【写真を使った表現の実験場が作りたい!】もっとクリエイター同士で作品作りできたら、楽しい世界やろうなぁとおもったので、作品撮り・自主制作コミュニティを作りたいってお話
見てくれてありがとうございます、フォトグラファー・デザイナーのおまめ(@omame_creator)です。
私は作品撮りというものが大好きです。ポートレートのように少人数で撮影するのも好きですが、文化祭のように、役割が異なる仲間とチームを組んでみんなでコンセプト決めたり、自分達の表現したい世界観を作ることが最高に楽しいんです。
チームはヘアメイクさん、スタイリストさん、モデルさん、カメラマンと組むことが多いですが、時にはイラストレーターさんやグラフィックデザイナーさん、ビデオグラファーの方と一緒に創作することもあります。
そこで、私の大好きな写真に関わるプロの遊び場として、作品撮りコミュニティを作ろうと思っています。作品撮りという言葉を使いますが、1枚絵の自主制作作品をさまざまなクリエイターとコラボしながら作りたく、クリエイターの表現の発散場所、実験場を作りたいと思っています。これをどう表現したらいいかわからないので、今回は作品撮りという言葉を使います。
文章も喋るのも苦手なのですが、みんなにどうしても知ってほしくて、久々にnoteを書いています。
フォトグラファーさんだけでなく、ヘアメイクさんやスタイリストさん、モデルさんなど、写真に関わる全ての人や、デザイナー・イラストレーターなど、写真を使って自主制作をしたい人が楽しめるコミュニティにしたいので、いろんな方に届けられると嬉しいです!
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私と作品撮りの関係について。
その前にnoteも3記事しか書いてないし、こいつ誰やねんって私だったら思うので、軽く自己紹介させてください。
自己紹介
普段はサービスデザインファームのFlowzでUIデザイナーをしながら、フリーでフォトグラファーとして広告やコーポレートサイトの撮影などをしたりしてます。写真はInstagramにあげたりしてます。
実はフォトグラファーからデザイナーになるというよくわからんキャリアを歩んでいて、2年ほど大阪でフリーランスフォトグラファーをしてました。実は大阪出身です。
経歴から美大生と間違えられますが、大学は経営学部でした。卒業後アパレルメーカーに営業職として就職して右葉曲折あり気づいたらこうなってました。フォトグラファーもデザイナーも、結果的に独学で仕事にすることができました。
フォトグラファーとしての成り立ち
デザイナーの方は今回割愛させていただくのですが、写真はとにかくストロボって何?って状態の時からとにかく周りに声をかけさせてもらって、遊びながら作品を作っていました。最初はモデルもヘアメイクも全部高校時代の友達にお願いしてました。衣装はみんなで古着屋さんに買いに行って、アレンジしたりして文化祭みたいに作品を作っていました。
ライティングは全然わからなかったので、広いおばあちゃんの家の和室にストロボ3灯置いていて、撮影前日まで狂ったように自分を撮ってました。
当時お金もなかったので、ご飯奢るからと言って奈良の山奥に連れ込んだり、大雨の中森の中に立ってもらったり、無人島で汗だくになりながら撮影ポイントまで山を一緒に登ってもらったり・・・協力していただいた友人には頭が上がりません。。そこで学んだことを、仕事の現場でも活かしていった結果、今の自分が出来上がりました。たぶん一番身についたのは異常な応用力だと思います。2-3個トラブルがあってもその場にある道具とかでどうにかできる謎の自信がつきました。
私が思う作品撮りの良さ
ここまで書いた通り、私は初心者の頃から作品を作ることで、写真を仕事にすることができ、今でも定期的に作品撮りをチームで行なっています。
なんで今でもやってるの?もう写真でお金をもらえるようになったんやからやらんでもええやんとたまーに言われることがあるので、私のやりたい理由3選を記載させてください。
みんなでワイワイ1つのものを作ることが楽しい
はい、とにかく楽しいに尽きます。そもそも自分の価値観として、みんなでわいわいやりながら何かを作ることが好きなんです。
昔バンドでギターをやってたのもまさにそうで、メンバーと曲を作ったり、ライブしたりするのが楽しくて、ギターをやったのはたまたまポジションが空いていたからと、ギターがその中では1番うまかったからやってたという理由でした。
