完敗から考える
私が藤枝MYFCの試合を観に行くようになって3試合目、2022/8/27 第22節 いわきFC戦。
今シーズン観戦した11試合で唯一の負けた試合でした。
1.期待と意気込み
前節では上位対決の鹿児島ユナイテッドFCに逆転勝ちし、ここまでチームの連勝が「6」まで伸びた。
今節は首位いわきFCとの直接対決、自力で首位を掴むチャンスの6ポイントマッチ。
(この時6ポイントマッチという単語を覚える)
さらに、第20節が雷雨のため途中で中止、第21節が台風の影響により延期し、1ヶ月ぶりの待ちに待った試合。
ただ、この絶好調の空気感や流れが時間が空くことで寸断されないか…少しだけ頭によぎる。
この日を迎えるまでの1ヶ月は、これまで同様に藤枝MYFCに関わる知識を頭に詰め込む作業の毎日でした。(これが本当に楽しい)
アウェー戦を観るためにDAZNに登録したのもこの頃です。
職場でも、サッカー好きの人達とMYFC談義に盛り上がり「お前どうしちゃったの?すごい詳しいじゃん」と驚かれました。
迎えたいわきFCとの試合当日、7連勝することを疑わない期待と全力でハリセンを叩いて選手を盛り上げる意気込みで藤枝総合運動公園へ向かいました。
…頭の片隅にあった一抹の不安などかき消されていました。
2.絶望感
90分間一方的に攻め込まれる展開。
息苦しい。
「これ以上点が入らないように早く終わってくれ…」
祈りながら時間が過ぎるのをただ待っていました。
試合は0対3でいわきFCの勝利。
相手を下に見てないし上にも見ていない、楽観視してたわけでもない。
でも、まったく想定していなかった結果。
いわきFCの選手やサポーターの喜ぶ姿を見ることができず、ただ呆然と落ち込んでいました。
悔しい。
3.負けから得たもの
今日も超攻撃的でエンターテイメントなサッカーで首位奪還を期待した試合で完敗。
こんな経験は二度としたくないし、忘れたい。逃げ出したい。
正直そう思った自分もいた。
ただ、うつむく選手達を前にそんな言葉は出していいはずがなかった。
「また頑張ろう」
ゴール裏サポと写真も撮れず引き上げてくる選手達をしっかり直視する。
「次はいい景色を見せてほしい」
そんな想いを届けて拍手する。
全勝するチームなんかあるわけない。
どんなに苦しい状況でも立ち向かう強い精神力、気力、勇気、覚悟。
応援するためはこの気持ちが必要なんだ。
確かに金を払っている客という見方もある。
深く考えず雰囲気を気軽に楽しむ人もいる。
個人の選手を追いかける人もいる。
どれもそう思う気持ちはわかるし、人それぞれサッカーを観る目的が違う。
藤枝MYFCはこの地域の活性化、特に未来のある子供達のために頑張ってくれている。
私はこのチームに感謝し、応援する人でありたい。
そう心に決めました。