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GTWCアジアファン的 アジアンルマン注目エントリー紹介!

こんにちは!オリバーです!
さて、2週間後に開幕を控えたアジアンルマンシリーズを、GTWCアジア大好きオリバー視点で書いて行こうかなと思います!


25台のGT3が参戦!計42台が出走へ!

2024‐25年シーズンのアジアンルマンはセパンで開幕!ドバイとヤスマリーナで4時間レースを各2回ずつ行いルマン出場枠を取り合うレースとなっている。

GT3クラスが圧倒的な盛り上がりを見せており、ヨーロッパ、アジア勢を中心に25台とアジア圏ではGTWCアジアの次に多い参戦台数となっている。

LMP2クラスにはプロトンからIMSAチャンピオンのトム・ディルマンが参戦!
ヤコブセン、ウィタート、ベシェ、ヴォーティエ、キャッツバーク、バキシビエール、ハリー・キングらマニア好みのドライバーが多く参戦する。

GT3もとても濃いラインナップだが、語りきれなのでエントリーリストをチェックして頂きたい。

今回はGTWCアジアにも参戦している3チームを中心に注目エントリーを語っていく。

#57 ケッセル/カーガイレーシング

日本から唯一エントリーとなるのはカーガイレーシングだ。
フェラーリ296GT3を走らせるのは、木村武史選手(日本,ブロンズ)のチームメイトにはエステバン・マッソン(フランス,シルバー)、ダニエル・セラ(ブラジル,プラチナ)とELMSと同じドライバー構成となっている。

ストックカーブラジル等で活躍、F1ドライバーのチコ・セラを父に持つダニエル・セラはケッセル/カーガイレーシングのエースドライバーとして長年木村隊長とコンビを組んでいる。

今年レクサスからWECにも出走したマッソンは来年からゴールドライセンスとなる為シルバードライバーとして参戦する最後のレースになるはずだ。

開幕セパンラウンドは木村隊長が娘さんの結婚式で欠場するためフェラーリチャレンジで圧倒的な強さを見せGT3の経験も豊富なジェントルマン、内田優大選手が代役参戦する。

#87 オリジン・モータースポーツ

GTWCアジアでチャンピオンを獲得したオリジン・モータースポーツもアジアンルマンに初挑戦する。

ドライバーはボー・ユアン(中国,ブロンズ) レオ・イェ ホンリー(中国,シルバー) ラウリン・ハインリヒ(ドイツ,ゴールド)のトリオとなる。車種はポルシェ911GT3Rだ。

ボー・ユアンレオ・イェホンリーは中国出身のドライバーで、2人は今年のGTWCアジアで多くのプロドライバーを抑えチャンピオンを獲得した。
ボーは昨年までシルバーカテゴライズだったが、今年からブロンズに。
これでGTWCアジアのシルバー・アマクラスに参戦することが叶い、イェと共に圧倒的な強さを見せシルバー・アマを制し、総合チャンピオンを獲得した。
この躍進は元々積んでいたシルバークラスの35キロの重りをなくすことができたのも大きいだろう。

イェはシルバーライセンスながら速さを持っており、メーカー派遣のヨーロッパのファクトリードライバーに劣らない走りを見せる。マカオのGTレース優勝や中国のツーリングカーレースでもチャンピオンを獲得した実力派である。

そしてエースドライバーにはドイツのハインリヒを起用。ポルシェ期待の若手ドライバーで、GTWCアジアでもオリジンから参戦、速さを見せていた。

GTWCアジアで圧倒的な強さを見せたオリジンのトリオは個人的に大本命と予想!注目して頂きたい。

#2&#14 クライマックス・レーシング

毎年勢力拡大中のクライマックス・レーシングもアジアンルマンに挑戦する。

アパレルブランドも持つ中国のチームは2号車にラルフ・アーロン(エストニア,ゴールド) エリアス・セッパネン(フィンランド,シルバー) ジョウ・ビンワン(中国,ブロンズ)

14号車にルーカス・アウアー(オーストリア,プラチナ) リン・カン(中国,シルバー) ルー・ウェイ(中国,ブロンズ)となっている。車種は2台ともAMG GT3だ。1人づつ紹介していきたい。

エストニアのラルフ・アーロンは元々フォーミュラで活躍したドライバーだったが、一時引退状態にあった。今年からメルセデスのジュニアドライバーとして本格レース復帰。
GTWCアジアでクライマックス・レーシングをドライブして他、スパ24hやマカオGPにも参戦した。
F2参戦中のポール・アーロンは彼の弟である。

エリアス・セッパネンは今年のGTマスターズチャンピオンの21歳の
若手だ。因みにチームメイトのトムは16歳だったというから尚驚きだ。
来年はDTMに参戦するという噂だ。

ジョウは中国のジェントルマンドライバーでGTWCアジアで活躍。デニス・リンドやジュール・グーノンといった強力なチームメイトを迎え徐々に実力を上げている。
日本に滞在しているようで日本語学校で日本語を勉強中という噂だ。

ルーカス・アウアーはDTM等で活躍中のAMGファクトリードライバーでかつてはスーパーフォーミュラにも参戦し表彰台を獲得。ゲルハルト・ベルガーさんの甥っ子だ。勿論とんでもなく速い。

リン・カンは中国のシルバードライバーで実力派と言える。ヨーロッパのレース経験もありバイコレスのLMP1マシンをテストした経験もある。昨年はGTWCアジアに参戦しシルバーカップでチャンピオンを獲得した。

ルー・ウェイは意外なチームからの参戦と言える。元々オリジンの4号車をドライブしてGTWCアジアで活躍、2年連続でチャンピオン争いを展開していたが、今回はライバルチームのクライマックスからの参戦となる。
ブロンズライセンスのジェントルマンドライバーだが年齢は若く38歳。2019年にはケッセル・レーシングからルマン24hにも参戦した。38歳となるとGTWCアジアで組んでいたパトリック・ピレの方が5歳年上となる(汗)

その他GTWCアジア勢

他にもGTWCアジア勢は参戦するのだが、個人的にあまり語ることが出来ないラインナップだったのでざっくり紹介したい(爆)

アジア最強のGTチームであるアブソリュートはフェラーリ296GT3を走らせる。
WECでイソッタ・フラスキーニをドライブしたタイのカール・ベネット(タイ,シルバー)とそのお父さんであるグレゴリー・ベネット(アメリカ,ブロンズ)親子がドライブ。
エースドライバーにはクリス・バン・デル・ドリフト(ニュージーランド,ゴールド)がドライブする。クリスは主にポルシェのカップカーやスーパートロフェオで活躍したドライバーだ。

また、アール・バンバー氏率いるEBMはアストンマーティンを走らせる。こちらはプロドライバーに今年のスパ24hで優勝したマルコ・ソレンセンを迎え入れる予定だ。

地元マレーシアのトリプルエイト・JMRは当初参戦を予定したが両者の提携解消もありマレーシアのエントリーリストからは姿を
消していた。
殿下ご兄弟にとって憧れであるルマン挑戦。夢は絶対諦めていないと思われるので、今後の動向に注目したい。

終わりに

紹介したチームの他にもヨーロッパからAFコルセ、マンタイ、プロトン、ゲットスピード等超強力なライバルが参戦を予定しているアジアンルマンシリーズ。

マレーシア、セパンでの開幕が待ちきれない。

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