見出し画像

sakagamike café に行ったよ

ある休日。
千葉県木更津市にある三井アウトレットパークに行ったら、偶然にも「sakagamike café」を発見。

「sakagamike café」は動物の保護活動を行う「さかがみ家」が運営する常設カフェである。寄付金に頼らない保護活動の自力運営を目指し活動している。

カフェでは、犬と一緒に入店できるのはもちろん、私のような犬は飼っていないけれど、犬が大好きな人間も入店できる。犬がいる空間でのカフェタイム…(幸せ)

私の話になるのだけれど…

犬は小学生から、犬猫の保護活動は中学生の頃から興味を持っていた。(なぜか飼っていないのに。家族には犬博士と呼ばれていた笑)

私みたいな犬が大好きで犬を飼いたい人がいる一方で殺処分されている犬がいることにすごくショックだったし、そこが繋がりあえば、互いにハッピーなんじゃないだろうかと漠然と思っていた。

そんな思いもあり、いろいろあって今は愛玩動物看護師として動物病院に勤務している。

本当にこの15年くらいで動物愛護はだいぶ変わったなと思う。

前置きが長くなってしまったが、そんな動物大好きな私がsakagamike café へ行った感想と動物病院で働く私目線の動物保護活動の今。


sakagamike caféって?

動物の保護活動を行う「さかがみ家」が運営する常設カフェである。
寄付金に頼らない保護活動の自力運営を目指し活動している。

「さかがみ家」は、フジテレビの金曜夜19時からの番組「坂上どうぶつ王国」でよく紹介されている。

可愛い子たちがたくさん出てきたり、リアルに子猫を育てる大変さなど勉強にもなったりするのだ。


sakagamike caféってどこにあるの?

三井アウトレットパーク木更津のフードコートエリアにある。

そもそも私はsakagamike caféがアウトレット内にあることを知らなかった。歩き疲れてしまって、「少し休憩…」とフードコートエリアへ行ったときに見つけたのだった。

こちらのアウトレット、ドッグランがあったりとにかくあちらこちらに犬・犬・犬!犬連れの人が多いのなんの。こちらとしては天国である。

なので、フードコートエリアも犬と一緒に楽しめるテラスエリアと普通のものと分かれており、せっかくだから犬がいる空間で休みたい…とテラスエリアにいる大型犬たちに吸い寄せられようにして目に留まったのがsakagamike caféだった。


店内の様子・オリジナルグッズ

犬入店可なため、席と席の間隔が広くとられていて、店内は6組くらい入れる広さ。私は、日曜のお昼過ぎに行って、すぐに入店できた。

人間用のサンドウィッチやコーヒーがあり、犬猫用のおやつもあり。私はカフェラテを。カップのロゴがこれまた可愛い…

店内には大きな液晶画面があり、さかがみ家の活動内容をはじめ、犬猫の動画が映し出されているので、にまにまと眺めてた。

また、さかがみ家オリジナルグッズもたくさん並んでいた。
首輪やハーネスなど犬用もあるけれど、タンブラーやキャップなど人用も多くあり。私はロンT(ニャンコver. Sサイズ→154cmのおちびな私には大きいけれどダボっと部屋着で着るにはちょうどよい)を購入。


タグも可愛い


行ってみた感想(動物と人が交わう場所の可能性)

お店に犬が出入りしたり、少し離れた席に飼い主さんと一緒に過ごす犬を見られることがとてもよかった。

今は猫カフェも増え、犬猫に触れ合える場所が増えたけれど、正直動物を飼っている人と飼っていない人で棲み分けされているのが昔から気になっていて…

動物が好きだけれど飼っていない人は、生体を見るにはペットショップで子犬や子猫を眺めるくらい。動物病院に行くわけにも行かないし、犬なしでドッグランに入っていいものか…。

そしてどうしたって経験不足・想像不足で、飼うからこその悩みや大変さ、一緒にいる幸せな気持ちなどいろんなことがわかりにくいなと思っていた。

だから、sakagamike café みたいな飼っている人も飼っていない人も楽しめる場所ができてまずは第一歩だと思うし、ありがたい。いろんな人の動物を飼うことに対する意識が変わってくると思う。

動物病院と保護活動の繋がり

さて、ここまでsakagamike caféについて語ってきたが、私は保護活動に興味がありながら動物病院に勤務する愛玩動物看護師だ。

動物病院ではどのようなことが保護活動とつながるのか?

私の病院にも保護猫活動をするボランティアさんが通っている。
病院では、避妊去勢手術を行ったり、ノミなどの予防薬をつけたり、猫エイズや白血病の検査をしたり…そして時には譲渡会のポスターを病院に貼ったりしている。

私自身直接保護はできていないけれど、そういった方のお話を電話で受けて獣医師に繋げたり、通いやすい病院でありたいとボランティアラさんとのやりとりは大切にしている。(もう5年以上通ってくださっているボランティアさんは電話の声でわかって、互いに「あ!こんにちは~!!」という雰囲気である笑)

特に野良猫は捕獲できるタイミングがわからないので、急な手術になることも多い。だからこそ、日頃から互いに信頼関係を気づき、伝えやすい関係でいたいなと思っている。

また、新しく飼い始める方で、保護猫さんを連れて来院されることもよく見るようになったと思う。これも動物保護という存在を身近に感じてくださっている方が増えた結果ではないだろうか?


まとめ

この15年くらいで動物愛護・保護に対する考え方などがここまで広がるとは、正直想像できていなかった。

まだ全ての命が助かっているわけではないし、ボランティア側の課題点やそもそもボランティアに頼らずにできることがないか考え行動しようと声をあげている人がいることも知っている。

これからも持続できる活動にするためにも、まだ考えるべきことはあると思う。まずは目の前のできることから。私はsakagamike caféのロンTを着て、愛猫を愛でている。



いいなと思ったら応援しよう!