都市部(名古屋)から、「ほどよい田舎(菰野町)」に移住しての気づき
40手前で、何の縁もゆかりもない三重県は菰野町というところに移住したmitaniです。
名古屋から移住してきた背景はこちらで記載しましたが、今回は「移住」によっての生活の変化や気づきについて書いていきます。
食料品/日用品の購入
住んでいる場所が、菰野町でも「菰野」エリアという湯の山街道に近く、比較的住宅密集地でもあるので、普段のお買い物(スーパーやドラッグストア、コンビニなど)については、正直名古屋市内(それも結構な都心部に住んでました)と大差ない感じがします。
■コンビニ
移住前:徒歩2分
移住後:徒歩5分
→多少は遠いですが、自転車乗れば気にもならない距離感
■最寄りのスーパー
移住前:徒歩10分
移住前:徒歩7分
→むしろ近くなっている!
■ドラッグストア
移住前:徒歩15分
移住後:徒歩25分
→遠くなってますが、そもそも名古屋にいた頃もクルマで買い物言ってたので、体感的にはほぼ変わらない
ちなみに名古屋にいた時も、日常的に「クルマ」を使っており、なんだったら信号がやたら多かったり時間帯によって渋滞する都市部の運転よりもストレスなく買い物に行けるわけです。
「年取って、車に乗れなくなったらどうするんだ」って声もありますが、菰野には三重が全国に誇るネットスーパー界のパイオニア「スーパーサンシ」があるので、今時点ですらそこは安心材料。
それに、僕はIoTやラストワンマイルのテクノロジーこそ、地方のためにある(=それが大きなビジネスになる)と踏んでいるので、自分が高齢者になったときにはさらに便利になっていることにベットしております。
ちなみに、Amazonの配達なんかも、感覚的に名古屋にいる時とほとんど変わらないですね。流石に当日注文/当日配送とかはほとんどないですが。
ただ、ホームセンターが意外にこじんまりとしているんですよね。。。
最寄りのホームセンターは一号館系列の「ミスタートンカチ」
なんとも言えない味があるものの、カインズやDCMといった大手は四日市/東員まで行く必要があるので、クルマで30分弱は覚悟が必要。
田舎のホームセンターといえばの「農業屋」「コメリ」もありますが。。。
ただ、クルマで20分くらいの距離に、西日本でよく見かける「ナフコ(東海エリアのスーパーではない)」があり、ここが意外と頑張っている。
というか、無駄にアウトドアコーナーが充実している・・・
病院/医療
まだ、そんなにお世話になるようなことがないものの、内科や歯科、皮膚科などもそれなりにはあるし、菰野厚生病院という総合病院も一応あります。
ただ、緊急医療はちょっと心配。
一度夜中に、子供が物凄く変な咳が止まらなくなって、夜間救急の受け入れができるところを探したら、車で30分弱かかる四日市の病院まで行かないといけないことが判明。
幸い、病院に駆け込む前に症状が治ったので安心はしましたが。。。
加えて言うと、近くに耳鼻科がない。
子供って結構簡単に咳とかするけど、個人的には小児科よりも耳鼻科のほうが吸引とか吸入とかで即効性のある治療してくれるし、僕自身が30年以上に渡る重度の花粉症なので、耳鼻科にお世話になりまくりなので、これはかなり盲点でした。
なお、重度の花粉症(スギ・ヒノキが特にひどい)なのにお山の近くに越してきましたが、在宅ワーク中心なためか、そこまで被害は大きくなく。。。
ゴミ回収
正直、ゴミ回収のルールが一番びっくりした。
燃えるゴミが週2なのは普通なのですが、「資源ゴミ」がなんと月一しか回収日がない。。。
それも、平日ではなく休日、そしてゴミ収集場所ではなく、公民館まで行かないといけない。
