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自称ラッキーガールの安易な運の考え方

いつからか「自分は強運の持ち主なのだ」と思うようになった。自分をラッキーガールと思い、何が困難があったとしても、まあ大丈夫。運がいいので何とかなる。と謎の自信で立ち向かえるようになった。今日はそんなラッキーへの秘訣(?)考え方を書いていきたい。


ラッキーガールと思い始めた最初のきっかけは分からない。しかし多分、確信したのは3年前。友達とベトナム、ダナンへ旅行に行った時だと思う。


旅行の予算を抑えたい私たちはマカオで深夜0時から、12時間のトランジットをするプランを選択。12時間滞在という意外とタイトな時間ではあるが、空港を抜けて街を観光しようと言っていました。


現地について、さあタクシー!と思ったら、タクシー乗り場には長蛇の列!待って、今0時でこの長さ?流石カジノの街マカオ。眠らないのだ。
並ぶしかないものの友達とどうしよう…となっていると空港で見かけた男性集団に「配車してるので、良ければホテルまで送りましょうか?」と声をかけられた。


正直言ってこんな危ない誘いに簡単に乗ったのは、本当に良くない!今考えても良くない!しかし話していると彼らはマカオと日本で仕事をしていて、こっちにはよく来るらしい。そして日本人はあまり見ないから、珍しくて声をかけたそう。


海外旅行のテンションは本当に危ない。いいのか…?と思いつつも長蛇の列に嫌気がさして、並んでられないと誘いに承諾した。そしてロールスロイスが私達の前に現れた時、状況把握が余計出来なくなった。こんなハプニングありえるのか?



ロールスロイスでしっかりとホテルに送り届けてくれた彼らは、私達のためにカジノを案内、ゲームを教えてくれるという。そうしてまた合致した私達。カジノの知識は米粒程度も知らないので、彼らがプレーする後ろで説明を聞きながら見守った。


しかし金額がおかしいのだ。賭けてるお金は100万単位だったのだ。1ゲームが終われば「今300万負けちゃったよ」と隣の男が言った。ロールスロイスの時点でやばい人達と思っていたけれど、違う世界に来てしまった…私達はお金を抑えたくてこんな長いトランジットをしているのに…。


2時を超えたくらい。プレーしていたハーフっぽい男性が「これを出して」とコインを渡してきた。彼のプレーをアシスタントする形で、ゲームに参加させてくれたのだ。それを何度かして、友達と「そろそろ他の場所観光しようか」という話になった。


ロールスロイスに乗って、100万単位のゲームを間近で見れた事は本当に、夢の中にいるようだった。ありがとうございましたと伝えて去ろうとした時、ハーフっぽい男性が 「これ、君のゲームで勝った分。これでダナン楽しんでね」と香港ドルをくれた。


つまりは私がアシスタントした分は、彼にとって実は私のゲームだったのである。いい!いい!と返そうとしたものの、そのハーフっぽい男性は集団の中で1番若い風貌でありながら、恐らくボスだった。誰もお金を受け取ろうとしないし、彼の指示に従っているのだ。


友達と、なんて世界に出会ってしまったんだろう…全部が凄かったね…とその場を立ち去って、スターバックスで一息つき、貰ったお金を日本円で計算してみたところ。全部で15万、1人7.5万円だった。そうしてまだ到着していないダナンの旅行費は、ほぼ無料旅となったのだった。


その時確信した。


あ、私、やはり強運を持っている。



と~~~~~~んでもなく長くなってしまったが、確信したこの時から私の「自称ラッキーガール」は始まりました。何か事あるごとに運がいいと感じれば「めっちゃ運いい」「ラッキー」「ついてる」が口癖。


そう言い続けていると、妹まで信じるようになった。さすがラッキーガール…という言葉で度々私の自己肯定力を持ち上げてくれるのだ。


マカオの話は私の人生においてトップレベルのラッキーな話であったが、簡単な話、ラッキーは思い込みである。何より気付くことが大事。もっと言うと、鬼のポジティブシンキングがそうさせる。


極端にいえば、8時に起きようとして10時に起きた時、ちゃんと起きれなかったと思うか沢山良く寝れたと考えるかはその人次第である。もちろん人との予定に遅刻するのは良くないけど。


世間で常識と言われることをアラサーになって知ったとしても、今まで知らなくて恥ずかしいと思うか、今知れて良かったラッキーと思うかも、その人次第である。


自分がラッキーな人間だと思い込むと世界が少し明るくなる。何より無理矢理なポジティブシンキングが身につく。そしてより自分の身の回りに起こる小さなラッキーにまた気づけるようになるのだ。


そういうことを頻繁に妹の前でしていると、彼女もだんだんとラッキーガールへの道へやってきたようだ。天気予報は雨だったのに晴れてるとか、行きたい店は閉まってたけど代わりに行った店がめっちゃ良かったとか、それを大袈裟に喜ぶ。そうすることで、脳に「私ってラッキーな人間だな」と思い込ませるのだ。


悪いことが続いてついてないと感じる時には、その思い込みが効いてくる。いやでも私、ラッキーガールだしな…多分そのうち何か(ラッキーが)起こるな。なんて思ったりして。


そう思って何も起こらなかった時には、自分で無理やり起こすことも時には大事である。笑(ラッキーの強硬手段)


嘘だと思ってしばらく続けて欲しい。
私たちには強運がついてる。辛い時も、きっと大丈夫。

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