名前の重要性について
私の母親はアニメや特撮が割と好きな方でオタク気質がある人です。
その遺伝子は確実に兄へと受け継がれています。
小さい頃、兄と母はガメラやゴジラなどの特撮系を映画館へ観に行き私と父がセーラームーンを映画館に観に行く…という組み合わせが完全に出来上がっていました。
オタク気質に関して言ってしまうと、私も小学校〜大学1年までどっぷり嵐ヲタだったので気質自体はしっかりと受け継いでいます。
ハマるものが人間だっただけで。
そんな母は、ジブリ映画も好きです。
その影響かジブリ作品を小さい頃によく観ていました。主だった所でいうと「パンダコパンダ」とか。なんて可愛いパンダなんだ…!と幼いながらに思いました。
母は特に「ラピュタ」と「ナウシカ」だ大のお気に入り。
「ラピュタ」を観た時に思ったそうです。
「子供が出来たら名前は絶対、男の子ならパズー。女の子ならシータにするんだ…!」
程なくして結婚し、兄を授かったワケですがこれを父に伝え苦笑いされたそうです。
最後まで粘ったそうですが、残念ながら願いは叶わず私達、兄妹は「正夫」と「瞳」になりました。
兄はオタクでインドアでスポーツが苦手。身長も低く目立つタイプでもない。外見を気にするタイプでもない。並んで歩いていても兄妹とは思われる事があまりありません。
地味なタイプなのに、名前がパズーだったら…?
もし、ラピュタに起因する名前であったなら根暗兄妹として、今とは全然違う道を歩んでいたに違いない。
もしくは、根明でこれまた違う人生だったかもしれない…。。
名前はその子の一生を左右するものだから、ヘンテコリンなものは付けるべきではないとこの話を親から聞いた幼少期に痛感しました。
私の場合はジブリ嫌いだから、余計にシータじゃなくて良かったよ。
大の苦手だよ、ジブリ。
そして心から言えるよ、瞳にしてくれてありがとう、パパ。