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ラッコブームが熱すぎて…本当はブームで終わってほしくないけど。

ここのところのラッコブームは本当に熱い。
ついに、鳥羽水族館ではラッコ水槽に観覧制限を導入することとなった。
見られる時間は1分だけ。パンダみたいだね。実際パンダより少なくなったからね…。

リロくんが亡くなったことにより、国内の水族館で会えるラッコはメイちゃんとキラちゃんの2頭だけになった。
その2頭が過ごしているのが鳥羽水族館だ。

日本でここでしかラッコに会えないということや、SNSで見られる圧倒的な可愛さから、鳥羽水族館にラッコを見に行く人は大幅に増えたと思う。いや、確実に増えた。

ツイッターを見てると、行列がすごいとか、混雑とか、列を抜かすとか、カメラが邪魔とか、マナーが悪いとか、とにかく流れてくる。

ラッコがとにかく可愛いというポジティブな写真付きの投稿と、愚痴というかそういうネガティブなつぶやきが同じくらい流れてきて、見ていて複雑な気持ちになる。

今回鳥羽水族館が導入を決定した観覧制限で、ラッコ写真のベストショットを撮るのは難しくなるな。
ラッコに会いに来たい人は大体可愛いラッコ写真を撮りたいんだと思う。
春休みからの導入なので、駆け込みで鳥羽水族館に来る人が増えてますます混雑するかもしれない。


昔メイちゃんとロイズくんに会いに行った時は平和だったな。
あんなにゆっくり見ることができたのは、今となってはとても贅沢なことだったんだなと。




などと書いてきたけれど、今の私の率直な気持ちは。

ラッコたちが幸せなら、それで十分。
生きてるだけで尊い。
もし観覧客がストレスになっているなら、別に非公開になってもいい。ライブカメラもあるし。
人間たちがくだらないことで争って申し訳ない。
欲を言えば、定期的に飼育員さん目線の写真や動画があれば言うことはない。


ラッコにいっぱい会ったことがあるからそう思うんでしょと言われるかもしれない。そうかもしれない。

SNSでしかラッコを見たことがなかったら、そりゃ一度は自分の目で見てみたいと思うよね。

そういった、写真を撮りたいというよりは、本当に自分の目で見てあーーメイちゃんキラちゃん可愛いーー!!!という体験をしたい方にとっては、むしろ濃厚な1分間が過ごせるかもしれない。
混雑しすぎで満足に見られないよりはよほどいい。


ラッコブームが熱すぎるけれど、ブームで終わってほしくないな。
可愛いのその先へ、もっと知ってほしいことがたくさんある。


この記事もラッコのことをそれなりに詳しく書いたつもりなのでよかったら参考にどうぞ。


最後までお読みいただきありがとうございました。

鳥羽水族館のメイちゃん。
冷たい肉球を目で温めています。
あざといポーズをしてる訳ではありません。

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Olivine
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