まじめな奴が一番つらいというのが、入院してわかったという話。
えっと、血糖値465で教育入院していました。
まぁ、経緯を話すと、今月のはじめくらいに霞み目がひどくて、いつもはそのうちひいてったたんですけど、そのときは引いてもすぐに再発、でなかなかおさまらない、ということで、さすがに失明の恐怖を覚えて救急、その後別の眼科で血液検査、で内科をすすめられ、別の内科で検査したら、血糖値400オーバーあんどヘモグロビンA1cも驚異の二桁、ということで医者がびっくり仰天、すい臓のCTもかなり危うい、ということで、教育入院の紹介状をもらって教育入院した、という流れです。
まぁ、この数年は1日一食で3人分の晩飯を食ってたってのと、合間合間で間食してたとか、そういうのが割と日常的だったことで、それはあかんやろという感じです。カロリー計算したら4000カロリーくらいは毎日とってたようでした。
で、入院生活ですが、最初の1週間はいろいろと検査がはいってたのでそれなりだったんですが、それでも基本ひま。看護師は毎日の血糖値を聞いて基本それでおわり、っていう感じですから、ほかの患者と話するくらいしかないという感じで、ひまひまひまひま、動くか、ってなってもそのあとは、ひまひまひまひま。
看護師は看護師で、詰め所でなんかやってんなーってのがほとんどで、詰め所にいなかったら、廊下で電子カルテながめてたり、なんか書いてたりって人が数人、それいがいはどこにいるんだろうーって感じなのが日勤の日常でした。ちなみに日勤の看護師は自分のいるフロアで10人くらいはいたはずなんですけど、休憩時間と思われる1時から3時くらいまでは誰もおらん、ってのがあったりはしつつで、そんなもんなんかなーという感じでした。
基本病棟は24時間営業ですので、看護師は3交代制で日勤と準夜と深夜で勤務が分かれてるっぽいですけど、準夜は基本2人で深夜は基本3人、準夜は時間帯としては夕食後から、消灯後、患者の人が寝静まるまでの時間、深夜は寝てから朝食まで、くらいの時間だったっぽいです。
で、一番しんどいのは絶対に準夜だと思います。やる人数が少ない上にやることはほぼ変わりませんから、肉体労働の負荷はやべえことになる上に、その負荷は患者が寝るまでの数時間に集中します。肉体労働が終わっても、すぐに患者さんの記録をつけないといけないのでそれから勤務が終わるまでずっと書類づくりをすることになります。孤独な仕事です。
日勤の看護師に、仕事は忙しいか尋ねると忙しいといいます。患者に処置しなければならない時間が10分の1なのにもかかわらず、です。
退院後は支払いに来た母親と一度実家に戻り、そういう話をしたら、別の病院でも同じような状態だったといわれて「どこも一緒やん」ってことで大笑いしました。自分が中学時代にそこの家庭科の先生がお産の途中でまた別の総合病院は弁当の注文を始めるとかやってたらしいんで、割とこの数十年一緒なのね、とも思いました。
しゃーないんかなー。
基本的に看護師が高給なのは激務だからだといわれてますが、激務なのは準夜です。まーあとは急性期と急患の看護師だとおもいますが、今回は割愛します。で、激務ゆえに給料もそれなりに高いですが、それでも正直介護職のほうがきついと思います。
病院の勤務している方々において、高給である源泉は患者です。で、いくら普段はおとなしいとしても、入院患者の日常的な変化はつぶさに視てないと、ある日突然「何事や!」ってことが起こりうるのが患者です。なんで、その辺で本来はできる限り患者に接してなければならない点で、私情が挟めない、拘束時間が長い、などの心的ストレスによって給料をいただいてる点があると思いますので、そのあたり、よくよく考えて日常の業務頑張ってほしいと思いました。