インドネシア留学記④入院した!
留学していた約30年前。
留学生仲間の誰かひとりは、常に入院している感じでした。
感染症が身近
今では、日本でも感染症が大きな話題になりますが、私が子ども~大学生くらいのころ。感染症や予防接種はほとんど気にしたことがありませんでしが。
だいぶ前なので記憶違いの可能性もあるのですが、インフルエンザの予防接種を初めて受けたのは30歳以降、だったかと。
30歳を超えて初めてインフルエンザにかかり、びっくりな辛さ。
それで、インフルエンザを初めて意識した気がします。
そんな大学生が、インドネシアに行った途端にさまざまな感染症に囲まれたわけです。
私の記憶にある限りでも、チフス、デング熱などにかかっていた友人がいました。
気を付けていても、定期的に下痢になっていました(原因不明)。
そんなわけで、常にだれかが入院という事態に。
さいわい、深刻な病状の人はいなかったので、今だれだれが入院してるらしいよ、という話を聞いたら、何人かでお見舞いに行く、というのが恒例でした。
旅先で肺炎に!
私の場合、インドネシア留学開始後、初の病気は旅先で、でした。
留学生活が始まってから学校が始まるまで少し休み期間があったので、旅行に出かけたのです。
旅先はロンボク島。
ジャワ島の東側のバリ島の、さらに東側。
バンドゥンからバリ島まで友達と行き、バリ島に泊まってから、ロンボク島までひとりで船旅という行程でした。
バリ島の時点で結構疲れていたけど、バリからロンボクまで乗った船で、甲板にずっと座ってしまったのです。
風に当たるのが気持ちいい・・
なんて思っていたのですが、多分それがよくなかったのか、ロンボクについた夜から発熱。
なんか風邪の熱と違うと自分でも感じ、保険のカウンターに電話して現地の医者を派遣してもらい診てもらったのですが「風邪」との診断。
絶対違う、と思い、なんだか分からないパワーに突き動かされて、自力でバンドゥンまで戻りました。
そして、病院に行ったら「肺炎」との診断でそのまま入院。
3週間くらい入院でした。
特別室なんて初めて
こんなとき、留学生仲間はすんごい頼りになる!
なんせ、常にだれかが入院しているので、手続きなど手慣れたものです。
保険入ってるよね。特別室に入れると思うよ。
と、よく分からないうちに特別室へ。
個室だし、ソファとかあるし、毎日果物のかごもりが病院から届くしいい。
入院も初めてなら、特別室も初めて。
病状は軽かったので、なんか豪華な3食つきでしっかり療養しました。
でも、いつ退院って言われるんだろう?と謎で、「そろそろいいですか?」と聞いたら、あっさり退院。
いつまでも病院にいても仕方ないのですが、いたって快適でした。
若かったから怖くなかった
それにしても、熱があるのに一人でロンボク島からジャワ島に帰ったとか。
今なら絶対無理なやつ( ;∀;)
入院する事態になっても大きな悲壮感もなく。
すぐによくなるという感覚が、絶対的に今とは違うんだろうなあ。
ちなみに、渡航前と入院後では、体重が8キロも減っていました!
やはり体へのダメージはなかなか大きかったんですね。
(でもそれすらも、ちょっとラッキー、みたいな・・)
デング熱で入院した友達を見舞った時。
話していたと思ったら、急に寒いと言い出して、毛布などかけてもかけてもガクガク震えて、怖くなって看護師さんを呼びに行きました。
看護師さんにお任せして帰ったのですが、あんな症状見たことなかったので、驚きました。うんあれはちょっと怖かった。
なお、この入院のことは両親には言えませんでした。
心配しすぎるだろうなと思い。
10年以上経ってから伝えたような覚えがあります。
大事に至らずよかった・・
と、当時の自分を振り返って思います。