作品撮りも、私はモデルよりもヘアメイクよりも撮影することに自信があるので役割的にフォトグラファーをしているだけで、本当は仲間と一緒にワイワイモノづくりすること自体に価値を感じてたりします
仕事ではできない表現に挑戦できる
また、クライアントワークになると、アートではないので、どうしても表現に制限ができます。
私は普段コーポレートサイトの撮影や記事のインタビュー撮影、ウエディング、広告などの撮影をしているのですが、作品撮りではあえてアート系やファッション系の撮影をすることが多いです。普段使わないような表現手法やロケ地を試すことによって新たな発見をすることも多々あります。
実験した結果を仕事にも活かせる
私は作品撮りの中で実験をすることが多いです。日常の中にあるものをいろいろ使ってみて、面白い表現ができないか探していたりします。
いざ自然光が綺麗なスタジオに行ってみたら、時間の関係で太陽光が全く入らず、近くの100均で光作れそうなものを探して、すのこを使ったりしたこともあります。クライアントワークではヒヤヒヤしそうなトラブルも、趣味の中であればポジティブに捉えて柔軟に対処することができるし、トラブルが起こらなかった時よりもめちゃくちゃ良い表現ができた時など、仕事の現場でも使うことがあります。
私が思う、作品撮りの敷居がちょっと高い理由
こんな楽しい作品撮りを、もっとたくさん、いろんな人とやりたい!と思っても、ちょっと難しい側面もあると思っています。
周りのフォトグラファーやスタイリストさん、モデルさんに聞いても、やりたいと思っているけどなかなか踏み出せないという声も最近よく聞きます。
これには具体的に作品撮りには2つの障壁があると思っていて、これがネックになっている場合が多いと感じています。
仲間集めの障壁
仲間を集めたい!となっても、どう集めたらいいか悩むという声を一番多く聞きます。確かに、元々友人関係で同じ志を持った仲間がいれば悩まないのですが、私みたいに写真は独学で勉強して、学校でクリエイター系の仲間とかもいないし、スタジオで働いているわけでもないから今後の出会いもないよーという方は多いのではないかなと思います。
SNSで気になった方に声をかけさせていただくこともあるのですが、そもそも怪しまれないかなとか、価値観が合う人かどうかまではわからないことが多いですよね。。。
余談ですが、私は仲間を作りたいと思って大人数のオフ会言っても全然話しかけれなくて、端っこの方で目の前の人とこんな話をしたいなぁと妄想しながらひたすら1人でお酒を飲んじゃうダメなタイプです。仲良くなった人に第一印象を聞くと満場一致で「怖かった」と言われます。
お金の障壁
駆け出しの頃とかって、とにかくお金がなかったりするじゃないですか・・・私は最初フォトグラファーになった時は月収5万くらいで、実家暮らしで引きこもってたりしたんですけど、その時は作品を作る予算を捻出するより、まずは目の前のお金になる仕事をとることを優先していました。(極端な例ですが)
作品撮りは相互無償で行うことが多く、チームで割り勘してスタジオ代や小物代などを撮影に関わる費用を捻出することが多いのですが、これが結構かかることが多いんです。。
もちろん費用を抑えて撮影することも可能ですが、こだわりをどこまで入れるかによると思います。
さらにその作品は将来への投資だと思っていて、そのもの自体が必ずしも売れるわけではありません。お金にならないものにお金をかけることは、結構勇気がいることだったりします。
コミュニティでやりたいこと
私ももっとたくさんの人と作品作りたいし、みんながいろんな写真作品を世の中に発信する時代になったらもっと発見もあるし、写真関係のことを仕事にする人が増えるかもしれない、クライアントワークではできないような実験的な表現を試す場があるだけで、日本のクリエイティブが底上げされるのではないか、そこから写真展とかできたらめっちゃ最高じゃない!?と思って、作品撮りをもっと日常的なものにすることをゴールに掲げて、コミュニティを作りたいと思っています。
そのために前項でまとめた作品撮りに関する障壁を払拭させられるコミュニティにできればと思っています。将来的にはこの2つを解決するサービスを作りたいと思っていて、直近は1つ目の仲間作りの壁を解決したいと思っています。
こんな感じでざっくりやりたいことは考えているのですが全然まとまっていません。笑
簡単にいうと、まずは第一段階として、一緒にやりたいって言ってくれる人を集めて、マッチングさせるサービスを作ります!
これからTwitterやnoteなどで発信していくので是非みてくださいー!
