中国各地の地元のはなし 賀州市のまとめ
次回の「地元のはなし」のお題は広西省賀州市。といわけで事前に下見に行ってきました。中国はどこに行っても同じ景色と思いがちですが、大事なのはその町に何があるのかを見つめること、見つけること。
で旅行は豊かになったりするものですね。
中国最大の観光都市桂林の東隣に位置する賀州市。賀州出身の友達と知り合い、初めてしった街。上海の友人たちに聞いても、どこにあるか知らない人が多かった。ならばということで、賀州を知るための旅行計画を早速立てた。
旅の途中、桂林と文化や景色をほとんど同じくする賀州が、桂林とどのように違うのかずっと気になっていた。いろんな賀州の友人に聞いても、その違い、について明確に答えるものはいなかった。
外地の、日本人の私から見れば、その土地資源を、観光に全てを捧げている桂林と比べて、賀州は街全体がコンパクトで可愛らしく、そこに住む人々の生活が垣間見えるのがいい。 賀江の辺に、八歩の町並みがあり、山と水、そして現代的な住居とビル、それらがバランスよく保たれている。
地下鉄はないものの、市内の交通は二人乗り電気自動車が多く見られ、路上のレンタル電動バイクなど移動に不便はない。
通りに並ぶ店舗は何故か綺麗でキラキラしていて、道路もしっかり舗装されている。街全体がきれいだなと思っていたら、道中ゴミ拾いの学生の団体に出くわした。
中国の長い歴史の中で、賀州に住む住民の文化や言語は、本地人、客家人、いくつかの少数民族で、まだらになっている。また広東省に隣接する賀州市は、広西省と広東省の中間に位置し、両広一家の気持ちがことさら強い。
どんな街にもその土地の特色がある。賀州市は、油茶や姜汤酒といった、生姜をベースにした鍋やお酒がある。また、水果酸菜や牛肠酸といった「酸」系の味が多い。どの通りにも螺蛳粉と猪脚饭が何軒も見られるが、上海で多く見られる兰州拉面は少数派である。
姑婆山、黄姚古镇、といった観光地はあるものの、となりの桂林には見劣りするのは否めない。賀州市の醍醐味は、山と河、そこに人々の生活が垣間見える市内観光かもしれない。
上海と比べて物価が安く、多すぎない人口。美味しい料理にコンパクトな町並み。澄んだ空気に、三角梅の花咲く公園の山頂から見る朝焼けや、夕暮れの空の色、は毎日眺めても見飽きることはないだろう。その居心地の良さゆえに、賀州は中国で一番の長寿の都市と言われている。
典型的な観光地に飽きた旅行者には、賀州の市内で数日滞在するのも一興だろう。
中国各地の地元のはなし第三回 广西省賀州市
活動時間 | 住所 | 交通
2024年12月22日 【日曜日」午後2時 から4 時まで
春秋国際大厦1F 体験センター 上海市長寧区昭化路699号
(地下鉄3/4号線 延安西路下車 徒歩5分)
予約方法
wechat: takedakazuya11
Email: takeda@springtour.com
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さらに【中日夫妻中国小众旅行记】の情報は、ぜひご注目ください
X:宇野竹 @olivialong224
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