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ボディインテリジェンスを逆手に取る

何か先天的な異常や重篤な怪我や特殊な病気でもない限り、人は生まれて成長していく過程で外界との距離や接する力加減を文字通り身体で覚える。

もちろん個体差による得手不得手はあるけれど、物心がついた頃には立って歩いて身の回りの物を触って誰かと遊んでみたいな感じだろう。

その時に「あ、力の強い大人に手を掴まれた。大人はコレくらいの力で引っ張ってくるだろうから手が怪我しない為にはコレくらいの力で対抗してみよう。アレ❓思ったよりも強い、じゃあコレくらいで以下略」

みたく頭で考えて修正検証ではなく文字通り身体で一連のプロセスを学び実行していき身につけて行く。

こうして得られた外界の刺激に対してオートで反応する身体のフィードバック、フィードフォワード機能を「ボディインテリジェンス」と形容されていた時はめちゃくちゃ上手い表現だなぁと素直に感嘆した。

この「ボディインテリジェンス」が標準装備されているというだけでも生き物ってスゲ〜なと思う。

そして何処の誰が気付いて考えたのかは知らないがこの「ボディインテリジェンス」を逆手に取ったり解剖生理運動発達心理などなどに体系化したりして活法や殺法に応用してしまうなんて武術や医学って更にスゲ〜なと改めて感じた今回のシステマ。

具体的には

「下手に握って引っ張ると身体が刺激に対して抵抗しようと緊張するが皮膚だけを引っ張ると身体が刺激に対してどれくらい抵抗していいのかわからなくなって身体全体が引っ張られる。」

「普通に触ると身体が刺激を全身に分散させる様にバラバラに動くが局所を「きちんと」動かせると身体が局所が破壊されると勘違いして反射的に全身を繋ぐ結果めちゃくちゃ簡単に人が動くというか勝手に人が動く。」

という様な事例をワークを通じて身体で学ばせて頂いた。

特に局所の下りは今まで何でそんな事が起こるかわけわかんなかっだけど人間の反射反応をこうやって応用しているのかと改めて反射反応を勉強し直そうと思うキッカケにもなった。

文字でウダウダ書いてもアレなので、今回の内容を包括した様な動画を見てもらった方がわかりやすいか🤔

https://youtube.com/shorts/P18jTjtLQzwfeature=share

またワークで大西さんをはじめインストラクターの皆様がやっている「流れ」が見えたら同レベルの再現は難しくともゴールの工程まではわかる。見えないしわからないという事は何がか出来ていないという事。

どんなワークを見ても流れや意図を掴めているか、わからない場合はきっと4大原則の何かが上手くいってないのか精度が低いのだろう🤔

また「起こってしまった出来事に対して文句は出ても問題解決の為の模索を出来るだけしていこう」という事を大西さんに教えてもらった。

起こってしまった出来事→ワークの結果や自分の実力

文句→ワークの時に起こる心身のテンション

問題解決の為の模索→4大原則に立ち戻ってみたりパートナーの方に教えてもらったり

みたく変換してみると日常とシステマが行き来し易くなり更なる相乗効果を得られる❗️かもしれない🤣

というのもとある旅路の予約で訳のわからんトラブルが発生して何をどうすればいいのか分からずフリーズ状態になってしまったが💦

あーなるほどこうすればいいのか❓と具体的な解決策を提示してもらったり、「また同じ様な事態が発生するかもしれないな」と一つ不測の事態に対する心構えを身につける事ができた❗️

ただ単にボディインテリジェンスを操る専門家で終わらせる事なく可能な範囲で応用していける様な模索力が身につくのもシステマの魅力の一つだと個人的には深く感じる。

システマ大阪の皆様、今回もありがとうございました😊

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