なぜ、こんなに重い?怪談・逢魔が時物語「重い便器」
設備関係の仕事を長くしている。
奈良や三重を中心に、一般家庭のリフォームなどで、
年間200件ぐらい便器の取替え工事がある。
トイレ改築や洗浄便器への取替えなど
工事はさまざまである。
ただ、その工事のとき「あれ?」と思うことが
時々ある。
例えば、同じ品番の便器を撤去する場合でも、
重さが違うのだ。
会社に戻って重量測定すると、ほとんど誤差範囲。
しかし、その家から持ち出す時は、確実に倍ぐらい
の重量に感じる。
トイレで亡くなった人のいる家の便器は重い。
トイレで倒れて、そのまま亡くなる人は多い。
そのせいかどうかは定かではないが、傾向として、
四十九日の間やお盆前後に経験しやすい不思議である。
水周りの工事なので、ご先祖様に挨拶してから
工事したいとお願いすれば、たいてい仏間に案内
してもらえる。
そこに新仏さんが居る場合は、覚悟して作業を開始
しなければならない。
※怪談・逢魔が時物語select
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・投稿 やまださん(男性・奈良県)