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台湾で司会に挑戦
こんにちは、お久しぶりです。
台湾に留学して9ヶ月が経とうとしています。
社会学を専攻しており、今の授業スタイルは討論型です。
私は中国語を学び始めて約一年三ヶ月です。
普通会話には困りませんが、授業についていくことがとても大変です。
授業の理解度は40%くらいです。
半年前は0%だったので、まあまあの進歩と思います。
そして、討論型の授業ではみんなが好きなタイミングで言いたいことを言い、私も意見を求められます。
これにはかなりの困難があります。
100%全てを聞き取ることができないので、そばに座っている友人に聞いて、簡単に噛み砕いた翻訳をしてもらう必要があります。
さらに、意見をいう時も事前にまとめる必要があり、それを議論の流れに沿わせて発言しないといけません。
2回目の議論型授業で、教授が司会者の志望者の有無を確認しましたが、挙手するものは誰もいませんでした。
私にもし言語力があったら、議論を回し、出た意見をまとめたいのですが、
議論をできない私が、議論の先頭に立てるわけがない。
と思っていました。
教授はその後、「失敗することはいいことだ。これはいい機会だ。」
と言いました。
私は自然と手をあげていました。
そうして、司会者が決まりました。
私は教授に「教授、私はみんなの意見が聞き取れなくて、意見をまとめることができないと思います。私は前回の討論の時、隣に座っていた彼に簡単な翻訳をしてもらってやっと理解をしていました。なので、彼をここに呼んでいいですか。」と言いました。
議論を始め、1〜6班が順に発表しますが、理解度は30%でした。
彼が代わりに聴きながらノートをとってくれて、
私はそれを黒板に書きました。
前回の討論では教授が司会者をしたのですが、
私はその5倍くらいの時間をかけて板書し、チグハグにまとめました。
とてもいい経験だったと思う理由は、
無理やりにでも授業に参加する方法が見つかったこと。
習慣化した日常から抜け出し、ステップアップする必要を見いだせたこと。
いい環境で学ばせてもらっていると知れたこと。
私がもたもたして、3時間しかない授業の中で長い沈黙の時間を作ってしまったのにもかかわらず、誰も私を咎めることなく最後まで付き合ってくれた。
私の挑戦に付き合ってくれたことを感謝する。
みんなの時間を無駄にしたことを謝罪する。
私の巻き添えを喰らった彼も、最後までサポートを施してくれた。
心から感謝する。
また、みんなに私の中国語能力を知らせることができたこともよかった。
卒業までにスムーズに議論を回せられるようになりたい。
それにはまず、みんなの言っていることを理解する必要、自分の意見を言う必要がある。
今の私の能力では難しすぎる挑戦だった。
ありがとうございました。
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