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休学の話〜2021年1月から3月末まで

2021年1月1日、朝から友達とお雑煮を作って、買ってあったおせち料理をお皿に盛って食べた。その後、近くのそこそこ有名な神社に初詣に行き、その足で実家に帰った。約半年振りの家は、当たり前だがほとんど変わっていなかった。友人と食事にもいけた以外は、家からほとんど出なかった気がする。正直あんまり記憶がない。安心仕切って気が抜けてたんだと思う。

2021年の1月と2月は日常の運営にプラスして、中学生英語科のメインイベントである英検実施のための業務があった。職員さんが休職してしまったので、責任者は私である。「普通、大学生が英検の責任者なんてやらないだろうし、良いのか私で」と思いながら、緊急事態だったのでしょうがなかった。施設としても毎年実施していることなので、ガントチャートがあったし、過去に中学生英語科を経験している職員さんがいたお陰でなんとか実施はできた。
英語が嫌いで、英検すら受けたことがない私が、子どもたちに英検を受けるように促し、施設の職員とインターンにも協力してもらって何事もなく終わった時には、ものすごく安堵したのを今でも覚えている。

2021年3月、中学3年生は高校受験、高校生は期末試験と、学習の支援を日々しながら、担当していた範囲の引き継ぎ資料作成に追われていた。
引き継ぎの資料作成に関しては、引き継げるほどのことをやってこれてないと思っていたし、私のやり方よりも、他の職員さんやインターンの方が上手くできるだろうから、資料を作る意味が見出せず先延ばしにしていた。そうしたら、施設長に「周りが見えてないところでやっていた努力や仕事は当たり前に周りにはわからないから、とにかく何をやっていたのかは残すように」言われ、とりあえず作成はした。とりあえずレベルで、全然ダメダメな資料だったと思う。引き継いだ職員さんには申し訳ない…

2021年3月末、生徒たちの修了式や卒業式にバタバタしつつ、実家に戻る準備をした。最終活動日の前日に、大学生インターンの仲間で集まって、お泊まり会を企画していたが、コロナが増えていたため、施設長からストップがかかりできなくなった。その残念感もあり、最終日はあんまり良い感じではなかった。
だいぶ涙もろい私のことだから、最後泣くんじゃないかなぁと予想していたけれど、全然泣けなかった。そして、泣けないことが悲しかった。もちろん1年一緒に仕事をして色々経験させていただいて、愛着もあるし、これで終わりだという喪失感もあった。だけど、ほとんどの職員やインターンと食事に行ったりプライベートで話をしたりということができなかった。また遊びに戻ってきたいという気持ちもあったが、遊びに来ても良いか聞ける存在ができなかった。



これで、休学の話〜シリーズは終了。復学した大学4年のうちに書ききるつもりだったのに、いつの間にか社会人になっていた。
インターンの最後は、なんとも言えない気持ちのまま終わったが、総じて1年休学するという決断をして本当に良かったと思っている。過去の自分を褒めたいくらい。
この1年があったから、できたことがあるし、出会えた人もたくさんいる。まず何より自分について知ることができた。

本当は復学した1年のこともまとめたいと思っていたが、就職に至るまでのことや、卒論に追われているあたりのことは書いているので、やめることにした。

これからは、もうちょっと高頻度で、日記みたいな投稿をあげていきたい…


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