着たくないのに着てしまうの正体
オールユアーズ創業6周年、おめでとうございます。
思いが溢れすぎて、書きたくないのに書いてしまいました。
私がオールユアーズに出会ったのは1年ほど前。
東京単身赴任を終え、大阪に帰ることが決まっていた時だった。
偶然Twitterで見かけたオールユアーズというブランド。
「着たくないのに着てしまう」ってなに?
気になって仕方ない。
気付くとサイトを訪れていた。「着たくないのに着てしまう」シリーズは、見た感じ普通のセットアップのように見えた。
ブランドコンセントを読んだ時だった。
「あなたがあなたらしくいられるように。」
この言葉に心を持っていかれた。
何か新しいことを始める時や、気合を入れたい時。
私は服を買う。
この時は大阪一発目の気合いを入れたスーツが欲しかった。
見れば見るほど「着たくないのに着てしまう」を体感したくて仕方なくなり、ダークネイビーのセットアップを購入した。
届いたセットアップを早速着てみると、良い感じだった。
ただ、肝心の「着たくないのに着てしまう」は、正直よくわからなかった。
その後、仕事に着て行くと「着たくないのに着てしまう」をジワジワ感じた。
まず、なによりポケットとその大きさ。
iPhone、社用iPhone、ボールペン、シャチハタ、名刺入れ…
いつものレディーススーツでは、ボールペンとシャチハタくらいしか持ち運べなかった。
レディーススーツは、デザイン性なのか何なのか知らないが、びっくりするくらいポケットの機能性が失われているのだ。
着たくないのに着てしまうジャケットはと言うと、両サイドの大きなポケットに、内ポケット、さらには背面にも仕込める。ついアレコレ入れ過ぎてしまう。
次に、速乾性。
雨の日、出勤するとパンツの裾がしばらくジトッと濡れているのが不快だった。
着たくないのに着てしまうパンツはと言うと、電車に乗っている間に乾いているので、気持ちよく仕事をスタートできるのだ。
極めつけは、ストレッチ。
動きやすい。
実に動きやすい。
1日中パソコンと向き合っていても、商談であちこち移動しても、スーツを着ているという感覚を忘れる。
朝着替えて家を出たはずが、なんだか足がパジャマのままのような感じがしてヒヤッとする事がしょっちゅうあった。
そんなこんなですっかり虜になってしまった私は、気付くと2着目のグレーも購入していた。
なぜこんなにも「着たくないのに着てしまう」のだろうか。
性能が良い服を求めていたのか?
着心地が良いから、毎日着てしまうのか?
デザインが好みなのか?
もちろんそれらも要因のひとつだが、それだけでこんなにも着てしまうものなのか。
「あなたがあなたらしくいられるように。」
この心が込められた服だから。
なんだか私のための服のような気持ちになる。
着ているとワクワクする。
これが「着たくないのに着てしまう」の正体ではないか。
わたしがわたしらしくいるために。
着たくないのに着てしまう。
困ったもんだ。