梵字の意味
梵字は古いインドの文字で、今日のインドの代表的な文字のひとつ、デーヴァナーガリー文字の親戚でもあります。それら親戚の文字体系の一群をブラーフミー系文字と呼びますが、その中でも悉曇(しったん)と呼ばれる字体が、仏教の教えと共に遠く東アジアにまで伝わりました。ここでいう梵字は、悉曇のことです。
文字占の梵字カードでは古い時代の文法学者による記述を基にした意味を用いています。
SS01【𑖀】ア:太陽
SS02【𑖁】アー:後悔
SS03【𑖂】イ:怒り
SS04【𑖃】イー:痛み
SS05【𑖄】ウ:受容
SS06【𑖅】ウー:月
SS07【𑖆】リ:移動
SS08【𑖇】リー:恐れ
SS09【𑖈】リ:山
SS10【𑖉】リー:母なる自然
SS11【𑖊】エー:嫉妬
SS12【𑖋】アイ:注意喚起
SS13【𑖌】オー:慈悲
SS14【𑖍】アウ:地上世界
SS15【𑖎】カ:炎
SS16【𑖏】カハ:天空
SS17【𑖐】ガ:交合
SS18【𑖑】ガハ:打つ、殺す
SS19【𑖒】ンガ:欲望
SS20【𑖓】チャ:品性下劣
SS21【𑖔】チャハ:清潔
SS22【𑖕】ジャ:勝利
SS23【𑖖】ジャハ:眠り
SS24【𑖗】ニャ:歌手
SS25【𑖘】タ:小人
SS26【𑖙】タハ:尊重
SS27【𑖚】ダ:音
SS28【𑖛】ダハ:犬
SS29【𑖜】ナ:知識
SS30【𑖝】タ:尾
SS31【𑖞】タハ:庇護者
SS32【𑖟】ダ:贈与
SS33【𑖠】ダハ:高潔
SS34【𑖡】ナ:薄い、細い
SS35【𑖢】パ:風
SS36【𑖣】パハ:明瞭
SS37【𑖤】バ:水
SS38【𑖥】バハ:蜂
SS39【𑖦】マ:時間
SS40【𑖧】ヤ:光
SS41【𑖨】 ラ:愛情
SS42【𑖩】ラ:切断
SS43【𑖪】ヴァ:堅強
SS44【𑖫】シャ:武器
SS45【𑖬】シャ:最良
SS46【𑖭】サ:蛇
SS47【𑖮】ハ:瞑想
*)梵字の読み方はサンスクリット(古代インドの雅語、文語)の発音をカタカナにして紹介しています。日本で伝統的に使われる梵字の読み方には仏教の中で伝わってきた意味合いが含まれていて、占いのために流用することは筋違いであると考えたためです。また日本語よりも複雑なサンスクリットの発音をカタカナで完全に表現することはできません。あくまで「似た音」であることにご注意ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?