知ってる?昔からずっと存在するネジですら不良品が出てしまうこと。
どうも!勃男です!
先週末は船に乗ってクルージングしてきました。
なかなか遊び方を気にするご時世ではございますが、海の上は知らない人と密になることもありませんし、まったり羽を伸ばして楽しむことができました。
まあその後は居酒屋で8時間くらい飲んでたんですけどw
次回は船の上で釣りもしようってことで、どんどん趣味に使うお金が増えていく勃男でした。
さて、本日はネジのお話。
昔から身近にあるネジ、こんだけ普及してるものだから心配ないと思いつつ色々とあるんですよね。
おかげでOMEXの納期も伸びたんです。。。
OMEXのベルトのコマ調整はネジ式。だから発見された不良箇所
あ、最初に言っておきますけど、その不良が発見されたからしっかり検品させてますからね。
日本に発送する前に見つかってよかった...
ベルトのコマ調整、割りピンの時計がほとんどだと思います。
しかし、OMEXは高級感を演出すべくネジ式にしてあります。
割りピンタイプは専用のコマ調整器具がないとコマ調整ができないのに比べて、ネジ式はネジに合う精密ドライバーがあればコマ調整が可能です。
よって、コマ調整しやすいんですよね。
でも
実はこのネジ、2回も再製造してます。
は!?こんなネジ昔っからあるもんやし、なんで失敗すんねん!
ウチらはそう思いました。
ちなみに、ここからは家具屋さんのデザイナーさんに伺ったお話です。
100億円家具企業の担当デザイナーさんのお話
ベッドやソファーの世界でもそんなのは茶飯事。
脚が折れてしまうとか、ネジがはまらないとか、単純な構造こそ不良品が出やすいんよね。
なんでかって?
それは単純な構造だからよ
複雑なものだったらキャリアを積んだ技術者が監視したり直接したりする。
でも単純なものに関しては刑務作業と一緒で、内職や単純作業がメインになるから昨日まで農家だったおじさんや、主婦だったおばさんを雇ってとにかく工場をぶん回すって雑なことするんよね。
「単純な作業だから誰でもできるでしょ。」
そんな甘い考えで製造ライン組むからそんなことになるんよ。
単純な構造の物こそ、繊細な部分があるのにそこを理解していない!
そんで責任者や社長はあまり会社に行かない。
そこから生まれる悪循環。
だからこそ俺たちは、現地に住んだり日本人を駐在させて徹底的に管理する!
でもね、万引きGメンと一緒で、手抜きしたのを見つけられない時もあるんよ。
ネジを製造するラインが10ラインあったと仮定して、その内1ラインが手を抜いて粗悪品を作っちゃう。
それだけでもう1割は不良品でしょ?
こんなんばっかだから、一生この戦いは続くやろねw
と大手でもこんな苦労と戦ってるんやなって現実。。。
不良品はできるだけ減らしたい...
OMECOやOMEXは、開発までに10社ほどの工場とやりとりをしました。
色々な話しをしたり、現地に行って工場見学をしたり。
ここなら安心できる、完璧な商品を作ってくれると思った工場に思いっきり裏切られたこともありました。
様々な問題が次々に出ます。
結果不良品がいくつか出てしまいました。
多大なご迷惑をおかけしたお客様もいらっしゃいます。
この場を借りてお詫び申し上げます。
そんな中出会えた最高の社長さん
また改めて記事を書こうと思ってますが、、今メインで製造をお願いしてる工場の社長さんがKさんという方です。
そのKさんは、お盆休みでも日曜日でも、商品の動画を送ってきてくれて「大丈夫か?問題ないか?」と社長自ら連絡をくれます。
できることなら中国に会いに行きたいんですけどね、今はコロナで会いに行けない...
そんなKさん、不良品が出たぞって連絡すると必ず問題解決に取り組み、真面目に改善してくれるんです。
現在はメインでそこと契約して、商品の開発、製造を共に頑張っています。
そうやって完成したOMEX、最高の仕上がりですよ!
また今度Kさんのお話も書かせていただきますね!