福田村事件について

2023年9月26日 00:05

母に誘われ映画館で上映中の

福田村事件

を観てきた。

福田村事件とは
→ 1923年（大正12年）9月6日、関東大震災後の混乱および流言蜚語が生み出した社会不安の中で、香川県からの薬の行商団（配置薬販売業者）15名が千葉県東葛飾郡福田村（現在の野田市）三ツ堀で地元の福田村および田中村（現柏市）それぞれの自警団に暴行され、9名が殺害された事件である。

これはあくまで日本人の事を書かれた映画であるが
この関東大震災後の裏では、日本人による
朝鮮人や、間違われた中国人、内地人であるところの日本人（ろう者、方言を話す地方出身者など)の虐殺した事実がある。
その数はおよそ6000人。

この映画の中にもあるが、
・朝鮮人が水に毒を撒いた
・朝鮮人が家に火をつけた　等の噂が広まり
国民が自分達を守るために虐殺した。
妊婦さんや幼い子どもまで。

そしてこの福田村事件は方言で喋っていた日本人も
殺されている。聞きなれない方言に、朝鮮人と勘違いした。その中には同様に妊婦さんや小さな子まで。後にこの人達は日本人だと証明されるも時すでに遅し。

その後

福田村と隣の田中村（現在の柏市）の自警団員７名が有罪判決を受けましたが、懲役刑となった者も結局は恩赦で釈放される。
彼らには村から見舞金が支払われましたが、犠牲者には謝罪も賠償もない。九人も殺害された悲惨な事件にもかかわらず、野田の地元は口を閉ざしたまま。

出所した中心人物の一人は後に、選挙を経て村長となり、村の合併後は市議会議員を務めたという。

怖い話だ。人の命を奪ったものが平気で市議会議員になったのだ。

そして

2022年、2023年にも、犠牲者を追悼する式典が野田市で行われている。

2023年（令和5年）6月20日、野田市の鈴木有市長は市議会一般質問の答弁で、事件が100周年となることについて触れ「被害に遭った人たちに謹んで哀悼の誠をささげたい」と弔意を示した。同市が公式の場で事件の被害者に対して哀悼の意を表したのは初めてであった。

http://kagawa-jinken.org/smarts/index/72/

そして恐ろしい事に関東大震災後には全国各地で
同様の事が起きていた。

🟢 東京府南葛飾郡亀戸町（現・東京都江東区亀戸）

https://nihonsi-jiten.com/kameido-jiken/

🟢 埼玉県本庄町（現・本庄市）

https://www.asahi.com/sp/articles/ASR917JVFR80UTNB016.html

それらを指示誘導実行したのは紛れもなく
警察、行政、国ではないだろうか。

しかしその国は。