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経済音痴、政治音痴の素人が、現状の経済の仕組みを頑張って把握しようとしてみた。

多分なんですけど、今の現役の政治家の大御所的な人たちって、日本の経済状態と政府財政の状態的なものの把握が20世紀前後で止まってるんじゃないかという気がします。

人に言えたほどの身分ではない引きこもりが頑張って勉強した結果の結論がこんな感じなんですけど、じゃあ、どういうロジックでこういう結論になったかってのを、いろいろと書き残しておこうと思います。

基本、スピとかファンタジーとか、そっち系の雑記としてとらえてもらえるとって感じで。

80年続く世界経済体制「米ドル基軸通貨」

現在の世界経済において最も流通している通貨は「米ドル」です。流通量世界一の通貨のことを「基軸通貨」と言います。

基軸通貨は古今東西幾度かの交代を経ておりまして、米ドル以前の基軸通貨は英ポンドでした。いろいろな経済戦争的な政治的変遷をもってアメリカは第二次世界大戦をきっかけに、イギリスから基軸通貨の座を奪い取りました。つまり、大体80年くらいは米ドルが基軸通貨となっているという計算になります。今の現役の政治家の大御所的な人たちはこの頃とかにお生まれになっていたりする計算で、生まれたころにはすでに米ドルが基軸通貨だったということになります。

金本位制から変動相場制になったニクソンショック

で、通貨というものは元々なんだったのかという話をすると、それは、「金」だというのがつい西暦1971年以前までありました。つまりは、「お金=金」、「金の保有量≧通貨の流通量」という時代が長らくありまして、それって要はドルは金の保有量以上には増えないということであり、ドルの流通量が多くなったりすると、それに応じて金を採掘したり、どっかから持ってこないと増やせない、というルールで動いておりました。

それは「お金はすぐには増やせない」ということを意味し、たとえば、インフレを抑えるためにお金の価値を下げようとしてお金を配るということがだんだん難しくなっていく、ということです。ドルは基軸通貨となりましたが、基軸通貨になったということは、自国以外の国にドルが保管されるということでもあります。アメリカは金の保有量は充分にある時代から、慢性的に不足する事態になり、度重なる戦争による財政赤字と貿易赤字による大量のドル流出から、激しいインフレと失業に苦しむようになります。

インフレの仕組みは、現在もこの頃もさほど変わることはありません。政府がお金を使うことで、お金がたくさん流通し、お金の価値が減り、物価上昇という仕組みです。こうして海外へのドル流出により、国内で流通するドルは足りなくなるものの、お金を刷り続けた結果、金の準備も足りなくなってきます。

もっとお金を刷らなければ!

ということで、当時のアメリカ首長であるニクソン大統領は「ドルと金の価値を一定にするのをやめるぜ!」と宣言し、いつでもドルと金を互いに交換できていた仕組みを根本的に変えてしまいました。「ニクソンショック」というらしいです。

現在の米ドルの仕組み

じゃぁ、それ以降どういう仕組みになったかというと、いはゆる「変動相場制」という仕組みで日本では一般的になっています。

まー、金1単位あたりのドルの価格が変動するから、「変動相場制」なわけですが、なんで変動するねん、ってのは割と一般的でないかと思いますが、結局、「ドルの流通量」って話ではあります。要はお金を刷ったらそれだけ金の価格は上がるよ、ってことです。逆に下がるのはいつか、ってーと「お金が市場から減ったら、お金の価値は上がるから金の価格は下がるよ」ってことらしいです。つまりは、そのお金の流通量によって金の価値とつり合いとれてれば良いやん、っていう話かなぁとおもいます。

つまり、こうすることでお金の流通量の上限をなくして、お金の流通量をコントロールしやすくして、経済活動をやりやすくしましょう、というわけです。どうやって流通量をコントロールするか、コントロールするのは政府であるわけですから、答えは簡単です。市場にお金をばらまくには補助金や減税や各種制度で市民にお金を渡せばよく、市場からお金を引き上げるには徴税や保険料などの名目で公的機関が窓口になってお金を取れば良いのです。

国有銀行と政府は名目上別組織ですので、政府がお金を作るには、国有銀行から「借金」という名目でお金を名目上「借りる」という体にする必要があります。もちろん、政府に潤沢な資産があればそれを取り崩すことで借金をしなくてもお金を作ることができますが、市場の資産とお金が移動するだけなので、市場にお金が増える形にはなりません。

こうして、「借金」と「徴税」による基軸通貨の市場流通量コントロールする仕組みができあがりました。これを「デッドベースマネタリーシステム」と言います。英字にすると「Debt Based Monetary System」となり、Debt=借金という訳になります。これが始まったのが1971年です。今の現役の政治家の大御所的な人たちは大体中学生~大学生くらいの感じかなぁとおもったりします。

ところで、日本の仕組みはどうなんじゃい

さて、ここまでが基軸通貨たる米ドルの話だったわけですが、日本円の場合どうなんだろ、って思うかもしれませんが、基本基軸通貨が米ドルで、アメリカの仕組みがそうなってるってことは、同盟国ですし、為替レートで円高だの円安だのでいちいち大騒ぎしている程度には、影響がある話ですし、ことあるごとに、日本の総理大臣がアメリカに行ったり、アメリカの大統領が日本に来たりする程度には、交流がある国ですから、さもありなんと普通は思います。

が、

そういう風に思ってるのか、思ってないのか、思ってる風に思わせないようにしてるのか、はたまた全く我々が知りえないほどのはかり知れないなにか別の意図があるのかわかりませんが、世の政治家、官僚、諸々の高学歴の方々は、日本円は金本位制だといわんばかりの話をずっとしてきているように思えます。

過去15年間の政策とかで地域振興券売ったら消費が上向いたとか、消費税増税でデフレになったとか、コロナ補助金で社会が若干明るくなったとか、そういうのを見ればさすがにそれなりにわかるか気づくかするように思うんですけど、どうなんでしょ。

とまぁ、このへんが素人がYoutube動画を観漁ってガッツリ勉強した成果ではあるのですが、皆さんはどう思います?

そのほかにも、消費税について勉強した的な話もそのうちしようかと思いますが、一旦は一旦で。

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おるのん
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