「どぅなんファンド」で100万円!
この話は、とある元地方公務員の映像クリエーターが自身の活動資金の調達のために行政機関(市町村などの地方自治体)の助成金100万円を申請して手に入れるまでの道筋を記録していくものです。
これから個人事業主として起業される方や、現在事業運営をされている方の今後の資金調達の選択肢を広げる情報になればと思っています。
1.起業支援の補助金・助成金とは
個人事業主の起業初期の資金は、自己資金(自分の貯蓄など)を使ってやりくりしているのが大多数だと思います。しかし、よく調べてみると意外にも「国や県、市町村が起業を支援する仕組み」が多く用意されています。
それが、「補助金」「助成金」です。
自治体(国や県、市町村)はそれぞれ立場は違えど、自分達の管理する地域内の経済活動が活発になると、ともなって税金による収入が多くなります。
そして結果的に自分達のサイフのお金(財源)が潤います。
財源がたくさんあるとやりたい事がいっぱい出来るようになるので自治体は嬉しいのです。
「〇〇祭りで打ち上げ花火をやろう!」
「給食費を無料化しよう!」
「保育所を作ろうぜ!」
とかいうアイデアは、自治体にお金(財源)があって初めて実現するからです。
そんなわけで、
それぞれの自治体のとっては自分の管理する地域の起業は是非うまくいって欲しい。そして沢山の人がそのチャレンジをして欲しいのです。
でもって、
あわよくば個人事業主にとどまらず会社化(法人化)して大きいお金を動かして法人税とかいっぱい納めて欲しいのです( ´ ▽ ` )。
そんな下心もあって各自治体は、そのスタートアップをお金の面で支援する仕組みを「補助金」「助成金」というカタチで用意しています。
⬇︎全国の補助金一覧がわかるサイトがあるよん❤︎
2.どぅなんファンド
全国の各自治体(市町村など)では、各自治体の計画に合わせて補助金・助成金の仕組みが設置されているのですが、僕の住む与那国町では「どぅなんファンド」というエキゾチックなネーミングで起業支援の助成金が用意されています。
詳細については与那国町のHPか窓口で確認してもらうしかないのですが、
与那国町HP(どぅなんファンド)
https://www.town.yonaguni.okinawa.jp/docs/2018051700013/dunanfund.html
メッチャ簡単に説明すると、
与那国町にあるものを使って何か与那国町にメリットになる活動計画を考えてね。審査に通ったら下記の金額をあげるから活動資金にしてね!お金は返さなくてイイよ!
・個人や任意団体 → 最大20万円
・個人事業主や法人 → 最大100万円
あ、でも
年度末には「活動実績」を報告してね。
ロクでもない実績だったらお金渡さないかもよ(・ω・)。
て感じの内容です。
3・どぅなんファンドに申請しよう
私は地方公務員として7年間行政職に従事していたので、この補助金・助成金に大きく関わっていました。もちろんその時の私は「補助金・助成金を受けたい人」の相談や申請の窓口など補助金・助成金を出す立場として仕事をしていました。そんなわけで、私は補助金や助成金の取り扱いに比較的慣れています。
そして今回、個人事業主として申請して100万円の投資をしてもらおう!と考えているわけなのです。
4.なんでnoteで発信すんの?
一見良いことづくしの「どぅなんファンド」事業ですが、大きなハードルがあります。
「プレゼンテーション」
そうです。
数名の有識者を前にして「いかに自分に投資する価値があるか」をプレゼン形式で説得しなければならないのです。
世の中の誰もがスティーブ・ジョブズのように立ち振る舞えるわけではないので、そりゃもう恐怖です。
「質問に答えられなかったらどうしよう」
「説明の意味がわからないって言われないかな?」
「めっちゃ酷評されたら立ち直れないかも」
そんなことを考えたら、モチベーションはだだ下がりです。
その結果、
2021年現在の時点で4年間も申請者がゼロです。
プレゼンに対しての恐怖はごもっともなのですが、
実はこの「どぅなんファンド」そこまでストイックな事業計画を求めてません。ましてやスティーブ・ジョブズばりのプレゼンなんて期待していません。かなり敷居を下げて和やかに審査しているのです。
では何故ここまで申請者がいないのか?
私は考えました。
「情報がない」のです
インターネットでどんなに探しても「どぅなんファンド」に関する情報がベラボーに少ないのです。人間は「情報の少ないメリット」より「確かなデメリット」を選びます。
ならば私が「どぅなんファンド」の申請に関して、情報を発信してネット上に残しておけば、これなら私でもできるかも!みたいな人が増えるかもしれなじゃないか\\\\٩( 'ω' )و ////
てな感じで、
①申請準備
②申請(事業計画提出)
③プレゼン準備
④プレゼン当日
⑤審査結果
⑥事業実施
⑦活動結果報告
⑧総括
これらをnoteに残しておけば、今後申請したい人が参考にできるのではないかと考えております。
とりあえずこんな感じでスタートしますが、
情報資産として価値のあるカタチで投稿できればと思っています。
読み物として楽しんで頂ければ幸いです。
ではまた(・ω・)。