日本のサラリーマンは投資すべき
日本のサラリーマンは、企業が利益を株主へ還元する方針であるため、給料をあまり多くもらえていない。また、株の譲渡益や配当金の税金はたった20%であるのに対し、所得税はずっと高い。これは労働者はずっと労働者であり、富裕層はずっと富裕層であるために設けられた意図的に作られたシステムなのである。サラリーマンで頑張って年収1000万稼いでも、がっぽりと所得税を取られるのに、株の配当で10億円もらった人は、たった20%の税金を払えばよいのである。こうしてごく一部の特権階級の人間のために、労働者は奉仕しているのである。
そこで、冷静に考えると、サラリーマンも給料の一部から株を買えばよいのではないかというアイデアがでてくる。企業が株主に還元する利益を、自分も貰ってしまえばよいのである。もちろん、勉強も必要だし、試行錯誤する期間も必要であるが、ある程度慣れてくると、株で利益をあげることは、それほど難しくないことが分かってくる。(もちろん大暴落で大損するリスクはある。だが、暴落すると分かっていれば空売りして儲けるという手段もある。)
毎日売ったり買ったりするのではなく、優良株をガッツリ買っておいて、10年間以上保有し、配当金を貰うのである。企業が株主優先ならば、自分も株主になって、企業のオーナーになってしまえばいいのだ。これだけインターネットが発達しているのだから、実に簡単に口座を開いて取引できる時代だ。たとえば1000万円を利率4%の株に投資すれば、年間40万円、まったく働かずに手に入れることができる。これを悪い事だと思ってはいけない。これを悪い事だと思わせているのは、「働いてお金を稼ぎなさい」という道徳であり、その道徳の出どころは、富裕層が労働者を労働者にしばりつけておくために考え出したものであろう。年間40万円の補助があったら、どんなに生活が楽になるだろう。
こういうわけで、サラリーマンこそ投資を始めるべきだと、僕は思っている。ただし、最後に付け加えるけど、今は株の買い時ではない。アメリカの株が緩和マネーにより、異常に熱狂し、バブル状態になっているので、いつ暴落がきてもおかしくないという状態になっていると、僕は思っている。(僕も株は全部うって現金にしている。)買い時は、その暴落が来た時だ。もし興味が出た方がいたら、暴落が来る前に証券口座を作っておくとよいかもしれない。また、投資は損をするリスクが必ずあることも付け加えておく。