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ミネラルロマンス 事後報告
あけましておめでとうございます。今年もやってきました、ミネラルロマンスの季節が!!
ミネラルロマンスって?
ミネラルロマンスとは、名駅ハンズで毎年2回開催される鉱物標本の販売会です。春は、アメリカ ツーソンのミネラルショー、冬はドイツ ミュンヘンのミネラルショーへハンズのスタッフさんが買い付けに行った標本が買えます。
このイベントの最高なところは、安いこと!とにかくほかより圧倒的に安くて良い標本が買えます。学生には本当に助かるイベントです。
レポート
自分は初日、2日目と、年明けの3回行ったのですが程度の良いものはおおかた初日で狩り尽くされている印象でした。とはいえ年明けは20%offですし、新しい在庫も出てくるので全然毎日行く価値はあると思います。
戦利品紹介
とにかく標本を見てほしいだけなのでもうどんどん紹介していきますよ!
NO.1
アクアマリン(ショール共生)
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まず一番最初にビビッときたのはこのアクアマリンでした。全体で見た時に長石の翼が生えた片翼の天使のように見えるのがお気に入りポイントです。ショール上に埋まっているアクアマリンも、透明度が高く色が濃いのでマクロレンズで観察してて楽しいです。
2枚目左上側に細く、小さなアクアマリンが群をなしているのが見られると思います。場所ごとに違う表情があるのがたまらなく好き。
No.2
アズライト
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2つ目は同じショーケースにあったアズライトです。そこそこ大きさのある柱状結晶が集まっていて見応えがあります。しかし1番お気に入りなのは真ん中に空いた穴! 写真には写せていませんが、この下にも結晶があって、洞窟探検をしている気分で観察できます。 母岩も色鮮やかで異国気分を味わえます。
No.3 マリ ガーネット
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続いてはマリのガーネットです。 ガーネットと言えば赤色のイメージがありますが、じつは結構色んな色があって、色ごとに名前があったりするんですよね〜 これはグロッシュラーとアンドラダイトの中間のような特性を持ってるらしいです。(僕はあんまり詳しいこと知らない)この標本はパッと見の形が刺さってしまったのでお迎えしました。
NO.4 方解石
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次も全体の形で選んだピースです。三日月形の母岩にコロコロとした方解石の結晶が載っているこの姿が可愛すぎました... しかもよく見ると方解石が2つ双晶のようになっている所が、蝶がとまっているように見えませんか? この標本のお気に入りポイントです。
NO.5 フローライト(レディアナベラ)
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ここからはフローライトを連続で紹介しますよ! トップバッターはイングランドはレディアナベラ産のピースです。 なんと言っても、A面の照りが凄いです。それでいてバランスが取れていていい感じです。 ただ、ダメージが目立つんですよね... 写真じゃ隠せても1番でかい結晶には内部にクラックと、擦り傷がありますし、トップ面は見るに堪えない感じです。 でもそのおかげでお得価格でした!ヨシ!
NO.6 フローライト (ラ・コラダ)
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お次は フランス ラ・コラダの標本です。
照り、バランス、透明度、どこをとっても文句なしのナイスピースで、淡いブルーと透けて見える母岩のイエローが可愛いです。このエッジ部分がステップ構造になっていることで、人工的なディテールが見られるのが選んだ理由です。 自然の中の不自然。僕が標本を集める時にひとつのテーマにしていることのひとつです。
NO.7 フローライト(エロンゴ)
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ゾーニングが重なっている
エイリアン・アイで有名なエロンゴのフローライトです。 濃いブラウンのコア、パープルのゾーニング、角のウィンドウがエイリアン・アイの条件らしいですが、この一番下の結晶がそんな感じなんですよね、大きく欠損してるけど。
グリーンと言うよりはブルー寄りの結晶が透過光で観察していると本当に綺麗です。全体的にマットな感じなのですが、欠損している面から見るとクリアで怪我の功名って感じですね。
NO.8 フローライト (エロンゴ)
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次もエロンゴのフローライトです。同じ産地なのにここまで違うのって面白いですよね〜!
先の尖った結晶が連なっていて山嶺のようになっていたり、フローライトに白雲母が散らばっているのが、結晶の色もあって星空みたいで幻想的でお気に入りです。透過光で見た時の姿が今回お迎えした標本の中で1番綺麗だと思います。
NO.9 アルパインクォーツ
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まだありますよ〜 続いてはアルパインクォーツです。この標本はほんとにてりってりで、大きな結晶にモザイク柄が浮かび上がっているのが良すぎてお迎えしました。人工的な表面とは違って裏は水流をそのまま凍らせたような感じになっていてまるっきり違った表情が楽しめるのが好きです。
NO.10 ファーデン/グウィンデルクォーツ
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次もクォーツです。これはちょっとよく分からないことになってます。ファーデンラインが出ていてファーデンであるのは確実だと思うのですが、右に左に身を捩りながら伸びていてグウィンデルの特徴も有しています。 大きさのまばらな結晶が貫入していてカオスになっている感じが本当に気に入ってお迎えしました。
複雑に入り組んでいるせいで泥がまだ取り除けていない部分があるのでこれをうまいこと処理出来れば更にカッコよくなると思うんですよね〜 実はこれはミネロマが終わってから心残りだったのでお迎えした標本です。ギリミネロマってことで(笑)
NO.11 パイライト(水晶共生)
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もう少しだけお付き合いください。次は水晶の共生したパイライトです。大きなパイライトに覆い被さるように共生した細かな水晶が本当に幻想的でファンタジーの世界から飛び出してきたように思えます。実はこの後手を滑らせて落としてしまい、前に飛び出していた水晶が折れてしまいました(涙)パイライトが酸化するので手袋をつけてたのが仇になりました。ショックすぎる...
NO.12 スターマイカ (水晶共生)
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最後はスターマイカです! 水晶の大きさ、透明度はもちろん、完全な星型に近い結晶が観察できたり、だいぶ最高な標本が手に入りました。特に正面から見た時に、水晶の横にスターマイカの花が咲いているように見えるのがたまらなく好きです。実はこれもミネロマが終わってからお迎えしたのですが、ギリギリ1月中なのでミネロマってことにさせてください....
あとがき
いやー沢山買ってしまいました... ショーケースを前にするとみんな綺麗で欲しくなってしまいます。 今回は共生のある標本の良さに気づけたのが1番の収穫ですかね。 今回標本撮影に使ったのは、Micro Nikkor 55mm f2.8と Macro Takumar 50mm f4です。 今度改めて書こうと思いますが、Nikkorは線が細く緻密差を表現するのに向いていて、Takumarは全体像を写すのに向いている感じがしました。どちらも銘玉と呼ばれるだけあっていい写りをしましたが、同一条件での使いやすさはTakumarに軍配が上がると思います。
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カッコイイ
Macro Takumarはダブルヘリコイドの前期型と間違えて買ったもので、何度が売却を考えたのですが取っておいて正解でしたね。
長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださりありがとうございます!ほぼ僕の標本自慢でしたが、皆さんの推し鉱物も教えて貰えると嬉しいです。それではー!