たとえ文字を書かなくても、絵を描かなくても、万年筆インクはわたしたちに癒しの時間を与えてくれることに気付く。
インク沼という言葉が広く使われるようになって久しいですが、わたしたち万年筆ファンはコツコツとインクをコレクションし続け、気が付くと「これ一生で使い切れるんだろうか?」というほどの量を所有するにいたりました。(勝手に断定してますが、きっとみんなそうに違いない。)
もちろん、コレクション自体が楽しいということもあります。だから、別にいいっちゃいいのですが、よく考えると一度も万年筆に入れていないインクもあったりして、「少しは使わないとさすがにもったいないな、、、」という気持ちも否めません。
万年筆インクを鑑賞する
ということで、わたくしが少し前から楽しんでいる「インクの楽しみ方」をご紹介しましょう。
それは、インクの鑑賞です。鑑賞というと、インク帳などを作って、紙の上での発色具合を楽しんでいる方は、かなりたくさんいらっしゃると思います。
わたくしは、紙ではなく水の中でそれをしようと思いまして、水にインクを少し溶かして鑑賞しております。溶かしますので、元々の色とは全然違いますから、一生懸命インクを作られた方には失礼かもしれませんが、ご容赦いただければ。
今回選んだのは、パイロットの秋桜です。ほわっとしたかわいいピンクのインク。
容器選び
水を入れるときらきらするような容器を用意します。わたくしは東京タワーのおみやげの水のペットボトルでやってます。100円ショップなどで売っている、表面に凹凸のある小瓶など、いろいろ適しているものはあります。こぼすとアレですので、ふたがあるものがいいと思います。
そこに水を入れます。
スポイトでインクを数滴吸って、、、ボトルへポタポタ。
じわ~~の瞬間がカ・イ・カ・ン!
じわーっとインクが広がっていきます。この瞬間が何とも言えずたまりません。
じわーーーー。(しつこい)
濃度が足りなかったら、もうちょっとインクを入れましょう。
はい!
ピンクのインクですが、このくらいの濃度だとオレンジ要素が強いんですねーという気付きもあったりして、いろいろ楽しいわけです。
照明で癒し効果マックス!
そしてここからが本番です!
下からLEDで照らしてくれるような機器(何という名前か知らない)の上に置きましょう!
じゃーん!
部屋の明かりを消して、ペットボトルを見つめます。もうずっと眺めていられますよー。何とも心地よい癒しの時間です。
光る台は、100円ショップなどでも手に入ると思いますが、わたくしのオススメは、例えばtwodoのセンサー付きのものです。