母とゲームをした話

私が小学五年生の時の話。
私は友達が家に来ない時は、いつも一人でゲームをしていた。
だから私、思ったんだ。
「きっと、お母さんと一緒にゲームをしたら、一人で遊ぶよりも楽しいんじゃないか」って。
だから母に、「一緒に遊ぼう」って言った。
母は嫌そうな顔をして、渋々コントローラーを握った。

こう書くと、まるで「母はゲームを一切しない人」みたいに聞こえるだろう。
しかし、実際は違う。
母は兄が一緒に居る時は、楽しそうに一緒に成ってスーパーマリオブラザーズを楽しそうに遊んでいた。
ところが兄が居なく成ると、「あーあ、下らない。」と言って、つまらなそうに席を立つのだった。

また或る時は、深夜に部屋が明るいと思って目を覚ますと、母がハットリス(テトリスの作者が作った、帽子の落ち物パズル)を遊んでいて、「お母さん、ゲームで遊んでるの?僕も一緒にあそ」と私が言い掛けると、
「うるさい!話し掛けるな!」
と母は怒鳴った。
「お母さん、今イライラしてるから話し掛けないで。もう、さっさと寝なさい。」
母はこっちを一切見ないでそう言った。
いつもイライラしてる癖に・・・。
私が「ごめんなさい。」と言うと、母は
「黙れ!黙れ黙れ黙れえええ!」
と私に怒鳴る。
私は何も言えなくて、もう黙って布団に潜った。
その直後に母の
「ああああああああああ!」
という発狂した様な声が部屋に響く。
私は頭から布団を被ったまま、
(きっとお母さんも、お父さんが酒を飲んで暴れるからストレスが溜まってるんだよ。だから今は我慢しよう。お母さんの好きな様にさせてあげよう)
そう自分に言い聞かせると同時に、
(何でこんな家に産まれちゃったんだろう)
と心の底から思った。

話は戻る。
コントローラーを握った母は、つまらなそうに仕方無くプレイしている感じだった。
当然、敵にすぐやられてしまう。
私は「あのね、ここでこうしてこうすると上手く出来るよ」と教えるが、
母は
「ほら、遊んであげたでしょ。満足したね。じゃあお母さんやる事あるから。全く、お前なんかと遊んでも、何も面白く無いのに。お前のせいで15分も無駄に成ったよ。邪魔ばかりして。」
と、面倒臭そうに言った。
私は部屋を出て行く母の背中に「ごめんなさい。」と言った。
母はこっちを振り向いて、
「謝る位なら邪魔するな!」
と怒鳴った。
そして、勢い良く引き戸が閉められた。

お母さん、つまんない子で、ごめんね。

でも私、人間の女がしている事も全然面白いと思えないんだけど。
男を馬鹿にしたり、男を見下して面白がったり、男をゴミ扱いしたり。
ブルジョワ階層の男がした事を「男が優位な証拠見つけた!」とか、騒ぎ出すブルジョワ階層の女。
ボクを襲った、人間の女という生き物が今日も世間では暴れ回っている。
だからやっぱり、女の子は子供の頃に、剥き出しのおしりを叩いてあげないと駄目だと思う。
本当は、「剥き出しのおしりを鞭で叩かないと駄目」って言いたいけれど、二世の子が可哀想だから、今回はやめておく。
「物で叩くな」って言った二世の女の子の事も言及しようかと思ったけれど、責めてるみたいだからそれもやめておく。

加奈子の話を書いているけれど、私が泣いてばかりでなかなか進まない。
それでも第七部の該当部分(三話まで)は、八割位は書けたと思う。
完成させて公開しても、誰も喜ばないかもしれないけれど。
後悔したく無いから、公開するまで頑張るよ。
(結局ダジャレで〆る)

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