【ジムリーダーチャレンジ】2024/9/1 GLC禁止改訂を語る
みなさんこんにちは omasaです
今回もジムリーダーチャレンジ(以下:GLC)の記事になります。
本日8/23(日本時間)、GLCの新しい禁止改訂が発表されました。
禁止となるのは以下の3枚です。
・ライコウ
・マーシャドー
・ヨマワル
今回は新しく禁止となった3枚のカードの解説、及び追悼と禁止改訂後の環境について語ります。
ライコウ
このカードの技のスペックはとんでもなく、雷デッキのスーパーエースを務めていました。GLCの世界ではベンチバリア系の特性が存在しない色やあっても1進化しかおらず現実的にデッキに組み込むのが難しい場合もあり、たねのベンチバリアはサイレントラボで突破されることからこの技の制圧力はとんでもないものがありました。ただその代わりエネルギー拘束が厳しく、使うのが大変だよねという点である程度バランスが取られていたのですがここ最近は、
・ワザマシンエナジーターボ
・バチュル
・アカマツ
などライコウと相性がよく、ワザを使いやすくなるようなカードが続々と登場して強化が目覚ましいものがありました。
そしてトドメを刺したのが海外で発表されたこのレアコイルなのではないでしょうか。
特性:このポケモンをきぜつさせる。雷ポケモンにトラッシュから基本エネルギーを3枚まで自由につける。
このゲームは自爆系でサイドを献上することはそれなりにリスクがあります。というのもサイドを1枚ずつしか取れないので1枚献上して1枚取っても別に有利にならないんですよね。ただ、ライコウは1回の攻撃でサイドを2枚取ることが出来るポケモンなのでリスクが少なすぎる‥というかリターンが流石に大きすぎます。
周囲のサポートカードが強固になった結果アメイジングシュートが使いやすくなりすぎて、ベンチバリアを持たない色が存在出来なくなってしまうという観点から禁止になるものと思われます。
ライコウを軸とした雷デッキに関しては私が過去に記事にまとめているので概要はそちらをご覧ください
最後にステラミラクル環境で使おうと思っていたライコウ軸雷のデッキを紹介して追悼とさせて頂きます。
もう死んでしまっているデッキなのですがせっかくなので変更部分の超簡易解説
・バチュル ライコウ関係なく場に4エネおけたらそら勝つ バチュルとのシナジーを考えて基本草を増量
・ゼラオラ 雷が求めていたHP低いポケモンをコスパ良く倒せる軽量アタッカー
・アカマツ 加速としても強いけどエネルギーの色を揃えるサーチを兼ねてる為初動で使えるのも偉い(キバナやマリィのプライドなど先にトラッシュに送り込む必要があるカードたちとの違い)
・夜のタンカ げんきのかけらの完全上位カード
マーシャドー
上述したライコウ軸の雷デッキは非常に強力で、個人の研究の結果ほぼ全てのデッキに有利に戦えるという結論が出ていました。
上述の雷デッキは世間的には人気の無色デッキや水デッキに対しても大幅に有利です。
水デッキ相手はシンプルに弱点で戦いやすく、また無色デッキ相手はサンダーの追加が非常に大きくカビゴンを倒すのに手間取らなくなったためライコウのシステムへの圧力とサンダーの縦の突破力を合わせると無色側の方が要求値が厳しいゲームになります。
そんな中、唯一雷に有利に戦えると判断していたのが超デッキです。
たねのベンチバリアがいてミミッキュがアメイジングシュートを打ち返すことが出来る点から雷の強みを消して戦えます。理解度があるとほとんど超が勝つマッチアップだと思っています。
私がガチバトルの場において超デッキを好んで使っていたのはそういう理由からでした。↓参考
そんなわけで禁止改訂前ステラミラクルまでのGLCは超・雷の2強環境だと考えていたわけですが、雷だけでなくその超デッキにもメスが入ることとなりました。
マーシャドーは優秀なシステムポケモンです。禁止に至った理由としては先手1ターン目に手札に介入出来るという部分がよろしくないと判断されたからなのではないかと思います。一応レッドカードなど他にも同じ動きが出来るカードはあるのですが、ボールから持って来れる点で再現性が段違いですよね。
ちなみに超デッキをやり込んだ身から言わせてもらうとこのマーシャドー、妨害よりもむしろ自分都合のドローエンジンとしてかなり優秀です。ポケカの歴史でもデデンネGXやクロバットV、現代だとイキリンコexなどたねポケモンでドローを補助してくれるカードは活躍してきました。しかし非ルールのポケモンでそのような特性を持ったカードはほとんど存在せず、GLCの世界において基本的にドロー出来るシステムは1進化か2進化に頼ることになります。そんな中このマーシャドーはボールから手札を動かせる為事故防止にかなり貢献してくれるのです。
超デッキの弱体化、先手1ターン目の手札の介入と禁止の理由がそのどちらか或いは両方なのかは定かではありませんが禁止カードの選定の理由としてはどちらでも妥当だと感じます。スタンでいた頃もだいぶ悪さしてたけどちょっと強すぎるねこのカードは
ヨマワル
これに関してはあまり悪さをしていた印象がなかったので驚きました。そもそもそこまで採用率が高いカードではありませんからね。
エクストラで大暴れして収監されたのと同じ理由で、HPが低い相手に先1キルが発生しうるから一応禁止にしとくかくらいの感じなんじゃないかなと思います。
例えばヨノワールを採用したデッキにおいて、相手のスタートがシビシラスだった場合ボールからヨマワルを持ってきて特性でサマヨールに進化の先1キルが発生してしまう可能性があります。
実際の使用率や強さなどではなくこのような噛み合いによって双方が楽しめなくなるゲームが発生することを懸念してのことかと思われます。
ちなみに私が知らないだけで海外では爆発的に流行しているとかの可能性もありますがそこまで海外事情に詳しいわけではないのでご容赦ください。
禁止後の環境について
超デッキはマーシャドーの禁止により初動の安定など多少弱体化は免れませんがそれでも強デッキとして居座ることになるでしょう。
超雷両方にかなり不利という不遇な立場であった水デッキも少しは立ち位置が良くなるかもしれません。
ライコウが禁止になったことでベンチバリアの採用をしなくても良くなる可能性があり、その場合はデッキのスペースにかなり余裕ができるため新しいギミックを搭載したものを考えてみてもいいかもしれないですね。
ライコウの禁止でベンチバリアに対するガードが下がった場合、ばら撒き系のデッキにチャンスが生まれるかもしれません。有名なところで行くと超や雷ですが、ばら撒き系のデッキは構築プレイ難度ともに高く完成させる人間が現れるかは不明です。
ベンチバリアがいないせいで事故以外でライコウに勝つ手段のなかったデッキたちが台頭してくる可能性もあります。個人的にはブリジュラスで強化された鋼と着実にシステム面での強化をもらってるドラゴンデッキに注目しています。どちらもデッキを煮詰められてるとは言えない状態なのでこれを機に色々と考えてみようかなと思っています。
終わりに
今回の記事はここまでになります。
禁止改訂は一般的にはネガティブなイメージがあるイベントですがこれを機に理不尽なゲームが減り様々なデッキが見られるようになるといいかなと思います。
この記事を読んでくれた方とどこかGLCのイベントでお会い出来るのを楽しみにしています。
記事の内容が良いと思ってくれたら世界のどこにいるかも分からないGLCプレイヤーの為にも拡散してくれると嬉しいです。
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