3000文字チャレンジ!第100弾!【100】
3000文字チャレンジ!第100弾!三桁到達、キリのよいスッキリした数字100。お題はそのまま『100』
100はなにかキッチリしていて気持ちよい数字で好きだ。
「テストで100点をとると気持ちがいいんだろうな。」40年ほど生きてきて、100点のテストを手にしたことがないからだ。1問も間違えられないんだぜ、無理ゲーだろ。100点をとったのであれば、額縁にいれて飾っておきたい。
話を3000文字チャレンジに戻す。3000文字チャレンジの存在を知ったのは、ツイッターのタイムラインに「3000文字ナニナニを書きました」という投稿を目にしたのが、3000文字チャレンジをはじめて知った時だと思う。
最初は「へ~面白いことしてるな、お題が決まっているのに3000文字を書くなんてスゴいな。」ぐらいのイメージだった。
そのころWebライティングのお仕事で稼ぐお金はチョボチョボ、書くことはお仕事であり、マニュアル通りきちんと文章を書くだけ。読者の知りたいことは最初に書け、ですますは続けるな。
継続的にお仕事をもらえており、お金がもらえ、さらに添削までしてくれるという至れりつくせりのお仕事、それがWebライター。
しかし心のどこかで自由に文章を書きたいなと、ボーッと考えていた時期だったんでしょうね。
さらに、そのころ雑記ブログの収益はスズメの涙、いやミジンコの涙のレベルの収益。雑記ブログで稼ぐのはムズかしいと聞いていたが、ここまで稼げないとは100人いれば、1年後ブログを続けているのは10人いるかどうかと言われているブログの世界。
なんのためにブログを始めたのか?ゲスな言い方をすれば、ブログで一発あて100万円ぐらい稼ぎたかったのである。人間だものマネーはほしい。時給計算をしたら、1円を切っていたのではないだろうか。書いても書いても収益のでない記事を書くのにも疲れていたんだろうな。
そんな時期に読んだ3000文字チャレンジャーのツイッター仲間さんの文章はキラキラしており、文字がスキップしているように感じられた。自由だ、3000文字チャレンジャーの文章は自由なんだ。
自分の体験したこと、自分の考え、を100パーセント自分の言葉で、自分の好きなように書いている。
「よっし!3000文字チャレンジに挑戦してみよう。」
ちょうどお題が『うどん』と書きやすそうなお題だったのも、挑戦の後押しになった。
『うどん』に挑戦しようとして、いきなり困った。
「100パーセントあなたの自由ですよ。」「好きなように書いていいのですよ。」
なにを書いていいのか、まったく分からない。真っ白なノートより横線や方眼のノートのほうがいろいろ書けるタイプの人間だ。
『うどん』にかんする思い出を、ツラツラと書いてみた。「おっ、けっこう書けるぞ、書けるぞ。」
エッセイの才能あるんじゃないと、さっそく調子のるが、すぐに心をポッキリとへし折られることになる。
1回目の3000文字チャレンジはワードプレスに下書きをしていた。ワードプレスはボタンを押さないと、文字数が表示されない。
noteは下書き中、右上に文字数が表示されるようなっており、文字数がパッと一目で確認できるので、非常に便利だ。のちのち3000文字チャレンジはすべてnoteで書くようになる。
話を戻すと『うどん』の文字数を確認してみると、「え!?まだ100文字ちょい?」目をコスって確認しても、眼鏡のガラスを拭いてから確認しても100文字ちょい。
思い出した。小学校の宿題、読書感想文。
「おもしろかった」「かなしかった」「かっこうよかった」
漢字で書きなさいと注意された、少年時代。
いきなり下書きに自由に書いても、100パーセント、3000文字には到達しない。
「どうしよう、3000文字チャレンジ辞めちゃおうか?」という意見が心の100パーセントちかくを占めるようになってくる。
椅子から立ち上がり、部屋の中をくるくると円を描くように歩く。立ち上がると、現状を打破できるアイディアがでてくるのではないかと、期待しての行動だった。
歩くことによって脳の回線が繋がったのか、アイディアが閃いた。
『20歳の自分に受けさせたい文章講義』という本がある。ライター志望の必読書であり、この一冊さえ読んでおけばライターになれるのではないかと言われている名著。
「記事を書きだすまえに、材料を集めろ」と書かれていたのを思い出した。
自由に書けるといっても、自由に書くためにも材料は必要であり、事前の準備は必要だったのだ。
『うどん』に関する材料集めがはじまった。うどんの思い出をノートに箇条書きにしていく、うどんに関連ありそうな思い出、まったく関係のない思い出も書きだしていく。キーボードで入力するより、紙のノートに書いたほうが、ドンドン思い出を書き出すことができた。
アナログ人間なんだな。
3000文字に到達できるほどの、材料は揃った。つぎは文章の構成を組み立てる作業にとりかかる。
紙のノートに文章の構成を書いているうちに、あ~でもない、こ~でもないと書き直していくうちに、読むことのできない真っ黒な汚いページができあがった。
マインドマップのアプリをつかい、記事の構成を完成させた。
デジタル人間なんだな。
3000文字チャレンジに再チャレンジ!
記事の構成に、文字という肉をペタペタと貼りつけていく。事前の準備をしていないときと比べると、文字数は順調にふえているが、まだ400文字?3000文字に到達するのだろうか、ドンドン不安になってくる。
記事の構成だけを100パーセントたよりに、記事を書いていく。
1000文字を突破、調子いいねイイヨ。1500、2000文字を突破、突き抜けてきたよ。ハヤイハヤイ、よいよい。
あれ?ちょっと待って、2500文字を突破したのはいいんだけど、記事の構成では三分の二も終わってないヨ。
このままでは、4000文字ちかくの文章になってしまう。3000文字を達成するために、記事の構成を盛りすぎたようだ。
事前準備をキチンとすると、文字数をオーバーすることがあるようだ。いらないエピソードや、おもしろくないエピソードを、ばっさりとカットしていく。「おもしろくないエピソード残ってたよ。」ホットケ。
1から記事を書き、記事の構成をねり、3000文字に収める努力をし、3000文字をやや超えた『うどん』記事ができた。
文章を書くことに100パーセント集中し、文章を書くことを楽しめた。
3000文字という文字数が、ちょうどよい文字数のように思えた。2000文字では少なすぎて、あっとういう書けるだろう。5000文字では書く気がおこらない。
『うどん』チャレンジを公開したところ、いろいろな感想をもらうことができた、とても嬉しかった記憶がある。あのときに感想をもらえていなければ3000文字チャレンジを続けていなかっただろうと思う。
次のお題『卵かけご飯』から、noteに執筆する場所を移動した。
『卵かけご飯』は、なんちゃてエッセイ風の文章を書いてみた。『うどん』より色々な反応をもらえた、また文章を書く助言をくれる人もいて、とてもありがたく思った。
3000文字のお題がでると、寝ていても文章の構成を考えるようになった。ランナーズハイならぬライターズハイ。途中サボったけどね。
3000文字チャレンジで学んだことは、自由に書くためにも事前準備は必要であり、記事の構成を考えてから書きだしたほうが早く書きあげることができるということだ。
自由に文章を書くことの楽しさを思い出させてくれたのは、3000文字チャレンジに挑戦したからだ。
いまブログやWebライティングの仕事を続けられているのは、3000文字チャレンジを書いたおかげだと思う。
『100』のありがとうを、3000文字チャレンジに捧げる。
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