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ジョホール殿下2人のいままでのモータースポーツ活動を振り返る!【GTWCアジア チーム&ドライバー紹介】

こんばんは~! オリバーです!
さて、今日はジョホールの王子殿下を紹介したいと思います。
記事投稿日の2月28日、日本時間21時に新体制発表らしいです!お見逃しなく!


ジョホール王子殿下は大の車好き

JMRからGTWCアジア等に参戦しているジェフリー・イブラヒム殿下とアブ・バーカー・イブラヒム殿下はマレーシアのジョホールの王族の”殿下”である。

著者はマレーシアの事情は詳しくないが、将来的に国や州のトップに立つ方達であることをお伝えしたい。

投稿のR34型のGT-Rはジェフリー殿下がニスモに作らせたワンオフの『J-Tune』という車両である。

投稿からもわかる通り、ジョホールの殿下御兄弟は子供の頃から車が好きでレースへの憧れがあったそう。祖父の反対もあり中々始められずにいたが、念願叶い兄のジェフリー殿下が2018年、弟のアブ・バーカー・イブラヒム殿下が2019年に共にタイのシリーズでモータースポーツ活動を開始した。

トリプルエイトと夢のタッグ実現!

豪スーパーカーズの最強チームであるトリプルエイト(豪SCにはレッドブル・アンポルの名で参戦)と関係性を築き、JMRはトリプルエイトとのジョイントで2019年からGTWCアジアへ参戦を開始。

兄であるジェフリー殿下がマレーシアのトップドライバーであるジャズマン・ジャファーやスーパーカーズのスタードライバーのシェーン・ヴァンギスバーゲン(SVG)とコンビを組んで参戦。初年度の最高位は4位となっている。

GTWCアジアでのチャンピオン争い

コロナ禍でGTWCアジアへの参戦は中断されていたが、2022年にジャパンカップメインのシリーズとして復活した際に兄弟の2台体制で参戦。

ジェフリー殿下と鈴鹿10時間でポールポジションを獲得した経験のあるニック・フォスターのコンビで最終戦までカーガイのフェラーリとバチバチのチャンピオン争いを展開するも、最終戦岡山でフォスターとコッツォリーノが接触…、ペナルティに泣き僅差で王者を逃している。

2023年も2人共GTWCアジアへ参戦。AMGファクトリードライバーのルカ・ストルツを招聘したアブ・バーカー・イブラヒム殿下のコンビが躍進。

前年より遥かにレベルの上がった混戦のシーズンで2勝を挙げた他、安定して上位に入りチャンピオンの権利を持ち地元マレーシアでの最終戦へ。中国のアンソニー・リュウのAMGやタイのブティコン・インタラプワサクのポルシェとの戦いとなった。

ポイントリーダーの37号車アンソニー・リュウよりポイントを稼ぐ連続3位を獲得するも届かず…。地元で悔しい年間2位となった。

激動の2024年シーズン

2024年からジェフリー殿下はIGTCへ参戦を発表。
以前から参戦していたバサースト12時間に加え、スパ24時間とインディ8時間にも参戦した。

バサースト12時間ではスーパーカーズのレジェンド、ジェイミー・ウィンカップとAMGの若手であるジョーダン・ラヴと組んで参戦。
クラス3位表彰台を獲得している。

スパ24時間レースではジョーダン・ラヴに加え、キャデラックのLMDhドライバーであるシムズ、経験豊富なジェントルマンのコンラッドの4人で参戦。

しかしコンラッドがドライブ中に横転する大クラッシュが発生。コンラッドは無事だったが、IGTC最高峰への初挑戦は悔しい結果となった。

インディ8時間ではジョーダン・ラヴに加えDTMで活躍中のインドのアルジュン・マイニを招聘。結果はメカニカルトラブルでリタイアとなっている。

アブ・バーカー・イブラヒム殿下は引き続きGTWCアジアへ参戦。
しかしポルシェ勢相手に苦戦を強いられ最高位は岡山の2位。年間順位は5位となった。これはAMG勢ではトップである。(AMG勢2位はクラフトバンブーのカオ・チーの10位)

目標はルマン挑戦

そんな殿下ご兄弟の目標はルマン24時間レース参戦で、ジェフリー殿下は一昨年はアジアン・ルマンシリーズにも参戦。


序盤戦はルカ・ストルツに加えスーパーカーズのスタードライバーであるブロック・フィーニーをシルバー枠として起用する豪華体制での参戦。

最終ラウンドのアブダビでの連戦で2連勝を飾るも2点差でルマン出場枠とチャンピオン獲得を逃す悔しい結果となった。

2024年末、タッグ解消…。新体制発表へ…!

そして2024年末に5年間続いたトリプルエイトとのタッグを解消することを発表…。ジェイミー・ウィンカップやルカ・ストルツ、ブロック・フィーニーにミカエル・グルニエ、リッチー・スタナウェイ、SVGら超豪華なドライバーがドライブし、多くの勝利を獲得したドリームタッグは終わりを迎えた。

そして2025年2月28日、日本時間21時に新体制を発表するそうだ。殿下がどんなカテゴリーでレースをするのか、非常に楽しみだ。

著者のJMRの思い出

ここからは著者オリバーの個人的な思い出を…。

滅茶苦茶応援していた体制だったのでタッグ解消を聞いた時はショックだった。

2023年のトリプルエイトJMRのコンテナ

2023年の富士でに初めてGTWCアジアを観戦した時、トリプルエイトのピット前にいたらジェフリー殿下にレッドブルを貰ったのは一生の思い出です。
(ちなみにもったいなくていまだに飲んでません…賞味期限切れてます…。)

鈴鹿でチームのウェアをマレーシアから輸入して着て応援に行った。殿下やチームの方々も喜んで貰えて、サインを貰ったり写真を撮ってもらえたりした。嬉しかったな~!

鈴鹿で表彰台を獲得したトリプルエイトJMR

2024年も富士と鈴鹿に応援に行った。富士ではWポールと期待したけどレース1はまさかのスタート前にリタイア…。悔しかった…。

でもレース2でクラス表彰台をとれて、鈴鹿でも表彰台。少しずつ調子が戻っていて嬉しかった。

2022年にGTWCオーストラリアへ参戦した際のミニカー

僕は2年間と短いけど、トリプルエイトJMRを応援しながらGTWCアジアを見れて本当に楽しかった。

どんな体制や活動になろうとも、僕はこれからもJMRを応援し続けますよ!

今夜21時、新体制発表が楽しみです!

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