#35 垣根
垣根について
垣根には、「敷地を限るために設ける囲い・仕切り」という意味があります。
垣根があることによって、心理的安心感、プライバシーを守る役割もあります。
人が社会で生きていく上で、必要なものかもしれません。
目には見えない心の壁(ATフォールド)のようなものでしょう。
人前で無意識に腕を組むことなども、心理的垣根と聞いた事があります。
「相手に悟られたくない」と警戒する気持ちが
強かったりするのでしょう。
今回は、心の壁でもある垣根について考えてみたいと思います。
社内の垣根
垣根を越えた社内コミュニケーションで家族のような会社作りを目指している企業も最近増えてきています。
オフィスも仕切りがなくフラットな状態で、机すら決まっていないところもあります。
せめて仕切りがあればとも思いますが、長期的に考えると透明性や、裏表のないありのままの姿を見せる方が楽なようにも感じます。
それは、良いことも悪いことも自分をさらけ出している人は強いからです。
自分の心にも、周りにも正直でいられたら生きていて楽しいでしょうね。
なぜ、多くの人は、他人に自分の心を見られたくないのでしょう?
自分の心をさらけ出すことによって、相手から変な目で見られたり、否定されたり、傷付くことを怖れるから
でも、それは普通なことです。
公私混同で、土足でズケズケと入って来られるのも困りますので、節度ある垣根も必要に思います。
知人から友達へ、友達から仲間へ
最近よく考えるのですが、知り合い、友達、仲間の定義とは、何でしょう?
人それぞれ価値観が違いますが、
私の定義は、
知り合いは挨拶、SNSのいいねまで、
友達は、SNSでいいねからコメント、
仲間は、オフライングループ、尊重、配慮、信頼などでしょうか。
漠然としていますが、無意識に心の垣根を設けているようにもいます。
仲間をTRIBEと呼んでいるグループもあります。
仲間より強固なつながりを感じます。
一人ひとりの居場所がある安心感も感じられます。
心の垣根
ワンピース第141話「ヤブ医者」でドクター・ヒルルクが真っ裸で「おれは決してお前を撃たねえ!」とチョッパーにいったセリフがあります。
相手との信頼関係を構築するには、心の垣根を取り外すことが大切だと気づいたシーンです。
自分をさらけ出す。自分に正直でいること。
それが、自然と心の垣根が消えていくように思うこの頃でした。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
godaigenso