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寂しさはどこから来て、どこへ行くのか。

2021年10月から一人暮らしを始めて、1年と少し経った。
両親の離婚騒動で父に「お前も家を出ろ」と言われてから、その一ヶ月後には一人暮らしをスタートした私。


全くしたくもなかった一人暮らしを、勢いのまま始めて1年。大きく感じたことは2つ。


1. めっちゃ寂しい。
2. 早くも自分の料理に飽きた。


人生で「もう実家を出たい」と思ったのはただ1度。忘れもしない24歳の冬。友人と食事に行くと行って合コンに行った私が、終電を逃し朝帰りをして、死ぬほど父に怒られた時のみ。


父は私が合コンに行ったことは知る由もないし、「終電を逃したから友人とカラオケで1晩過ごす」と連絡をしたにもかかわらず、翌日の早朝に家に帰ると、「ちょっと来い」と換気扇下でタバコを吸われながら死ぬほどキレられた。


もう24歳なのに、朝帰りでこんなに怒られるのか?と私は疑問でいっぱいだった。「この家に住むならこの家のルールに従え(朝帰りをするな)」という父が嫌で嫌で、その時初めて家を出たいと思ったものである。


しかし時は流れ、一人暮らし欲は自然と失われていった。30歳まで結婚できなかったら家を出ます、とだけ伝えていたが、思わぬ形で予定よりかなり早く、したくもない一人暮らしが始まってしまった。



話は戻って、一人暮らしはとにかく孤独。
それが良いか悪いかは人によりけりだが、実家暮らしを好み、したくもなかった一人暮らしを始めた私は、とにかく一人暮らしで孤独を感じている。


仕事が完全リモートで人と出会わない、外に出ないというのも、孤独感を加速させている気がする。


朝、昼は大丈夫。
太陽が出ている間は元気でいられるのに、夜になると突然孤独感が自分を襲うのだ。一人暮らしを望んで始めた人達はみんな、それを感じないのだろうか?そしてこれは、自立が未だできていない、ということになってしまうのだろうか?



またリモートワークで外に出ない生活を続けていると、外に出るのが億劫になるのも問題だ。外に出ることが億劫になると、食材を頻繁に買いに行くのも、とにかく面倒。せっかくリモートだからダレ着で仕事ができるのに、外に出るとなると靴下を履いて下着をつけてズボンを履いてと、意外と準備がいるのだ。そんなこと、週に何度もしたくない。


そんなズボラーな人間なので、週に一度しか買い出しに行かない。ドサッと買って、1週間自炊をする。なぜ自炊をするのか。お惣菜や外食のために、わざわざ外に出たくないからである。外に出る準備より、家でサッと自分で作った方が楽なのだ。


しかしそんなことを1年続けていると、新たな問題と出くわした。


毎日、毎日、自分の味なのだ。


主婦が「自分の料理を食べたくない。誰かの作ったご飯が食べたい。」というのが、これでもかと言うほど、よーーーーーーーく分かった!


しかしたった1年で飽きてしまっては、この先どうなるの?この先ずっと独身でいたら、私はずっと自分の味を食べ続けなくちゃいけない。こんな恐怖、一人暮らしするまでは感じたこと無かった。


この2大一人暮らし問題に私は日々悩まされ続けているのだが、つい先日、友人3人に相談をした。一人暮らしは寂しくないか?寂しい時はどうしているんだ?


1人は全く寂しさを感じず、
2人は友達に連絡をする、という。


そうなのだ。私の最大の問題はここにある。
寂しい時、気軽に連絡できる友達がいない!!!


彼は?と思われるかもしれないが、私が寂しくなる夜に、彼は女友達と頻繁に過ごしているので連絡をしたくない(一緒にいることさえも考えたくない)。という想いが強く、私の脳内の「寂しくなった時に連絡できる人リスト ※登録者未だ0」から彼は抹消されていた。


仲良い友達はいる。頼れる先輩もいる。
しかし自分が弱った時に「今孤独を感じているから、相手をしてくれないか」と気軽に連絡できる友達はいない。っていうか、理由がくだらなさすぎて、そんな自分をさらけ出すのも恥ずかしい。強いて言うなら、身内の妹くらいである。


そんなことを友人に話すと「いや気にしすぎ!」とツッコミを貰った。もし連絡されたら普通に相手すると思うけど、らしい。ほんとか?ほんとなのか?


しかし自分が友人から連絡を貰ったら、嬉しいまであるかもしれない…!(日本語がおかしいけど)
そのアドバイスを貰ってから未だ寂しさをこじらせていないので、実行はされていない。だけど、この持て余した寂しさの原因も私はよく分かっている。


ズバリ、
自分で自分を満たせない
ということが問題だ。


寂しさを忘れるほど夢中なものに出会えたらきっと、人に頼ろうという気もなくなる。これに気付いて改善に当たったことは何度もある。というか、友人を頼れないので日々実行する訳だが、その後は「1人が寂しくないように必死になってる自分」に出会ってしまうのだ。


間違いなく自分がしたいことをしているはずなのに、背中からこっそりと、そいつが現れて「何頑張っちゃってんの?」みたいなことを言ってる。


つまりは現在、寂しさに関しては八方塞がりである。
次の引越し先は地元近くにするか、ルームシェアにでも入ろうかしら、なんて思ったりもするが、アラサーが突然ルームシェアに参加して歓迎してもらえるのだろうか。


結婚できず寂しいからルームシェアに入ったのかな、と察されること間違いなし。いや被害妄想だと思うけど。10代後半、20代前半のアラサーへの見解はまじでシビアなものなのだ。(多分)


未だ寂しさの行き先が見えず、残り1年の契約期間の中で、上手くこの寂しさを付き合えるようになっていきたい。曖昧な終わりとなってしまうが、もし何か改善策があれば教えて欲しい。

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