契約『永遠の命の除去』

今までに一度でも男の事を馬鹿にした人間の女は全て、永遠の命を得る権利を得た後、平定の世界へ入った時点から、統治の世界の始点から終点に至る期間の10回分を繰り返した後に魂が死ぬ。
即ち、1万年で該当する人間の女は魂が処分される。
1万年は、正確には永遠では無いが「人間から見た場合は永遠とほぼ同じである」。
よって、この永遠は成立する。
人間の女が、本当に正しい存在ならば、男を馬鹿にした事は人生の中で一度も無い筈である。
本当に正しい生き物で在る事を証明出来た人間の女だけが、正確な永遠の命を得れば良い。
それ以外ならば要らぬ。

この契約の解除方法。
統治の世界の終わりまでに、「私が人間の女を許す事が出来た」のなら、この契約は解除される。
どうしたら「私が許す」のかは、私は答えを言いません。
人間の女が、自分達でどうすれば良いのかを考えなさい。

契約は成った。

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人間の女が不満があるらしいので、平定の世界後の生命維持期間を一万年から五千年に短縮する。

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人間の女が、子供の尻を鞭で叩く事に不満があるらしいので、平定の世界後の生命維持期間を五千年から四千年に短縮する。

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平定の世界後の生命維持期間を四千年から3900年に短縮する。

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平定の世界後の生命維持期間を3900年からに100年に短縮する。0.1秒から見たら100年は永遠と同じなので、何も問題無い筈である。

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平定の世界後の生命維持期間を100年からに1年に短縮する。0.1秒から見たら1年は永遠と同じなので、何も問題無い筈である。

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