ちなみにこんな作品を撮ってます
最後に、私が過去撮影したかわいい写真達を、軽くコンセプトと共に紹介させてください。他の作品は私のInstagramかHPに出していますので気になった方は是非。
どれも1人では作れなかった写真で、チームで世界観を作っています。
チベット民族をテーマにした作品
中国の雲南省に旅行に行った時に、標高4000mの青黒い空と、チベット民族の髪飾りのコントラストが美しくて強烈に印象に残ったので、日本に帰って創作アイデアとして活かしました。
チベット仏教は男性のみの宗教で、若い人は都会に出てしまう人ばかりで、街に若い女性がかなり少ないんです。なので、作品のような女性が民族衣装を着る機会はかなり少なくなっているとのこと。
そこから、都会でバリバリ働くチベット民族出身の人の心の中にある誇りみたいなものを表現したいと思って全体コンセプトを決めていきました。
日本をテーマにした作品
日本の女性の着物ってもっと自由でもいいんじゃないかと思ったことがきっかけで構想を始めた作品。日本髪のルーツを辿ると、昔は女性も髷を作ってカッコよく着物を着こなしていることを知って、日本最古の日本髪「唐輪髷」をイメージして強く芯のある女性をイメージした作品を作りました。
エネルギーをテーマにした作品
青春時代の力強さを表現したく作った作品です。
湧き上がるエネルギーを、折り紙などの小物を浮遊させて表現しました。
物語をテーマにした作品
違和感を題材に作った作品です。
作中にふいに映り込む白い布や、ぶれている表現などで違和感を作ることで、現実と架空の世界が融合しているような世界観になればと思って作りました。
「纏う」をテーマにした作品
現実世界の中でまとわりつくしがらみを布にたとえ、その中で輝く女性を表現したく制作しました。
海外のファッション誌の世界観を踏襲した作品
海外の某ファッション誌を見ていて、自由な表現が素敵だなぁと思ったので撮ってみました、ジェンダーに囚われずに魅力的とは何かを追求して作りました。
こんな感じで毎回の撮影ごとにチームを組んで作品を作っています。
毎回コンセプトは違いますが、私の表現したい世界観が「人の強さ」なので全体を通して軸が一緒な部分もあると思っています。
なんで強さを表現したいのかについては、また別のnoteで紹介できたらいいなとか思ってたりします。
※(余談)私が思うポートレートと作品撮りの違い
よく聞かれるのが、作品撮りとポートレートって何が違うの?どっちも人を撮ることにはかわらなくない?という質問です。
これには明確な答えはないと思っていて、さまざまな考え方がありますが、ここでは2つの私の考えを伝えさせてください。
1つめは、コンセプトがあるということ。表現したい世界観が決まっていて、それを写真に落とし込むことです。
2つめが、チームで動くということです。
ちなみに私はポートレートも大好きです。街中や河川敷などで散歩しながら撮影させてもらうことで、光の読み方を鍛えるのに役立つし、アドリブ力が身に付きます。何よりめちゃくちゃ楽しいです。
直近撮影したポートレート
荒川の河川敷で撮影しました。ここいいかも!この光最高!など言いながら写真を撮っていくのがめちゃくちゃ楽しいです。
最後に
私のやりたいことへの思いをつらつらと語りましたが、ここまで見てくださって本当にありがとうございました。
今後はTwitterとnoteでコミュニティメンバーの募集や、具体的なコミュニティ内容を発信していく予定です。
ご興味持っていただいた方は、ぜひTwitterの方もフォローいただけるととっても嬉しいです!
どんなコミュニティにしようか自分でも固めきれていないとこがあるので、Twitterのスペースとかでいろんな人にインタビューしてみたいな、でもやったことないから不安だなぁ、誰も来てくれなかったらどうしよとか考えてます笑
また、このコミュニティは1人でやっているわけではなく、ボードメンバーとして高校の同級生でめっちゃ仲良いエンジニアのさんじょうというとにかくいいやつと一緒にやっていきます。お互いになんかおもろいことやりたい欲が強くて、隔週でなんかやろMTGを定期的にやってました。
ソーシャルディスタンス鬼ごっこアプリを作るという技術の無駄遣いアイデアから始まって、このコミュニティに思いが固まった経緯もたぶんおもろいのでまた記事にできたらなぁと思っております。
それでは本日はこの辺で、みていただきありがとうございました!!
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