千客万来をつくる
千客万来”の状態である未来を想像して欲しい。
顧客が集まるには意味がある。
何らかの価値が得られるからそこに集まるのだ。
千客万来の状態の時は、 売り手側が嬉しい状況であることは明らかだが、
来場している買い手側も満たされていることになる。
これが至る所で起こっているときには、
幸せの連鎖の結果、日本中が元気になっている事が間違いない。
しかし、これを実現するには乗り越えるべき明確な課題があり、
そこから目を背けていては千客万来はあり得ない。
事業を通して、具体的な課題に目を向け、全社一丸となって、
その課題を克服する勇気と覚悟とアイデアを得られる場を提供し、
各自が確実に千客万来に近づくための
1 歩を踏み出すきっかけを提供することにある。
課題認識
我々が日々営む事業環境をマクロ的に捉えてみたい。
政治的状況としては、日本の政権は連日最低支持率を更新する状況であり、
世界に目を向ければ紛争が多発している中、米ロという世界的主要国において、
今年は大統領選を迎えることになり、世界はどう転ぶかわからない状況にある。
経済的には先日33年ぶりに日経平均株価を更新したものの、
一般国⺠から見るとスタグフレーションの 状況を脱していない。
日経平均株価の上昇は円安に起因した事業成績の向上によるが、
世界の景気は先述の選挙によって、これもどう転ぶかわからない状況にある。
社会的には、日本においては人口減少の流れを止めることは難しく、
生産性を維持する自動化などの模 索を進めると同時に、
高齢者を誰が養うのか/自身で養う機会を提供すべきかなど多面的に取り組むこと を余儀なくされている。
技術的には、最先端のAI が台頭しており、これを活用する機会は増えているように見えるが、日本においてはこれを活用する能力を十分身に付けることと、
実装する技術者の創出と獲得が大きな課題として立ちはだかっている。
以上を鑑みると、いくつかのシナリオは想定できるものの、
今年想定される選挙等のイベントの結果により、日本も世界もポジティブに触れる可能性もあれば、同様にネガティブに触れる可能性もあり、
これを読み解くことは誰にもできない、まさに VUCA の時代なのである。
このような事業環境か、我々がめざすべきは 変化への対応能力に尽きる。
未来が千客万来であることを確実にするためには、
変化への対応能力を身に付けなけれ ばならない。
そのために必要なことは以下の3つに集約される。
・自身の事業に関連する環境に関する事実の収集
・変化に対応すべく適切な意思決定力を育む思考法及び情報整理法の習得
・変化を起こす側にさえ回ることを可能とする、発想力と勇気の渙発
⻑年にわたり変化を乗り越えてきた経営者にも聞いてみたい。
今なお成⻑を目指す経営の意志決定について、
具体的な経験から得られたこと
具体的事業領域において起こっていること
変化への対応事例や発想事例
情報収集力のアンテナを高めること
発想法の習得
以上を通して、我々は未来において千客万来の状況であるための、
勇気と覚悟とアイデアを提供していく
785 2024/04/10