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[GLC]WCS2023以降のGLCの世界[ジムリーダーチャレンジ]

はじめに

みなさんこんにちは omasa(twitter:@omasa9973)と申します。

11/2(木)にババロコGLCに参加しようと思い、久しぶりにジムリーダーチャレンジ(以下:GLC)について色々考えてみたので記録を残しておきます。

そもそもジムリーダーチャレンジってなに?という方は私が過去に書いた以下の記事を参考にどうぞ。
(注:以下の記事はWCS2023までのカードプールの情報で作られています。)


WCS2023以降のGLCトピックス

・ポケモン研究所の禁止

「ポケモン研究所」を絡めた無色デッキはあまりに動きが異次元すぎたため妥当な措置といえます。
私もWCS2023環境であれば間違いなく最強のデッキという評価をしておりサイドイベントでも独自調整した無色デッキを使用しました。

これにより様々なタイプのデッキにチャンスが生まれる…というよりも今まではほかのタイプがノーチャンスすぎたためようやくこのフォーマットが始まったなという感じです(?)

・新カードの登場

 ポケモンカード151、黒炎の支配者、レイジングサーフ、古代の咆哮、未来の一閃が発売されました。このゲームちょっと目を離しただけなのにカード増えすぎじゃないか…?このフォーマットは1枚ずつしか採用できないため何かしら既存のカードの劣化であったとしても2枚目以降の〇〇として採用される可能性があるため隅から隅までチェックする必要がありますね。

個人的な注目カード

多くの新カードの中でも今回私が注目したカードはこの2枚です。

・ワザマシン エヴォリューション

基本的に進化ポケモンをシステムとすることになるこのフォーマットにおいて最強の初動カードが誕生したなという印象をもちました。
ポケモンのどうぐを探してくる手段さえあればスタートポケモンはなんでもいいというのが最大の特徴であり、入れ替える手段を要する上に本体に戦闘力がない「仲間を呼ぶ」系のカードよりもこちらに寄せる方が強力な動きになるのではないかと感じました。

・ゴージャスマント

 流石に100も増えると確定数が1発ぶんズレます。サイドを1枚多く取られるのはワザのダメージを受けてきぜつしたときのみなので不意にワザの効果で即死することがあってもデメリットを受けずに済むのも魅力的でメリットを受けやすいです。結局1回耐えるようになったとしても2回の攻撃で2枚サイドを取られるのなら変わらないんじゃないの?と思う方もいるかもしれませんがその実は全然違います。以下にぱっと思いつくゴージャスマントを運用する際のメリットを挙げてみます。

①回復カードを使うことが出来る
②失うリソースが少ない
③サイドが進まない

①回復カードを使うことが出来る

1回攻撃を耐えることが期待出来る場合、回復カードを運用することが出来ます。今まで回復カードを使ってサイドレースを有利にしようとすると素の状態でHPが高いポケモンを使用する必要があり、そういうポケモンは2進化で場に出すのが大変だったり、技のスペックがそこまで高くなかったり、技のコストが多すぎたりで現実的に戦略に組み込むのは難しい印象がありました。ゴージャスマントであれば誰でも1回攻撃を耐える期待の持てる高耐久にすることが出来るため、構築の工夫次第で新しい戦術が生まれるのではないかと考えました。

②失うリソースが少ない
かなり分かりやすいメリットです。通常の構築戦においてもexポケモンを1回使うことと非ルールのポケモンを2回使うことを比較すると分かりやすいんじゃないかと思います。1枚ずつしか採用出来ずかつ非ルールしか採用出来ないこのルールは結構デッキ内リソースがギリギリである事が多く、1回疑似exポケモンを作れると後続を用意するのが楽になりそうだと感じました。

③サイドが進まない
かなり分かりやすい例を挙げると相手のサイドの最後の1枚を取らせない壁を作ることが出来ます。
ただ、こちらのサイドが進み相手のサイドが進まないというゲーム展開はカウンター系のカードが使いづらく相手には使わせやすいというデメリットにもなるので注意したいです。

デッキ紹介

上記の2枚を含めた新カードを組み込んだ新しいデッキを考えてみました。

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思いつく限りの新カードを絡めたギミックを搭載してみました。もともと超デッキはテクニカルな動きが出来る楽しいデッキなのですが、単純にバトル場を倒し合う展開にしかならない無色デッキとの正面衝突が苦手という致命的な弱点を抱えていました。今回無色デッキの弱体化に伴って再度調整してみたというわけです。
1枚ずつの細かいところまでは解説しませんが大まかなポイントだけかいつまんで紹介します。

