”わからない”から怖い【日報】
突然ですが、ネットフリックスで話題を呼んだサバイバルスリラー映画BIRD BOXをご存じでしょうか。
『目が合うと殺されてしまう、そして殺してしまうなどの「風」から、自分の子供や家族を守る』という趣旨の映画で、目隠しをしたまま遠い町に物資を取りに行ったり、その渦中でたくさんの人が死ぬ音がしたり(見たら死ぬので、本当に何が起こっているかは本人たちはわからないんです)私が見た映画の中ではどんなグロ映画よりも怖かったことを覚えています。
”見えない”ことで、外で起こっている様々な悲惨な状況は”そうかもしれない”し”そうではないかもしれない”。入ってくるすべての情報について"視覚”を使わずに判断しなければいけないということについて、言葉では説明ができない恐怖を感じたことを覚えています。
併せて、ビビりな私がなぜお化けではなく”見えない”ことに過敏に反応したのか気になり少し調べてみたのですが、人間の五感による知覚の割合は、視覚83%、聴覚11%、嗅覚3.5%、触覚1.5%、味覚は1%といわれているそうで8割もの情報を「見る」ことで得ているということがわかり、妙に納得をしました。
突然なぜこんな話をしたかというと”見えない”ことは思っている以上に不安と不満を巻き起こすということを伝えたかったからです。
会社に置き替えて考えてみると、
・チームメンバーのミッションや仕事内容、今日一日の動き
・新しくメンバーになった方の状況
・自身の評価制度
・自分に課されたミッション
・有給の残数はいくつなのか
など見えていたいものが見えない、ということ。
どの会社にも不文律はたくさんあり、特に紙ベースで管理をしていたひと昔前については”実際に聞かないとわからない””知りたいときに調べることができない”のが当然だったかもしれません。
でも多分どこかに一覧で掲載したり可視化しておけば余計な憶測や計算をせずとも把握できるものが、
どこにも書いていないとか、煩雑で探せないとか自分の権利なのに誰かに聞かないと自分が把握できないっていつの時代にも面倒ですよね多分。
こと会社においては、個人が権利としてもらえるはずのものが
いつ、どこで、どのように、どの程度もらえるのか、今どれくらいもらったのかがリアルタイムでわからない場合不信感につながりますよね。
そう思うと”いつも監視されているようで気持ち悪い”かもしれませんが
”経営する側もメンバー側もいつも監視はしてないけどしようと思えばできる”環境下を作ることはとても大切だと感じた今日でございました。
環境という面では
<人事&経理としてのゴール>
労務:不信感が募らないよう、まずは勤怠関連のオンライン化&自動化を進めること
評価:評価制度の見直しと開示(本人へのフィードバック)
採用:候補者の方へ情報が開示しやすいようなSNS発信やHPの更新
を進めていこうと感じましたし、個人としては
<個人としてのゴール>
入って1か月弱、アトツギである私が何をミッションにやる人なのか
明確に伝える機会を設定できておりませんでした。なので
・自分が何屋なのかを伝える機会を設ける
→コミュニケーションをとる際に経理&人事&総務やってます
といちいち言うことで、何を頼めばいい人なのかを明確にする。
ここにこだわることで、働く人全員が”知りたいときに自分で知れ、ストレスが軽減するよう努めねばなと感じました。
また、スタンスとしては、
・知らないことをなくすために、まずは自分から疑問点を聞いてみることで、”わからない不安”を自ら払拭しなければなと感じた1日でした。
見えない不安を抱えている人が多くいることを認識し、
見えるようにする努力は自分の行動で変えていけることを記すことで
自身に負荷をかけようと思います。(笑)
早く花金でパ~ッとのみに行ける日が来ますように。