第1章「ちょっと解剖学」|スカラムッツァの足跡をたどって第2巻
こんにちは。音楽で人と世界をつなぐ!ピアニストの岡田真季です。
アルゲリッチが幼少期にアルゼンチンで習っていた、名ピアノ教師 スカラムッツァの教えを、孫弟子にあたるマリー=クリスティーヌ・カルヴェ氏が書いた著作「スカラムッツァの足跡をたどって」。ご本人の許可を得て岡田真季が日本語訳でお届けしています。
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第2巻 第1章「ちょっと解剖学」
解剖学、それは何?
すでに第1巻で、演奏に必要なピアニストの身体器官を、基本のメカニックシステムとして学んだね。そしてそのシステムは肩から指先に及んでいるんだったね。
解剖学は、ピアニストの動きを理解する手助けをしてくれるんだよ。ものすごく複雑だけれど、高度に完成されたメカニックを分解し、それらがどんな働きをするのか丸裸にしてくれるのが解剖学だ。要するに、人形使いがマリオネットを上手く動かすために、どの紐がどこに繋がっているのか探すようなものなんだ。
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