで溢れていた。
長方形を描くような照明配置が80年前後らしくてかっこいい。

2階婦人服のフロア

中層階は、アパレルや鞄売場等、百貨店によくある構造となっている。
写真は撮ってないが、最上階は近代的な内装のレストラン街が入っている。

半屋外空間
手洗い場

茶褐色を基調とした半屋外空間や昭和の良き時代のSAを連想させる手洗い場など、華やかな店内の脇に散りばめられた昭和レトロな意匠も眼福。

店舗裏側の色付きダクトや非常階段等が同居する情報量多めな外観もどこか目を奪われるものがあった。

4軒目 センチュリープラザ探索

センチュリープラザ

最終訪問物件は、1995年に開業した、ハピラインふくい線武生駅前にあるテナント施設。
ホテルクラウンヒルズ武生に併設しており、学習塾をはじめ観光案内所や飲食店などが入居している。

ロータリーを挟んで反対側にはアルプラザ武生もある。

バブルの残りが折が感じられる色遣い
2階学習塾のフロア

色遣いや吹抜けはバブル期の名残が感じられた。

施設内は塾生数名しかおらず、自身の足音と空調稼働音が聞こえるくらいで、適度な緊張感を味わいながらの探索となった。

ドアラベルに描かれたご当地キャラ
お手洗いのピクトグラム

ドアラベルに描かれたご当地キャラやお手洗いのピクトグラムも可愛らしい。
店舗外のたこ焼き屋さんには焼きそば鯛焼きなど珍しいメニューもあるので、次回武生を訪れたら買ってみたい。

物件巡り後

4軒巡り心地よい疲れと充実感に浸りながら、車好き時代から良くしてもらっている友人と合流するため1時間程下道で敦賀まで南下する。
まさか、汗涙鼻を流しながら夕食を摂ることになるなんて想像すらしておらず。

道中、8号線から眺める夜の日本海が綺麗であった。

予定時刻より早く集合場所に到着したため、Xを眺めたり脳トレのデイリー消化したりしてまったり過ごした。

友人シビックと愛車フィットをコラボ

待つこと1時間弱、友人のシビックが良い音をさせながら場内へ入ってきた。
1年ぶりに会ったのだが、本人も車も元気そうで安心した。

最近の車のコンディションを見せてもらった後、夕食何食べるか相談し、友人の職場の社長おすすめの台湾料理店で夕食を摂ることになった。

地元で人気店ということもあり、お客さんが多く店員さんも忙しそうにされていた。

刀削麺や辛麻婆豆腐グラタン等珍しいメニューを含め種類も多く目移りしたが、初来店ということもあり、ここは看板メニューの”台湾ラーメン中辛”をオーダー。


台湾ラーメン中辛

待つこと15分程で、着丼。

これが中辛か。
普段頂く中辛ラーメンより辛そうだな。
そう思いながら、まずは麺だけすすった。

・・・ん?・・・唇がヒリヒリする!!
これが本場なのか。所詮私はおこちゃまだったんだ。
3口目くらいでリタイアの文字が浮かんだ。

だが、92年生まれの私は、ぎりぎり小学校で”裸足のゲン”や”火垂るの墓”を視聴してきた世代ということもあり、体調が悪いわけでもないし、なるべくお残しはしたくなかった。

何とか完食

30分弱掛かったが、汗涙鼻を流しながら、涼しそうな顔で短時間で完食した友人の話に相槌打ちながら、何とか完食。
流石にスープはほとんど飲めなかった。

いや~これ、明らかに中辛の色じゃないでしょ・・・
そうは思いつつも、この時点ではまだ事実は神様しか知らなかった。

食後も数十分近況話で盛り上がり、20時半頃解散。
帰路へ向かいまた1時間ほど車を走らせる。

旅の余韻と発汗作用等で気分も最高潮に達し、ウーファー響かせながら夜の山道ドライブを満喫した。

最近電車でばかり遠出してたから、たまには車でビート効かせながドライブもアドレナリン出まくったし良い気晴らしになった。
キ〇ガイドライバーにはヒヤヒヤさせられるけど。

帰宅後、思い出に浸りながら眠りついた。

そして翌日。
昼前辺りからどうもおなかの調子が悪く、しばらくトイレと親友になってしまった。
胃腸はやや強めな私がトイレと親友になるなんて余程のこと。
原因はすぐに分かった。昨日のラーメンだ。

会計時からひとつだけ気になっていたことがあった。
注文品の値段と会計額が微妙に合わず、改めてネットでメニュー見た。
神様だけが知っていた事実を、ようやく私も知ることになった。
あのラーメンは中辛でなく、超辛であった。

店員さんも多忙だったし店内もにぎやかだったし、聞き間違えたのだろう。
なにはともあれ、大事に至らなくてよかった。

そんなこんなで、いろんな意味で楽しい思い出を作ることができたのであった。



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