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Sea Otter Awareness Week って結局なんなの?

9月に入り、毎年恒例のラッコ啓発(啓蒙)週間の時期が近づいてきました。
毎年9月の最終週は "Sea Otter Awareness Week" として、ラッコを啓発する週間として知られています。
今年は9月22日~28日です。

結論から言えば、「北米西海岸におけるラッコ(特にカリフォルニアラッコ)への関心を高め、地域社会の理解と参加を促すように、さまざまなイベントを行う週間」と言えそうです。

誰が主催しているの?

何となくラッコ啓発週間と認識していますが、誰がどのように啓発する週間なのか調べてみました。

毎年9月の最終週は、ラッコ意識向上週間の期間としてラッコを祝福しています。動物園や教育機関、政府機関、地域社会がラッコにスポットを当てたイベントを計画し、実施することを奨励しています。これらの活動には、ラッコというユニークな海洋哺乳類、その生態学的重要性、そしてラッコが直面する多くの課題に対する認識を深めるようなストーリーの共有、科学の普及、メディアの提供などが含まれます。

ラッコ意識向上週間は、Defenders of Wildlife、Sea Otter Savvy、California Department of Parks and Recreation、Elakha Alliance、Monterey Bay Aquariumが主催・後援しています。

https://defenders.org/sea-otter-awareness-weekより。DeepL翻訳

機械翻訳では「ラッコ意識向上週間」と訳されましたね。案外こっちの方がしっくりくるかも。

主催・後援は5つの団体であることが分かります。

Defenders of Wildlife は、1947年から北米で活動する非営利保護団体です。
危機に瀕した野生動物と生息地を守り、回復するため、現地活動はもちろん、法廷や議会でも活動しています。

Sea Otter Savvy もNPO法人。意味は「ラッコ通」。
人間活動によるラッコへの妨害行為を減らし、責任ある野生動物の観察を推進するために、地域社会の意識と参加を促しています。

California Department of Parks and Recreation は日本語に訳すと「カリフォルニア州公園レクリエーション局」といったところでしょうか。政府機関です。

Elakha Alliance は、オレゴン州にラッコ(カリフォルニアラッコ)を再導入することに力を注ぐNPOです。

Monterey Bay Aquarium は、文字通りモントレー・ベイ水族館です。ラッコがいます。

この5つの団体が主体となって、ラッコに関する様々な啓発活動を積極的に行うのがラッコ啓発週間なのです。

どんなことをするの?

ラッコ啓発週間では、毎年テーマを決めています。
今年のテーマは「Together We Thrive」です。

2024年のテーマ 共に生きよう

今年のラッコ意識向上週間のテーマは、人間、ラッコ、環境の相互関係を強調するものです。このテーマは、より健康で持続可能な未来のために、地域社会、組織、個人が協力することを奨励しています。

今後50年間、気候の変化と人間による有害な行動は、沿岸生息地に激しく望ましくない影響を及ぼすでしょう。『Together We Thrive』は、集団行動がラッコの保護にいかに大きな好影響をもたらすかを強調しています。地域社会、自然保護団体、科学者、政策立案者が力を合わせて環境問題に取り組み、持続可能な活動を確立し、自然資源の責任ある管理を促進する方法に注目しています。私たちが協力し合えば、ラッコが繁栄し、沿岸生態系が回復力を高め、人間社会が自然界との深いつながりを実感できるような、調和のとれたバランスを作り出すことができるのです。

https://defenders.org/sea-otter-awareness-weekより。DeepL翻訳


みなさんご存知の通り、ラッコは生態系において重要な役割を果たすキーストーン種です。
ラッコがいる海は豊かな海です。
その豊かさは、海の生き物はもちろん、その地の人間も享受します。

生態系という言葉を使うとき、「人間以外の自然」という認識をしていませんか?
人間が自然から恩恵を受け、また自然に迷惑をかける限り、人間も生態系の一因なのです。

そのため、人間が力を合わせてラッコの保全に協力すれば、「人間を含めた生態系」がより良いものになるはずです。

人間とラッコ、共に生きよう。

私たちにできること

詳しいことは去年の記事に任せますが(マジかよ)、ひとまず要点だけ。

  • ラッコはコンブの森を守っている

  • お気に入りの石伝説はウソ

  • 猫砂をトイレに流さない

  • ラッコ生息地ではドローンを飛ばさない、ボートで近づかない

  • 普段から「全てのゴミはやがて海に流れる」と意識する

  • より多くの人に、ラッコの可愛い以外の側面を知ってもらう

誰かにとって有益な記事になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

須磨海浜水族園のラッコ、明日花

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Olivine
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