期待の新カード

これらはシナジーとか関係なく単純に単体性能として期待の新カードです。
ミニ黒馬である「ネイティオ」は「キルリア」「エルレイド」に次ぐドローエンジンとして期待しています。今までは2進化の「デカヌチャン」くらいしか追加の選択肢が無かったのですが2進化のポケモンを2ラインはサイド落ちまで考えるとなかなか用意するのが大変でした。片割れが1進化になった事でデッキがだいぶスリムになる印象です。単なるドローエンジンだけでなくエネルギー加速も兼ねているため「カラマネロ」のサイド落ちもマイルドに対策出来ます。
「リップ」は超版「ルリナ」で、今まで「すごいつりざお」が採用されていた枠を差し替えました。サポート権を使ってしまうということはデメリットではあるのですが、「エルレイド」の特性バディキャッチから触れる事はメリットにもなり得ます。いままでは超エネルギーを大量に手札に戻しても使い道がありませんでしたが、「ネイティオ」によって効率よくボードに還元できるようになりました。状況に応じてポケモン、エネルギーをどう戻すか選べる非常に優秀なカードかと思います。

エヴォリューション 関連

「ワザマシン エヴォリューション」展開を意識して採用したカードです。「ぼうけんのカバン」「ペパー」は分かりやすく初動で「ワザマシン」をサーチしてくる事が出来るカードになります。「ぼうけんのカバン」は進化させたいポケモンでスタートしてしまった場合も「ワザマシン」と「かるいし」や「ふうせん」をまとめて引っ張ってこれることもシナジーしています。「ミュウ」「ソーナンス」は「ワザマシン」を使う展開の場合スタートポケモンはなんでもいいという特徴を最大限に悪用活用したカードとして採用しています。

ゴージャスマント 関連

「ゴージャスマント」との相性の良いカードたちです。
「エルレイド」は単純に一回耐える事が出来るアタッカーという意味では他のポケモンと大差ありませんが、自分自身で回復カードである「フトゥー博士のシナリオ」をサーチする事が出来るという点で回復戦略の再現性が高くなります。後ろにエネルギーを動かさなければならないというメリットにもデメリットにもなり得るワザの効果は、エネルギーをトラッシュしなければいけない「フトゥー博士のシナリオ」「回収ネット」と組み合わせる事でメリットの色が濃くなりますね。
「ズガドーン」はHPを上げる事で相手のサイドが進まなくなるというメリットをフル活用出来るポケモンです。「ボスの指令」などで関係ないポケモンを取られてサイドを進められないように「リセットスタンプ」などの妨害と組み合わせて使いたいです。
「アセロラ」ではなく「フトゥー博士のシナリオ」を優先しているのは、場に出たとき効果を持つ「マーシャドー」、後述する「ネイティオ」を手札に戻すことによるシナジーがある事と逃げの重いポケモンをロックされる負けパターンを回避できるプレイパターンを作れるからです。

やみうち 関連

「ぼうけんのカバン」「ペパー」と「ワザマシン エヴォリューション」とのシナジーを見込んでポケモンのどうぐを活用しやすいカードを採用したのでもうひとつワザマシンを利用したギミックを採用してみました。「ネイティ」のもつ古代能力Δプラスはこのポケモンがワザのダメージで倒した時に取れるサイドが1枚多くなるというもので要するにGLC界のごっつぁんプリファイです。当然そんな簡単にサイドを多くとれるわけもなくそもそもこの能力がついているポケモンはワザの性能がかなり控え目になっています。それを「ワザマシン やみうち」で強化して使ってやろうというギミックになります。「ワザマシン やみうち」をうまく使うためには事前にダメージを乗せておくというまあまあハードルが高い下準備が必要なのですが、それは超デッキのメインパンチャーである「ギラティナ」の特性やぶれたとびらと劇的にシナジーを形成します。
正直このシナジーのためだけにこれ以外に使い道のない「ネイティ」を採用するのはかなり気が引けるのですが、進化先にシステムポケモンとして申し分のなさすぎる「ネイティオ」が登場したことでかなり自然に「ネイティ」を採用する事が出来るようになりました。
ゲーム中は「ネイティオ」に進化させてシステムを活用し、最終的には「フトゥー博士のシナリオ」「回収ネット」から「ネイティ」を場に出しサイド2枚取りを狙うことが出来ます。
「ワザマシン やみうち」はワザの要求エネルギーが無色3つなので「次元の谷」で要求エネルギーを軽減する事も出来ます。

終わりに

今回も簡潔にはなりましたが思考の過程を記録に残してみました。
一応ババロコGLCに毎回新しいデッキを持っていくという勝手な縛りは継続出来ているのでこれからも時間に余裕がある限り続けていきたいですね。
現代競技ポケモンカードからはすっかり離れてしまいましたがどこかでお会いしたらよろしくお願いします。

感想や質問などありましたらTwitterの方まで気軽にどうぞ
twitter:@omasa9973

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