【音痴】兄の念能力によってかけられた呪いと私の克服法
コシダカ S高 おめでとうございます
1年前に買って塩漬けになっていたコシダカホールディングスの株が、本日やっと救われました。
もともと「カラオケまねきねこ」で使える優待券が目当てで100株だけ購入したわけですが、どんどん株価が下がっていくもので、気が付いたら1100株まで増えていました。
なので今年貰える優待券は10000円分です。
コシダカの株を買った理由
シンプルに「カラオケまねきねこ」によく通うようになったからです。
実は私は音痴で、人前で歌を歌うことを極端に嫌っていました。
だから音楽の時間はもちろん、合唱コンクールも卒業式も、友達の結婚式も口パクで、カラオケもほとんど行ったことがありませんでした。
そんな私がカラオケにハマって【音痴】の呪縛から解き放たれるまでをお話ししたいと思います。
自分が音痴だと思うようになった出来事
私が小学1年生の頃、学校で習った歌を家で歌っていた時です。
兄が「おまるって音痴だね!」と言ってきました。
そりゃ1年生でしっかり音程をとれる子なんていないと思うのですが、兄はスポーツも勉強も音楽も得意な優等生。4つも年が離れていれば、へたくそとしか思えなかったのかもしれません。
私はその言葉にとても傷つき、それ以来、人前で歌うことを封印しました。
まさに兄にかけられた呪いです。
カラオケに行くようになった背景
コロナです。
・友達を遊びに誘いにくくなった
・出かけるところがなくなった
・ストレスはたまる一方…
そんなわけで、近所にできた「カラオケまねきねこ」に夫と行くようになったんですね。
世間は飛沫感染を気にしてカラオケから遠ざかったみたいですが、ひねくれ者の私達夫婦は「歯医者が全然クラスター起こしてないのにカラオケがダメなわけあるかい!」と思っていました。
とはいえ、苦手なカラオケ…
1曲目がなかなか入れられないのですよ。やっぱり人前で歌うのが恥ずかしくて。
やっと選曲したところで、声が出ない。
そもそも音程が合っているのかもよくわからない。
キー下げだとか音程の概念もわからない。
音痴のタイプって色々あるらしい
昔、何かで見たのですが、音程がハズれていることがわかるタイプと、ハズれていること自体がわからないタイプがいて、後者は本当の音痴で治せない・治すのが大変らしいです。
私は、ハズれていたら「なんか違うかも?」と思えるけれど、合っていても合っているかどうかはわからない・自信がないという感じでした。
私がした練習方法
『見えるガイドメロディー』
音程の確認と音程のとり方
カラオケにあまり行ったことがなかったので知らなかったのですが、予約する時に色々いじっていたら、採点しなくても音程バーを出すことができる機能『見えるガイドメロディー』を発見しました。
これでどれくらい音程がとれているのかを自分で知ることができます。
最初の頃は結構ハズれてた気がしますね。
でも元々ゲーマー気質な私。
「ビーマニみたいな音ゲーだと思えばいいんでしょう?」
音程バーを見て、即座に合わせていく。
これは歌を歌うというよりもゲームをしている感覚で、恥ずかしいという気持ちより「やってやるぞ!」て感じで、だんだん声も出るようになってきました。
何回かやっているうちに音程が合うようになり、声を出すことへの不安がちょっとだけ解消されたのかもしれません。
声の大きさってけっこう大事で、最初は音がハズれてないか不安だし恥ずかしいし、歌う筋肉を使ってこなかったから、当然声が小さくなっていたのですが、それだと弱すぎて狙った音程バーに届かない感じがしました。
ビブラートの習得
見えるガイドメロディーを表示して歌うことで、ある程度音程がとれるようになってきた時、夫が歌っている様子を見ていて気付いたことがあります。
「旦那さん、なんかキラキラしたアイコンがいっぱいついてるな」
「私もそれほしい!!」
アイコンの正体は、こぶし・しゃくり・フォール・ビブラートのマークでした。
この中で一番出しやすかったのはダントツでビブラートです。
こぶしは未だにできません。
しゃくりは、音程を合わせに行く過程で時々つく感じ。
ビブラートは、ものまねをしているような気持ちで歌うとすぐできるようになりました。
ちなみに、椎名林檎さんが大好きなので、巻き舌もすぐに身につきました。
自分に合ったキーで歌う
自分の声が高いのか低いのかもわからなかったけど、キーを下げたら無理なく歌えて、音程も安定しました。
歌がうまくてキーを下げることに否定的な人もいるみたいですが、下げないでハズしているよりは全然いいと思います。
宇多田ヒカルさんも「キーが高すぎるなら下げてもいいよ」って歌ってました。(Wait & See〜リスク〜より抜粋)
「歌手だって年とったら昔の自分の曲でもキー下げて歌ってるよ」って夫も言ってました。(私は原曲とキーが違うとかは聞き取れない)
繰り返し原曲を聞いて、繰り返し歌うこと
なんだかんだ、コレが一番だと思います。
音程というものがよくわからない私だけかもしれませんが、「上がるところだと思っていたけど、音程バー見てみたら違った」ということが結構あって、雰囲気で歌ってちゃハズれるわな~て感じです。
上がるのか下がるのかがよくわからない私は、テンポを遅くして確認しながら歌って覚えます。
いざ採点!!
