「自分の想い」には妥協したらあかん。
新卒採用で、1名組み立てができる方を採用したい
という経営陣の想いを知り、早速新卒採用のエージェントの方と会って話してみた。
私は思った、そこまでに研修制度等整えて魅力的になるようにしていきたいねと社内の人は言っているが風土が変わるのには5年はかかる。求めすぎでは、と。
指定してもらった要件レベルで見ると、ターゲットとなる人材が良く見る条件が、うちにはない。と思った。
新卒が製造業の中小に魅力的に感じる、という”マニュアルが備わっていること”や”懇切丁寧に教えてくれること”という項目があるらしい。もちろんそういう中小は多いと思う。多いと思うが、
残念ながら欠員が出るたびに突発的に補充してきた歴史が長い中小企業群では、手取り足取り教えるけど、マニュアル立ったものはないです。その人それぞれのウィークポイントに合わせて、色々な研修を組んでくれる柔軟性はある。でもどちらかというと重要になってくるのは
職人気質な場所でもあるので
自分で見て学んだり、積極的に質問したり、質問するために感情のネックを捨てたりできる粘り強さや、”今はわからなくても長期的に必ず見返すほど伸びてやるからな!”みたいないい意味でのプライドも必要だ。
一方、組み立ての作業というのは正確にやること、黙々と完成品を目指し作業し続けることが求められるので、人間関係とか、何より”コミュニケーション”というキーワードを避けたい層を積極的に採用する傾向の強い職種だよな、と思った。どうしたことか。
さきほどリンクをはった石川さんは、まずは”曖昧ではあるものの要件を定義”→人とたくさん会うでしっくりこないことに気づく→要件定義から問い直す→偽りなく想いを伝え続け、ひとりひとりに真摯に向き合い続ける
ということで、半年の採用活動で両者が納得のいく結果を出した。
ハッと気づかされたのは最初から”採用すること”をゴールに採用しよう
としていた発想が無意識にあったことだ。
”活躍をイメージし””その上で絶対に譲れない部分””一緒に変えていきたい部分”を 握りあうことで妥協のない採用をしていくことが重要だ。
せっかく”中小”なんだから、部署で分けずに一緒に活躍する場を整える。
人事が人事としてではなく、部署の成功のために何でもやる人として時間を投資すること。
今日は学びばかりです。言うは易し、行うは難しですよね。
頑張ります。