イリュージョンを終えて。
ここを歩くピークを超えて、
やっと帰ってきた私の居場所。
手を広げて守る中身の擬似体験を終了して
ホームに戻った今。
ここだったんだ。非常に心地いい。
ホッとほと息つく。
この世界を見守ることが好きであり、
手の中の苦しみも楽しみも、
全部が自由であり、好きなようにやっていい。
あなたがあなたらしくいられるなら。
大自然のごく一部にすぎないさ。
目に見えないエネルギー体で存在することこそ、
誰にも賞賛されなくても、認められなくても、
心が求めているものなんだ。
その大きく伸ばした手は、
優しくて、癒してくれる。
どんなことも受け止めて、守ってくれる。
伸び伸びと手を広げる居場所で
私は静かに目を閉じて、
抱きしめるのだ。
だいじょうぶ、いつも見守ってるから、と。
oli