デビット・ジプトビアントロ【GTWCアジア ドライバー紹介 LAP1】
さて、気まぐれで始めたNOTEですが、とりあえず思いついたや調べた事をメモ代わりに書いていこうと思います。
今回は今年のGTWCアジアのアマクラスチャンピオンの紹介です。
プロフィール
デビット・ジプトビアントロ (David Tjiptobiantoro)はインドネシア出身のレーシングドライバー
FIA ドライバーカテゴライズはブロンズ(アマチュア)に区分されている。執筆時点では48歳とのこと。
2024年はGTWCアジアに参戦。AMAC・モータースポーツや世界の濱口弘がドライブするFFFのアウディとの戦いを制しGT3アマクラスチャンピオンを獲得した。
生い立ち&キャリア
デビッドの父親も地元のレーサーで幼いころからレースを見て育ったとのこと。
エンジンの轟音とスピードのスリルに魅了されたデビットは2009年頃にフェラーリ F430を購入。その際にオファーを受けた事をきっかけにレース参戦をスタート
2014年にフェラーリ・チャレンジ・アジアでチャンピオンを獲得。セパン12時間やスパ24時間にも参戦し完走を果たした。
ブランパンGTアジアではインドネシアの元F1ドライバーのリオ・ハリアントとコンビを組んでT2モータースポーツから参戦。
また、アジアン・ルマンにも同チームから参戦。
この時のシルバードライバーがクリスチャン・コロンボで、彼が2024年からブロンズに格下げされた事をきっかけにGTWCアジアのアマクラスに参戦を決めたそう。
2人がドライブするガレージ75はGTWCアジアで全戦でクラス4位以内で完走という安定感、5度のクラス優勝を獲得しチャンピオンを獲得した。
タイラウンドのみコロンボが欠場、ワイザ―がドライブしたことによりコロンボはチャンピオンを獲得できなかった。
それでもドライバーランキングで2位なので、彼らの強さがわかるだろう。
因みにワイザーは2025年からシルバーに格上げとなっている。
コロンボやワイザーは反則級ブロンズのようにも見えるが、GTWCアジアのアマクラスには型落ちのポルシェでアブソリュートやオリジンの最新型ポルシェと同等に走るベン・ポーターやELMSでチャンピオンを獲得した濱口弘さんがいるのでまぁいいのだろう。
レーサー以外の顔
デビッドの本職は実業家であり、元々裕福な家庭で育ったそう。
様々な事業を展開しているとされ、その一つがシンガポールの日本食レストラン『ISHI 石』のオーナーである。
デビッドのパートナージュリー・エステールさんというインドネシアの有名な女優さん。
著者は映画の知識がなく詳しいことはわからないが、国際的にも知名度がある(?)スターとのことらしい。
デビッドの強さとレースへの情熱
デビッドの強さの理由には他のレーサーより集中力と決意の強さがあるという。
こだわりが強く、綿密な準備を行いトレーニング、コースの研究、戦略などパフォーマンスを向上させる為の努力を惜しまないとのこと。
デビッドの成功は彼の努力だけでなく、モータースポーツの情熱と競争への喜びも強い。
デビッドはインドネシアのインタビューで「私にとってレースは単なる仕事ではありません、それは生き方です。アドレナリンが湧き出る感覚と、自分を限界まで追い込む感覚が大好きです。」と話している。
終わりに
2024年のGTWCアジア、アマクラスを席巻したデビットとガレージ75。来シーズン以降の彼らの活躍に注目して頂きたい。