死の恐怖を感じたインターナル集中講座(その1)
今回もオンラインでシステマ創始者ミカエルリャブコによる短期集中講座をば
内容はインターナル(精神など内面的なもの)を扱い、システマが他の格闘技やボディワーク、治療技術と大きく異なるのがこのインターナルだと個人的には強く感じる。
もちろん他の格闘技や技術でもメンタル面の重要性は説かれていてもシステマ程ダイレクトにかつわかりやすく心身面に影響を与えるものを俺はまだ知らない。
始めはミカエルによるインターナルの説明からエネルギーの質についてなど、色んな話をされていたのだが
今回提示されたワークの内容には今までの中で1番シンプルかつとんでもないモノだった。
「善い姿勢で30回深呼吸した後に5分息を止めて下さい」
今までの人生でやってきたどんな事よりも死の恐怖を感じた。
というのも今までどれだけ何かを追い込んだといっても自分に都合よくブレーキをかける事は可能だ。
しかし俺が強制的に5分息をとめたら先ず間違いなく絶命する。
本氣で死が頭をよぎる瞬間は冷静だった
「あ、コレをやったら死ぬな」と
その後途端に「無理無理無理無理絶対死ぬし‼️」と頭がテンションまみれになり始める
そんな状態で深呼吸してみてからワークに挑んでみても1分少し過ぎたところで苦しくなるし、何より恐怖ですぐに根を上げてしまう。
途中ミカエルから
「キツい場合は少し呼吸入れて続けてみて」と言われる前に休みを入れて再チャレンジすると不思議な事に少しだけマシになっていた。
そっから2回ほどギブアップしながらも何とか5分。最後の最後は苦しくて身体が前のめりに神に祈る様なポーズになった。
ココから先は少しアレな内容になるのだが非常に大事な事だと思う。
ミカエルが「キツい時は神様助けて、と祈りましょう」と言っていたが息を止めるのが限界に達すると自然と祈りのポーズになっていた。
というのもシステマに限らず超常的な能力を発揮する人には宗教のジャンルを問わず敬虔深い人が歴史上何人かいる。
そして昔武道は突き詰めていくと宗教に繋がるという話を聞いた事がある。
神様がいるかどうかはわからないし、何でそうなるかも全く以て謎だけど、人智を越えた対象を信じる事で凄い力を出せるという事を昔の人は知っていたのだろう。
そしてメンタルが強い人は辛い事があった時、自分なりに乗り越え方やリカバリー方法を見つけて少しずつ自分を鍛えていったのだろう。
残念ながら俺は辛い事があると手を抜くか「俺には無理‼️」とギブアップするか思考停止と困難に対する選択肢が非常に少ない😅
身体の怪我や筋トレならわかりやすいが、メンタルの強度は一見わかりにくい上に人それぞれに合った適切な訓練も知らないし、そもそも知らなかった何十年もほっといたので現時点では弱くても仕方がない。
大切な事は現時点を自覚した上でどうすればより改善できるかを模索する事なんだろうなあと
「良い姿勢で30回深呼吸して5分息を止める」シンプルだけどめちゃくちゃ効果のある方法をミカエルか提示してくれたので自分なりのメンタルリカバリーを模索してみようと思う‼️
そんなことを考えていたら先日Ryo Onishiさんに教えてもらった「地面や周りのものを使って自分では得られないリラックスを得る話」とか難しいフィジカル面の練習をどうやって乗り越えるか
という日々の練習とも深いところで繋がった🤗
というわけでミカエル、Daniil Ryabko両氏及び北川 貴英さん、通訳のサーシャさん、参加された皆様。今回も素晴らしい学びをありがとうございました🙇♂️
追伸
今朝やってみたら1分ちょいから2分まで記録が伸びた😎
やはり恐怖ってめちゃくちゃ色んなモノを阻害しますな😅
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