東京のラーメン/豚骨ラーメン5撰/無鉄砲 東京中野店
沼袋/ 無鉄砲 東京中野店
西武新宿線沼袋駅。
そこに西の大手の支店が居を構える。
場所は変わって大阪。
新今宮のすぐそばにソレはあった。
無鉄砲 大阪本店だ。
いつも絶え間ない行列を作っていたこちらに一度お邪魔したことがある。
その時も15人待ち程度の並びがあった。
風情ある店内を懐かしく思いつつ。
あの極濃豚骨ラーメンを思い出す。
たしかにギンギンに豚を出したものすごい豚骨臭に包まれる店内。
卓上セットも申し分なかったように記憶している。
果たして東京の無鉄砲はこれ如何に。
と、いうことで時間を現在に元に戻す。
無鉄砲 東京中野店だ。
大阪の赤いテントよりはだいぶ控え目である。
風情はこの看板くらいなモノか。
開店の11時少し過ぎ、大阪のように行列はない。
しかし外気にまで漏れ出す豚骨臭。
━━━━間違いはなさそうだ。
「食券先買い」
食券を買うと手慣れたご婦人がオーダーを聞いてくれるのでネギを多めにと伝える。
おお、この風合いは大阪のソレと変わらず。
なにやら嬉しい。
カウンターは背合わせ式で調理場側と壁側の二レーンがある。
店内は開店直後だというのに満席、オーダーが飛び交っていた。
やはり、人気店なのは変わらず。
程なくしてラーメンが運ばれてくる。
チャーシューメン(ネギ多め)
¥1,030
大阪と比べるとやや大人し目なビジュアルか。
だがごってりとした茶濁のスープは間違いなさそう。
山盛りのネギにメンマがキレイに盛られている。
極濃。
やはり濃い。
豚骨の髄の髄まで出し切ったスープに甘めのカエシ。
長浜とも熊本とも違った様相。
半固形、薄いジュレほどにも凝ったスープは圧巻である。
そこに短めの縮れ麺。
縮れに絡まり良くスープを巻き上げる。
トロトロのスープ。
もう罪悪感しかないがこのスープに多くのファンがついていることは目の当たりにするとよーく分かる。
薄切りで良く味の入ったチャーシューも申し分なく。
麺を手繰っていると次第に解けるので肉の要素がクマなく口に入ってきて美味い。
卓上トッピングの種類は変わらず。
クドさの全くない辛子高菜に━━━━
独特な無鉄砲のにんにく醤油。
そりゃあこうなるでしょうよ。
辛味も抑えめで食べやすい辛子高菜が程よい味の変化をもたらしてくれる。
たまりにニンニクチップのこってりとした醤油でニンニク要素を足していく。
これは重複すると濃くなるから注意して入れるべし。
そしてここでラーメンなのに割スープをオーダーする。
あっさり豚骨か魚介を聞かれるので魚介をオーダーする。
魚介の割スープ
熱々のスープを少しずつ足しながら味を変えていく。
するとどうだ、魚介豚骨に変化していくではないか(なんだこの当たり前の日本語)
ラーメンで割スープはかなり珍しいし味の変化が手軽に出来るので嬉しいサービスである。
覚えておくと少し幸せになれる。
西の大手は東京でも変わらず極濃な豚骨を出す名店であった。
長浜のようなあっさりとした豚骨よりパンチが欲しいのなら是非一度立ち寄ってフルスイングをお見舞いされると良いだろう。
営業時間
11:00~15:00
18:00~23:00
定休日
月曜
座席
カウンター18席
備考
行列はそこまでは酷くない様子。
昼飯時は少し並ぶと思うので注意されたし。