じいちゃん
本を読んでいたらじいちゃんのことを思い出したので書いてみます。
小学生の頃はじいちゃんを怖いと思っていました。車のドアの閉めるときに半ドアにならないように強めに閉めたら強すぎて怒られたことがあります。それからはじいちゃんの車に乗るときは少し怖かったです。もちろん、強く閉めた私が悪いんですが…笑
友達とこたつに頭まで入っていたときも怒られました。懐かしいです。覚えていないだけで色々怒られていると思います。
そういえば、じいちゃんは体が柔らかかったです。毎日お風呂あがりにストレッチをしていました。たまにじいちゃんを真似して私もストレッチをしていました。真似するとじいちゃんは笑顔でした。幸せな時間でした。
成人式の前撮りをしたとき着替える前にじいちゃんとばあちゃんに振り袖を見せに行きました。じいちゃんは凄く喜んでくれました。バンザイって。振り袖を着て気分が良かったのですが、より良い気分になりました。
その年、凄く元気そうだったのに、入院するようになりました。私はひとり暮らしをしていることもあり中々会うことが出来なかったのでいつの間に入院するような状態になってしまったのと驚きました。前からなんとなく聞いてはいたけど信じていなかったのです。まだまだ元気だって思っていました。
もうそろそろかもしれないと両親に会ったとき聞きましたが、やはり信じられなくて。一度会いに行きたいなと考えていたとき、じいちゃんが亡くなったと聞きました。
じいちゃんとばあちゃんの家に少しの間じいちゃんは戻ってきました。じいちゃんに会いに行ったとき涙が出ました。本当なんだって実感しました。
お葬式の日は雨が降っていましたが晴れました。じいちゃんパワーですね。
家にじいちゃんの遺影が飾られているのを見て何とも言えない気持ちになりました。じいちゃんは最高に素敵な笑顔をしています。
また会いたいなと思います。たまに、じいちゃんとばあちゃんの家に居るとひょこっとじいちゃんが現れるのではないかと思ってしまいます。
たくさんの人が泣いているところを見てじいちゃんって凄いなと思いました。私も泣いてもらえる人間になりたいです。
もっと見せたい姿があったのにな。袴とかドレス姿も見せたいな。じいちゃんは私の大学入学を凄く喜んでいたと聞いたので卒業して袴を着たいと思います。ちゃんと卒業したよって。残りの大学生活頑張ります。