そして、月に一度しかないのと、結構大掛かりに分別をするため、収集場所にはテントがたくさん立ち並び、地区の住民が持ち回りで分別回収作業に奉仕する必要がある。
さながらちょっとしたマルシェ(三重の人が大好きなマルシェ)のような様子になっている。
ただ、プラ系ゴミとかは、スーパーで週に一回回収日があったり、段ボールや新聞なんかはスーパーサンシの駐車場でいつでも回収してくれる。
名古屋でマンションに住んでた頃は、とにかく段ボールの置き場に困りまくってたので、そこは正直助かりました。
ちなみに、資源ゴミは月に一回しかないのに、ゴミカレンダーをみると毎週のように「木」「草」の回収日があるのが、田舎っぽくて笑った。
娯楽
ハナから期待する方がおかしいが、はっきり言って田舎なので、大したものは何もない。
ただ、これは娯楽に何を求めるのかによって、評価は一変します。
菰野町には映画館はないので、映画を見るなら四日市まで出るか、東員か鈴鹿のイオンに行くか。ただし、いずれもクルマで30分くらいなので、まあ許容範囲。
一方、名古屋から「ちょっとした旅行気分」を気軽に楽しむことができる、菰野が誇る人気スポット「アクアイグニス」はなんと自転車圏内。
しかも、アクアイグニスは24時までやっていて、平日は600円という今時のスーパー銭湯もびっくりの超破格で入れるので、普通に平日の夕食後とかにふらっと行けるわけで。。。
そもそも「湯の山温泉」もクルマで10分やそこら。
なんだったら、菰野町役場には「足湯」もあれば、無料開放の露天温泉(お年寄りの憩いの場)まであり、温泉を持ち帰ることすら可能。
なお、老舗健康ランド「ゆうゆう会館」や「おふろカフェ湯守座」、下呂温泉とほぼ泉質が同じと言われる個性溢れる「天然温泉ジャブ」もクルマで20分程度。
さらに少し足を伸ばせばリニューアルした「阿下喜温泉」や、四日市が誇る150度の超高温サウナ「玉の湯」、サバンナ高橋夫妻もお忍びできたと言われる1桁温度の水風呂を擁する多度「神馬の湯」なんかも射程距離に入るため、風呂好きにはたまらない環境。
正直、菰野移住の決め手の一つはこの恵まれた「風呂環境」
あと、山が近いので当たり前なのですが「キャンプ場がめちゃくちゃいっぱいある」
名古屋に住んでいる頃も、よく「八風キャンプ場」にはお世話になったが、キャンプブームで八風キャンプ場も予約が取りづらくなっていたり、混雑しまくっていてだいぶげんなりしていたが、正直選びたい放題。
というか、最も近いキャンプ場までクルマで10分とかそういう世界。
そもそもわざわざキャンプ場などに行かずとも、三重県民の森、朝明渓谷、菰野富士など、「ちょっとそこまで買い物」に行く感覚で大自然に辿り着けるし、菰野町役場横の三滝川とか子供が水遊びするにちょうどいい浅瀬だったりもする。
古くから菰野に住んでいる方からすると、当たり前すぎてむしろ価値を感じていないようなところあるが、自然が好きな人からするとこんなに恵まれていることはないと思う。
しかし、当然ながら「街」っぽいものはほとんどない。
とはいえ、新名神なら40分で名古屋に行けるし、京都ですら一時間かからないので、街っぽいところにいきたければ、ふらっと名古屋にいけばいいだけの話でもある。
ただ、電車で名古屋に行く場合は湯の山線→名古屋本線の乗り継ぎでかなり時間がかかってしまうし、電車賃がかなり高いのが、地味に痛い。
書き出したら結構キリがない
他にも、飲食店事情とかいろいろとあるのですが、そちらはちょっと別の記事で改めて書こうと思いますが、総じて「暮らしやすいけど、自然や温泉が散歩感覚で味わえる」そんな「ほどよい田舎」が菰野です。