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試行錯誤の過程。
こんにちは。
日常キロク製作所です。
いつもお世話になっているカフェの
オーナー&店長のご厚意で、
カフェ店頭にて「家のお守りBOOK」の試作品を
手に取っていただけることになりました!
![](https://assets.st-note.com/img/1693204331106-lv9ykEmJJc.jpg?width=1200)
今できる精いっぱいを詰め込んで、送り出しましたが、
ここに来るまでにも、たくさんの試行錯誤が…ありました。
今日は、そんなお守りブックの試行錯誤(迷走)の過程(途上)を
記録しておきたいと思います。
1.綴じファイルのサイズ
![](https://assets.st-note.com/img/1693172483616-uOVQsFukgI.jpg?width=1200)
まずはサイズ。
一番最初の作品は、手のひら+αのサイズで作りました。
「お守り」感を出したくて、持ち運びができるサイズにしたけど、
小さくて文字が読みづらいのではとの意見を多々いただき。
メインで手に取ってくださる方をイメージしたとき
年配の方も多くなってくるかなと、
次に作ったのがA4横版。
たしかに読みやすいのだけど
大きすぎて、なんかかさばるし…ときめかない。
これだと大事にしたい「振り返りやすさ」からも
遠のいてしまう気が…と、いったん保留。
こうなったらもっと入れる内容を厳選して、
超手のひらサイズにしてみては?と、写真L版横ファイルも検討しましたが
本当に写真程度の情報しか入らなくなり
フォトブックとの違いがわからないな…と。
![](https://assets.st-note.com/img/1693203094589-1E1CxYsQZQ.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1693203128537-L5DZ9gd19P.jpg?width=1200)
A4横より一回り大きいから、嵩張る。
![](https://assets.st-note.com/img/1693203158517-DvzbDmGF6s.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1693203186254-hYZgeWvp1j.jpg?width=1200)
今のところはA5横ファイルに落ち着きました。
ぎりぎり持ち運べるサイズ。
手に取ってもギリ重たくない。
文字も、フォントを大きくすればなんとか見れるか?と。
(ここはまだ要改善)
だけど、
サイズは敢えてカチッと決めなくても良いかなと思えてきました。
その人にとって見やすいサイズ、手に取りやすいデザインがあるなと。
だから今のところ、A5をメインにしますが、
オプションでサイズを選べる余地は残したい。
2.ファイル形式
![](https://assets.st-note.com/img/1693203282783-giVfwZYq4I.jpg?width=1200)
次は仕上げの形式。
仕上げは製本せず、
継ぎ足し可能なファイル式にしよう!
ということだけは、最初に決めており。
当初はリング金具のバインダー式を探していました。
バインダー式の方が、入れ替えしやすくて、ボリュームも入るし、
テーブルクロスや壁紙などのホンモノを綴じた時も、
ポケットリフィルがしっかり保護してくれる。
でも、A5サイズのリング式、なかなかない。
あっても、THE事務用の可愛くないやつ。
出かける先々の文具屋さんや
ファイル探すためだけに、東急ハンズにも
伊東屋にも鳩居堂にも、世界堂にも行きました。
あちこち探しましたが、店員さんにも
「あぁ、うちではおいてないですね~」と言われ続ける。
(もちろんネットでも探したけど見つからない)
![](https://assets.st-note.com/img/1693206008695-JRAnVarBaE.jpg?width=1200)
仕方なく、「可愛くないやつ」で作ってみました。
ページはめくりやすい。紙も保護しやすい。
けどファイルを立てると、中身が垂れて収まりが悪い!
頭を悩ませて初心に帰り
試作1号を眺めていたところ、
あ、最初の試作品はビス式フォトアルバムで、
のりつき台紙に貼ってつくったな…と。
![](https://assets.st-note.com/img/1693204057124-7komtqfEAA.jpg?width=1200)
写真も小さく印刷して切って貼って、コメントも手書きメモを切って貼って…だった。
それなら、印刷用紙のサイズを少し縮小して、
この台紙に貼って収めていけば…
台紙がしっかりしているから立てかけてもダレない(←表現力)し、
よし、これでいこう!と。
アルバムになると、デザイン性高いものがあります。
可愛いのが。スタイリッシュなのが。
採用!
最終的には、発注してくださった方の
思い出の布などで、オリジナルのものをつくりたい。
表紙に写真の小窓も欲しいし、箔押しで文字も入れたい。。
3.デジタルとアナログのバランス
最初の作品は、自分のおばあちゃんの家の解体時に
キオクをキロクしたものだったので、
そりゃもう、全部が手作りでした。
当時はプリンターすら持っていなかったから、
昔の写真はiphoneカメラでなるべくきれいに撮って、
写真データをネットでアップロードして、
サイズ調整後に、セブン印刷機でプリントして…
![](https://assets.st-note.com/img/1693205179991-N0RQunzkxQ.jpg?width=1200)
(りんごジュースのお礼付き)
ハサミで切って、台紙に貼りつけて
キャプションも全部、紙に手書きで切って貼って。
本当に手作り感満載だったけど、
それがすごく、周りには評判がよく、
手作り感、温もりを大切にした制作にしたいと
思うようになりました。
ただ、初代作成に費やした時間。
…約30時間!
勝手知ったる自分の家族の記録すら、こんなにかかっていたら、
他の家の人の思い出を、整理してまとめて…なんて
いったい何十時間かかるのか。。
途方に暮れて、気になっていた
「TOKYO創業ステーション」の無料起業相談に行ってみました。
初代作品を見てもらい、想いも伝えたところ、
アドバイザーさんから
「デジタルとアナログのバランスを考えた方がいい」との助言が。
なるほど、どっちかに全振りじゃなくて、
どっちも取り入れたらいいのか!と目から鱗。
そこから、全部をいったんデータで作成。
イラレができないので全部パワポで…(小声)
できることから、とりあえずやる、をモットーに…(大声)
寄せ書きや、ホンモノを綴じることろ、
印刷したものを、あえて台紙に入れていく、など
手作り感を残した方が良いと思ったところは、
アナログに戻していきました。
4.現段階では
![](https://assets.st-note.com/img/1693208524843-9bdQ1qdivY.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1693208525893-mwke00BU3D.jpg?width=1200)
背表紙作りにも苦戦しましたが、
(簡単に箔押し風で文字が入れられると思ってたけど
箔押しって簡単じゃないのですね…😭)
自分も利用している某写真サービス(○LBUS)の
背表紙タグをヒントに
デザインしたものを印刷して、ラミネートして
ビス用切り込み入れて…
見よう見まねで何とか!
![](https://assets.st-note.com/img/1693208605913-9NYVIT9Aog.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1693208736573-AVKMOEZY0e.jpg?width=1200)
まだまだ課題も改良点もありますが、
ひとつずつ丁寧に向き合って
育てていきたいと思います。
今回は長くなりましだが、
最後までお読みいただき大感謝です。
有難うございました!
また来週、お会いできたら嬉しいです。