小学生と話したい【超電導】
超電導なんて興味がないという方も多いでしょう。
難しい言葉は嫌いだという方もいるでしょう。
でも今回は子どもに話せる超簡単な超電導の話を。
なんでいきなり超電導の話なのかっていうと、最近世界中で超電導が大盛り上がりしているから。
なんでも韓国の研究者が見つけた物質LK-99というのがすごいらしい。
(ただ、本当にこれが使えるものかどうかは議論中。嘘だとか、再現性がないという話も上がっている。)
ひとまず超電導ってなにか。
簡単にいうと「超電気を流しやすい」ってこと。
普通の金属よりも。
そんなものが使えるようになると起こることがこちら。
発電所から電気を送るとき、
普通の金属は100の電気を送ると家に届くのが40になる。←これが今。
(60は途中で熱として逃げてしまう)
せっかく100の電気を送っても40しか使えないんじゃ、もったいなさすぎる。
でも超電導なら100送ると100届く。
ロスがない。
すごいじゃん!ってなるでしょ。
でも問題が一つあって、超電導は超冷たくするか、超強い圧力をかけないといけないってこと。
そこが大問題。
超冷たいって、マイナス10とか20じゃない。マイナス150〜200は必要になってくる。
そんなの現実的じゃない。
だけどこの技術がもし部屋の温度くらい(室温)で可能になったら。。。。
そんな夢をみて、今世界中の研究者が研究してるってわけ。
そしたら、つい最近!!!
LK-99とかいうのが室温で超電導状態になるっていうから大騒ぎ。
室温で超電導状態になる物質が誕生したらえらいことになる。
100の電気を100のまま送れるだけでなく、
パソコンに超電導を使ったら、100の電気がそのままほぼ永遠に使えるようになるかもしれない。
熱としてのロスがない分、パソコンの中でずっと電気が回り続けるということになるからだ。
それが車になったら?何ヶ月も充電する必要がなくなるかもしれない。
さらにさらに、地球全体で使う電気が減れば、今問題になっている化石燃料(石油とか)を使わずに、太陽電池や風力発電みたいな少ない電力しか発電できないもので十分にまかなえるかもしれない。
これって、すごくない???
世界が大騒ぎするのもわかるよね。
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Gifmomの頭の中
小学生のモンテッソーリ教育を家庭で実践する方法や子どもとできる活動を記事にしています。やり方と同時にダウンロード可能な教材も配信しているの…
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