よく歌う曲に限ってですが、JOYSOUNDなら90点以上出るようになりました。DAMはなんか厳しい気がします。
歌がうまいのとカラオケの高得点は別物だってよく聞きますが(しかも私の場合は音あてゲーム)、音痴で悩んでいた私からしたらこれはとても喜ばしいこと。
昔はカラオケに誘われるだけで憂鬱だったけれど、今ならちょっと楽しみかもしれない。
とはいえ、自分から友達をカラオケに誘うことなどできずに、結局夫としか行かないので、お互いいつも同じ曲ばかり。
ちょっとマンネリ気味の時、お酒が入っていたこともあり、他人の前では絶対できないライブバージョン風に歌ってみた時、夫に「うまいじゃん!そんなことできるようになったの!?」と言われ、ああ、これが歌唱力とか表現力ってものなのかな?て思いました。
いや、そんなもの私には全然ないんですけど、「音程が合ってれば上手いというわけではない」「うまいのとカラオケの高得点は違う」の意味がなんとなくわかった瞬間でした。
ついに兄の前で歌うときが…
夏の帰省。
今年は事情があって、夫を残してひとりで実家に帰ったわけですが、やることがない。
そんな時、兄が「カラオケでも行かない?」と言い出しました。
急な提案に少しとまどったものの、特訓の日々を思い出し、兄とカラオケに行くことにしました。(両親には行きたくないときっぱり断られました)
「おまるとカラオケに行くの初めてだよな?つか、歌聞いたことないな!」
兄が言いました。私は歌を封印した理由を兄に話しましたが、兄は
「え?そんなことあった?覚えてない」
と。
いじめた側はすぐ忘れて、いじめられた側はいつまでも覚えているというアレですね。
カラオケルームに入るとすぐに曲を入れて歌い始める兄。
うめぇー・・・
悔しいけど、高校の文化祭で歌ってたような人だもんなぁ。
それに対してモジモジしている私。
一番歌いなれた曲を選んでみたけど、やはり緊張する。
「みみみ見えるガイドメロディー入れてもいい…?」
兄に許可を取って、いつもの環境で歌いだしました。
じっと画面を見ている兄。
心臓バクバク。
間奏に入った時兄が振り向いてこう言いました。
「ぜんぜん音痴じゃないじゃん。
つか、うまいんだけど!」
こうして私にかけられた【音痴】の呪いは解除され、歌うことが楽しくなりました。
練習に付き合ってくれた夫に感謝。(たぶん本人もストレス発散でカラオケ行きたかっただけだが)
が、どんなに歌い込んだ曲でも、『見えるガイドメロディー』を消すとやはり不安になって声が小さくなって音程も合わなくなります。
ガイドメロディーなしでも歌えるようになることが次の目標となりました。
まとめ
子供に向かって「音痴」と言うのは絶対にやめよう
歌が苦手な人をバカにしたり無理にカラオケに誘うのはやめよう
歌に慣れるまでは見えるガイドメロディーを活用しよう
自分に合ったキーで歌おう
結局は楽しんだもん勝ち!好きな歌を好きに歌おう
株主優待でカラオケまねきねこに行こう
最後までお読みいただきありがとうございました。
音痴で悩んでいる方、上手くなくてもいいからせめて音程がとれるようになりたいと願っている方に少しでも届けば幸いです。